PINK CRES. LIVE 2019、サブタイトル「CHANGE PRIDE」がファンに突きつけたものとは?

「Berryz工房との距離感」なんてものは、なかった

そんな雅ちゃんの変化も改めて新鮮だったりする2016年のバースデーDVDなんですけど、そこでも、Berryz工房が活動停止してから自分は何をやりたいのか懸命に考えたとか、不安だったとか語ってくれる中で、24歳(当時)の雅ちゃんを示す漢字一文字ってことで、夏焼さんは「新」という漢字を書いてくれています。曰く、すっごく不安だけど、これから何ができるか、自分でもとっても楽しみだから、新しい雅を見ていて欲しいと。

そうして、やっぱり嬉しそうに笑っている(液晶の向こうの)雅ちゃんを見ていると、「独特な Berryz工房との距離の取り方をしている」と感じたり、それが「自分が選んだ2人への責任を自覚しているから」なんじゃないかと想像を逞しくしたりしているのは、こちらが “一方的に Berryz工房に拘っている” だけのことだと、そう叱られているような気持ちになります。むしろ、しっかり言葉にして語ってくれなければ、往時の思い出を感動的に語ってくれてなければ、Berryz工房と距離を取っているとか、そんな勝手なことを感じてしまうような私のようなファンの側こそが、表面だけのありきたりなストーリーを勝手に託しているという意味で、Berryz工房を軽んじているとも言えるのかも知れないなとすら。

夏焼雅さんは、特に表に出すこともないほど、当たり前のように Berryz工房は血肉化されているのであって、そんな勝手なファンの思惑なんぞ知ったこっちゃなく、それこそ自由に奔放に、 “今” を歌っているのかも知れません。

そんなステージだからこそ、ステージに夢中になりすぎちゃって、メモを失敗したりするんですよね。それほど、一瞬も目を離せないステージだったと。

PINK CRES. LIVE 2019 ~CHANGE PRIDE~

繰り返し、2019年2月15日の金曜日、新宿 ReNY にて、PINK CRES. ライブツアーの東京公演が開催されました。題して『PINK CRES. LIVE 2019~CHANGE PRIDE~』。
新宿ReNY前から新宿アイランドタワー周辺のコンビニのイートインまで、どこか懐かしいベリヲタらしき人々の顔を見ることができつつ、そんな面々が、これから楽しもうとするツアーのタイトルは “CHANGE PRIDE“。

ツアータイトルが語るもの

上に述べたとおり、いつまでも目に見える形で表面に現われた Berryz工房の面影ばかりを追い求める態度を(そんな態度を示してきた投稿者自らが)”愚か” だったと自省するほどの、颯爽としたエネルギッシュな PINK CRES. のライブでした。雅ちゃんをめぐって、あれこれ思いを巡らせていることを軽やかに笑い飛ばすかのような、パワフルで、かつ愛らしく魅力に溢れた PINK CRES. のライブでした。
そんなライブのタイトルが、”CHANGE PRIDE” って、もう、たった2単語だけの、このタイトルが、多くのファンが依然として “あの Berryz工房” を通して雅ちゃんを見ているであろうことを踏まえて、今現在の PINK CRES. を実に饒舌に語っていると思いませんか。

投稿者が参加できた “CHANGE PRIDE” は「開場20:30/開演21:00」の公演、影アナは小林さんです。

新曲3曲を含む(アンコール含めて)全18曲で送りされた圧巻のライブでした。しつこいようですが、メモに失敗するほど、ステージに釘付けになった、すばらしいライブです。上に述べてきた “CHANGE PRIDE” とのサブタイトルでのステージ、そのオープニングが新曲で、しかもタイトルが『Girl’s Pride』だってんですから、やっぱり、いろいろ脱帽ですね。

もちろん、『fun fun fun』とか『キレイ・カワイ・ミライ』あたりは、すっかり PINK 定番で鉄板化も著しいわけですし、こちらも “待ってました” 的なところがあったりします。『Sing To The Sky』や『ルート・シクスティーン』あたりは、ニューロンのつながりの奥底に鎮めたはずの “なかったことにされてる若き日の個人的なあれこれ” が微妙に刺激されて、遠い目もしがちだったりします。『Summer Wonderland』は脳内リピートが鳴り止みませんし、嬉しそうに楽しそうに歌っている雅ちゃんのゴージャスさだったり、意外にも声量があって声が伸びる二瓶さんのボーカルの心地よさだったり、小林さんの独特なラップやコーラスから “いかにも小林さん” という枕詞をおくりたくなるほどのコケティシュなダンスだったり、そうした一切に伴って、雅ちゃんが2人を慈しみ深く見つめている様子など、など、など、そりゃもう、あれも、これも、みなさまにお知らせしたいトピックは山のようにあるんですけれども。

それでも、ここでは、上に述べたこととも関連する、MCでの印象的な場面に絞ってお伝えしたいなと。

物販グッズの紹介でシャツのイラストには物語があるのだとか細かく説明してくれたりと、MC にあっても、面白かったり楽しかったり印象深かったりしてお伝えしたいことは多いんですけどもね。それでも、ここでは、最初に述べていたことに関係するということで2点だけピックアップです。

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