つばきファクトリー、“正統派”のイメージすら刷新した2度めの単独武道館公演

つばきファクトリー CONCERT TOUR~PARADE 日本武道館スッペシャル~

さて、そんなわけで、2022年5月16日の月曜、九段下は日本武道館にて「開場17:00/開演18:00」となる つばきファクトリー2回目の単独武道館公演が開催されました。

以降、はるか天空席からであれど、そして、とてものことに全体を見通せず、あくまで報告者の注意を惹いた限りで記憶と印象に残ったものでしかないけれど、参加した所感をレポいたしますね。

オープニングアクトと、本編オープニング

OA 『恋のクラウチングスタート』(OCHA NORMA)
オープニングアクトは後輩グループたる OCHA NORMA によるパフォーマンスです。スクリーンに抜かれる田代すみれさんが、モーニング娘。の羽賀朱音ちゃんに似てるねって思って、そう思ったせいか、急に羽賀ちゃんも田代さんも、めっちゃ美人に思えてきたりして、やはり武道館公演本編を前にして、客席も何かと上滑り気味です。リーダー斉藤円香さん、やっぱり嗣永ももち先輩に似てるなあって…

ベタだとは思うし、もしかしたら “言うまでもない” ことかとも思いつつ、つばきファクトリーも、先輩のOAとして武道館を経験していたことを改めて思い返したりします。

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そうこうするうち、武道館の照明が落ちて、いよいよです。
オープニング、一人ずつポーズを決めて登場するのがカッコ良くて、もはや “あの透明感にあふれた初々しいグループが…” みたいな述懐が、失礼であるとすら感じられるほど。オープニングの登場の段階で、すでに不敵な笑顔を見せる岸本ゆめのさんが目に飛び込んできて、背筋がゾワゾワします。

若干余談ながら、新メンバー4人の逸材っぷりに腰を抜かし続けた日々であることは争えないとしても、この決めポーズってあたりは、さすがに8人の先輩たちに一日の長があるかと。

そして、浅倉樹々ちゃんが、いきなり雄叫びます。「行くぜ武道館!!」って!
この樹々ちゃんが思いっきり雄叫んでる一方で、樹々ちゃん、眼が「嬉しい、嬉しい!」って漫画みたいに喜んだ形になっていて、樹々ちゃんの躍動を伝えて余りあります。ロックですよね。
その上で、この1発目に『マサユメ』ってことで、そりゃ、上がるよね!

そのまま4曲立て続けに

01・『マサユメ
オープニングでいきなりの『マサユメ』ですが、前回の武道館のように『マサユメ』を繰り出す仕掛け(セトリのラスト/『今夜だけ』で終わりかと思わせておいての『マサユメ』)がなくとも、めちゃくちゃ上がります。樹々ちゃんの雄叫びもあってか、オープニングからこんな感じの動悸と鳥肌で大丈夫かと心配になるほど。
楽曲の収束につれて正面ステージへ整列していったことまで含めて上がりっぱなしです。
02・『涙のヒロイン降板劇
秋山さんの後ろで抜群の笑顔の豫風ちゃんが目に飛び込んできて、めっちゃ可愛くて困りますが、4人1組で3ブロックに分かれるところから左右に張りだしたウイングへ展開して、もう誰がってわけじゃなくて、いきなり12人が12人とも自信満々なことが伝わってくるようです。ある意味で “切ない” 内容を歌う楽曲のはずなのに、『マサユメ』からの流れで鳥肌が収まらないのは、自分でも驚き。
03・『約束・連絡・記念日
この楽曲のイントロすら(録音素材だから、そんなわけないのに) “強さ” が感じられる不思議。八木ちゃん劇団四季風の発声が良い感じに活きて来てるのでは?と思いますよね。いかにも突出しています。樹々ちゃんも髪の毛バッサーって振り乱してるし、なんで特別な勝負曲、鉄板曲ってわけでもないのに、こんに盛り上がるんでしょう。まだ3曲目ですよ? 12人から感じられた自信満々が全然揺るがないですもん。
04・『笑って
ここで『笑って』かと!
これも愛らしい雰囲気満載の楽曲だったのに、もう力強い押し出しとしてしか感じられないほど。岸本さん、ほんとに表情が良く、小野田さんもニッコニコだし、スクリーンに映し出されるメンバーの表情からして、とんでもなく輝いています。ほんと理子ちゃんがアイメイクのせいもあってか、表情強めなのよ。

意気込みのご挨拶から前半戦まで

4曲目の『笑って』を終えて、暗転からのセンターステージでご挨拶へ。メンバー一人ずつ意気込みを述べます。

豫風瑠乃 よっふーーー!
めっちゃ盛り上がってま~す!いぇーーい!
今日は皆さんと全力でぇ、がんばるのーーー!
福田真琳 みなさん、こんばんワラビー!(わらびぃ~~↑って感じで左右を見回して…)
緊張と皆さんへの想いをパワーに変えて、12色のなかの「青つばき」として、今日も咲き誇りたいと思います
最後まで、釜揚げ↑揚げ↑で頑張りましょう♪
八木栞 (いきなりニコニコで)前回の武道館からの成長、そして私の新たな一面を見て下さい♪
河西結心 今、とっても緊張してるんですけど、でも私たち つばきファクトリーの良さを皆さんに見てもらえるように
秋山眞緒 最高のステージを届けられるように頑張りますので、皆さん、私たちから一秒たりとも目を離さないで
小野田紗栞 私にしか見せることのできない大人可愛いをお届けします♪
小野瑞歩 武道館、ただいまーーー!!
今日は、この(といって上を指さして)日の丸の赤よりも熱い時間を過ごしましょう!
浅倉樹々 つばきファクトリーが皆さんの癒しになりたいと思います
今夜は思う存分、浮かれていってください!
岸本ゆめの 今日の目標、ここに居る、映画館で見てる、お家で見てる方全員が興奮して眠れなくなるようなステージをお届けします!
谷本安美 この時間を つばきファクトリーに使ってくれたことを後悔させないようなコンサートにします!
新沼希空 皆さんに、た~~くさんの愛をお届けしたいと思います。
山岸理子 つばきファクトリーにしかできないパレードの世界へ皆さんを連れて行きます!

全員のご挨拶が印象深い次第ですが、元気でめちゃくちゃニコニコしている豫風瑠乃さんと、そして小野瑞歩さんのご挨拶がとりわけ印象深いところです。そして、どこか定型的な定番フレーズを繰り出しがちであるようにも見える希空ちゃん、その定番とも相俟って、めっちゃ “おめかし” してるようで、ほんとに可愛いです。

しつこいようですが(現にしつこいわけですが)メイク強めなリーダー山岸さん、めっちゃ表情強めで、もはや笑えて来るほどですけど、そんなご挨拶も、比較的早々に切り上げてライブ本編へと流れて、ステージのボルテージは(オープニングの『マサユメ』で、すでにかなり高めの位置からスタートしたっていうのに)上昇の一途をたどります。

05・新曲『弱さじゃないよ、恋は
新曲初披露なんですけど、やっぱり理子ちゃんのスクリーンに抜かれる表情が強くて、そんな印象も影響してか、可愛らしいミディアムテンポな感じなのに、もう強い楽曲だって印象しかありません。「♪弱さじゃない」って歌ってもいるし。
驚きの発見もいくつか。八木ちゃん、低音もいけるんですね。真琳ちゃん、顔小っちゃいのに背が先輩と同じくらいで、リアルのステージとスクリーンを交互に見てると、なんか遠近感がおかしくなりがちです。安美ちゃんが情感たっぷりなパートを歌っていたことも。
06・『ふわり、恋時計』 
あんなに嫋やかだった楽曲すら!って感じで、パフォーマンスの強さ、メンバーの自信満々さに圧倒されっぱなし。しかし、樹々ちゃんも瑞歩さんも綺麗なお姉さんになったねって思います。(一方、希空ちゃんは、”めっちゃ希空ちゃん” としか言い様がない感じ)
センターステージで12人がパフォーマンスしてたかと思ったら正面ステージへと、なんかほんとに流れるような場位置移動です。
オープニングから、この辺りまで、なんか樹々ちゃんが圧倒的で、あちこち全体的に見ていたいんだけど、樹々ちゃんに惹かれることったら!

とくに流れの切れ目なく無言のまま街の雑踏的なイメージを寸劇風に… 思い思いに過ごす風、秋山まおぴん、理子ちゃんはダンスしてる?感じで…
そして、中央で固まる12人の真ん中で、樹々ちゃんが静かに「私のすべてを見せたいの」と。

07・『初恋サンライズ
左右のウイングに展開するメンバーたちですが、ウイングに駆け込んで行く時も歌を途切れさせません。真琳ちゃんの「こんな気持ち初めて」に意識を奪われていたら、メンバーたちがまた、いつのまにかセンターに集まっていて、ほんとに流れるようです。カメラに向ってニコニコと手を振る余裕の樹々ちゃん…かと思ったらズダズダって足音も響くような力強さでセンターへ

以降、メドレーって感じで数曲パフォーマンスされますが、しかし楽曲の省略はなく、流れるように息継ぎなしで連続して… そこから先は、再度ページを切り替えて。

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