小片リサの小片リサによる小片リサのための RISA OGATA CONCERT 2023 Coeur à coeur、2023年最初のステージから

はじめに：コットンクラブ　近い距離の艶めかしさ

公演終わりのご挨拶で、小片リサさんは、こんなことを言います。
曰く、コットンクラブはステージと客席が近いから、パフォーマンス中も皆さんの “楽屋メシ（ピリ辛ませそば台湾風）” の匂いがステージまで漂ってきて、良い感じに緊張が解けました、って。

そのご挨拶そのものは、小片さんが「あ、でも、ご飯のことばっかり考えてたわけじゃないですよ」と続けて会場が笑いに包まれるところで落着します。他にも、”食事” ではなく「ご飯」と言ったり、”自宅” ではなく「お家」と言っていたり、しっかりしているようで居ながらコメントの端々で可愛らしさがのぞく小片さんではありますが、ここでは、小片さんも述べていたコットンクラブの距離の近さに触れたいところ。

丸の内から有楽町へ向かう途中の東京ビルTOKIA 2Fに位置するコットンクラブは、それなりに “お高い” 雰囲気でありながら、ステージとの距離の近さが、半ば艶めかしいほどです。

ステージには小片リサさんだけでなく、Bitter&Sweet の田﨑あさひさんも、長谷川萌美さんも、つばきファクトリーで小片さんの後輩にあたる八木栞ちゃんも、福田真琳ちゃんも登場しますが、特に八木ちゃんと真琳ちゃんが、なんだか つばきファクトリー のホールコンとは全然違う近い距離で妙に大人っぽくてドキっとします。もちろん距離が近いというなら、個別系のイベントでは、もっと距離が近いわけですが、個別系のイベントではファンと差し向かいで “お話し” をするわけで、メンバーもそのつもりで臨むせいか、どこか眼の光も、ライブパフォーマンスの際とは異なってる感じ。その点でコットンクラブは、メンバーがパフォーマンスするつもりで、それ用に自分の内面をチューニングして登壇しているところへもってきて、非常に近い距離でそれを観覧しているというわけで、なんだか “艶めかしさ” の質が違うんですよ。

八木ちゃんも、小鼻がツンと上を向いている様子も含め、その幼く愛らしい表情がまるごと、手を伸ばせば届きそうな距離にあるし、真琳ちゃんも、魅力的な面差しだと一部で話題になった眼元がキラキラくるくると表情を変える様子が、ほんの数メートルもない先で展開されます。繰り返し、単純に距離が近いってだけの話ではなく、この日の感想を述べるご挨拶で、真凛ちゃんが、お姉さま方が “妖艶だ” と述べて、八木ちゃんに対しても “普段は見せない表情で、良い女に見えた” とお話してくれたように、しっかりパフォーマンスするつもりで調整してきたメンバーが近い距離にいる、ってことが非常に得難いってところです。

さらには、ライブ終わり（アンコール前）に、登壇していたメンバーたちが客席を通って奥に引っ込む演出が繰り返されるんですけど、コロナ禍でハロコンでの客席降臨が行われなくなって久しいなか、メンバーが自分のすぐ前を数センチといった距離で駆け抜けていく体験は、今やコットンクラブでのみ経験できると言っても過言ではないかと。

RISA OGATA CONCERT 2023「Coeur à coeur」in コットンクラブ

といったわけで、2023年１月27日の金曜日、上述のコットンクラブにて、2023年となって初めての小片リサさんのステージが “RISA OGATA CONCERT 2023「Coeur à coeur」” として開催されました。

当日の公演は、２回まわしですが、何分平日につき “開場20:20／開演21:00” という終演後電車で帰宅したら余裕で日付が変わっている厳しい時間帯の公演に参加して来ました。

そのセトリと概要は下記のとおりです（↓）。その所感というか、わたくしの印象的なものは、ページを切り替えてからってことで。