PINK CRES. LIVE 2019、サブタイトル「CHANGE PRIDE」がファンに突きつけたものとは?

夏焼雅 バースデーDVD 2016

ここで紹介したいのは、2016年に発売された雅ちゃんのバースデーDVD(現在は発売終了)。痛恨にも2016年の1年だけの企画となってしまったメンバー個人のバースデーDVDですが(復活超希望)、このラインナップに、OGである雅ちゃんが参加しています。

バースデーDVDは、基本構成が共通で、カードから抽選するテーマトークに、メンバーが自分でやりたいことをやっちゃう企画の2本立て(Juice=Juice の植村あかりさんはトリマーの実地体験ってことでロケに行ってたりします)。
テーマトークって基本線は踏襲しながら、雅ちゃんのバースデーDVDは、留学中の徳永千奈美さんから届けられたサプライズのお手紙の末尾に書かれていた “Hoping you a special year!” を雅ちゃんが読めない(でニヤニヤと、画面の外に助けを求める)というオチがついたりしつつ(← この辺りは、ほんとに、さすが Berryz)、ほとんど全編、夏焼雅ロングインタビューって感じの作りになっています。

そこでは、新グループのメンバーを募集するにあたって、1回目のオーディションでは合格者が出ずに、すごく不安だったといった、当時の心境が語られます。

(現在の PINK CRES. メンバーが確定したのは2回目のオーディションだった/参考記事:夏焼雅の新グループメンバーが決定! 最終候補の二瓶有加と小林ひかる、2名合格

夏焼雅が醸し出すBerryz工房との距離感

Berryz工房が活動停止してから1年ちょっとの時期でのインタビューということもあって、このバースデーDVDでは(千奈美さんからのサプライズのお手紙にも触れたように)比較的、Berryz工房のことに多めに言及していますが(メンバーと会わなくなった、私たちは今まで守られていた、など、など、など)、そんなバースデーDVDでの雅ちゃんインタビューと比べちゃうと、今現在の夏焼雅さんは、ずっと “PINK CRES. の雅ちゃん” なんだなと思ったりして。

Berryz工房は活動停止してからも、活動を継続しているメンバーが折に触れてファンクラブイベントを開催してくれてます。それぞれのイベントの現場で、Berryz工房の楽曲を歌ってくれては、あの頃をファンと同じ目線で懐かしみ、Berryz工房としてのステージと活動を、今尚、愛してくれていることを示し続けてくれています。

もちろん、その基本線は雅ちゃんだって同じであることは言うまでもないわけですが。それでも、たとえば誕生日のバースデーイベントなんかも、ソロの夏焼雅のイベントであるよりは PINK CRES. のイベントとして開催されるし、Berryz曲を歌ってくれても、”たまにはこういうのも入れていかないとね” とか衒いに紛らせて、雅ちゃん本人の思い入れが正面から語られるようなところは少なかったりしました。思い入れを真っ正面から語るのを避けてるというか。

言葉の選択が適切かどうか微妙ですけども、なんというか、夏焼雅さんにあっては、”Berryz工房に頼らない” というか、”Berryz工房であったことを特別視しない” といったような感じでの、”突き放した” というわけでもなく “過去のことにした” というわけでもない、独特な(あくまで現在でも活躍してくれている他のメンバーと比べての)Berryz工房との距離の取り方をしていると感じていました(感じませんでした?)。

それは、自分が選ぶ立場でオーディションをしてメンバーに迎え入れた2人に対して、雅ちゃんは(芸能活動の先輩という以上の)責任を感じてもいて、自分が選んだ2人を後輩として愛してもいるから、その意味で、PINK CRES. という “Berryz工房 以降” への取組み方が問われているってことを、雅ちゃんなりに自覚しているからなんじゃないかと、そんなふうにも思っていたところだったのですが。

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