つばきファクトリー、ラクーアガーデンステージから始まった5thシングルのリリイべは超強力な楽曲だらけ

リーダー理子ちゃんによる無茶ブリ MC

MC は、リーダー山岸理子ちゃんの仕切り。
今般の新曲の聴きどころというお題でメンバーが一人一人発表する趣向ですが、発表するメンバーを、理子ちゃんが指名して、さらに理子ちゃんが指定したやり方で、新曲の聴きどころを発表させるというもの。

1回目公演 新曲の聴き所
誰?山岸リーダーの指定聴き所
谷本安美ふわり、恋時計
SEXYに
みんなの歌声
小野瑞歩三回目のデート神話
あいうえお作文/「し・ん・わ」で
んぐるのなかで今まで出してきた曲の中で
~~、1位2位を争うくらい
たしたちのカッコ良いところ見てね
小片リサふわり、恋時計
さおりんより可愛く
最後のサビの、みんなのソロパート
秋山眞緒三回目のデート神話
ギャルっぽく
腰のフリが、後ろに誰かいるんじゃないかってくらいケツアタックしてますから

谷本安美ちゃん、妖艶だと安美ちゃんが思う仕草でやるようにと強要されますが、SEXY っていうと、あんたたち、それしか知らんのかってくらい定番の、謎の身振り手振り(一歩前に出て、くるっと旋回して手を上に振り上げたりする一連のSEXY仕草)を繰り出します。と、”それしか知らんのか” と言いつつ、安美ちゃんはめっちゃ美人さんなので、それで十分 SEXY という要件は満たしているのに、やり切った安美ちゃん、メンバーが整列してるところに戻って「げはは」と笑います。この、佇んでるだけで SEXY なほどの美人さんと、謎のざっくばらんで懐深い おっさん の共存は、実に貴重かと。

小野瑞歩さんは、あいうえお作文で「し・ん・わ」とのお題を振られ、「ん」に困惑して、目でリーダーに訴えかけますが、鈍感なのか、プランB が思いつかなかったのか、理子ちゃんは、そのまま(瑞歩さんが困っていようとも)押し切るわけですが、そこで岸本さんが「リーダー、厳しなったな」と、ボソっと。
総じてこのコーナー、岸本さんの(誰にも拾ってもらえない)ボヤきが良い味を出していて

メンバー指定と発表の仕方の指定だけじゃなく、『ふわり、恋時計』と『三回目のデート神話』の、どちらについて発表するのかもリーダー理子ちゃんが指定していくわけですが、小片さんに対してだけ、最初に「どっちが良い?」とか、やさしく小片さんに選ばせてあげようとする理子ちゃん。すかさず、岸本さん、誰にも拾ってもらえないことがわかっていながら「そんな20歳の絆なんか、いらんから」と。

この、岸本さんがボヤいたり突っ込んだりしてるのに誰も拾わないってのも、メンバーたちも、”あーー、きしもん、なんか言ってんなーー” とか、”みんな、放ったらかしてんなーー” とか微妙に面白がってる感じがあって、つばきファクトリーの味と化しつつあります。ファンクラブイベントなんかで、上々軍団さんなんかが、たまらず拾ったりすると、かえって微妙な空気が流れたりしますよね。

小片リサさんは “さおりん よりも可愛く” と言い方を指定されますが、かなり忠実にリーダーが指定したところを達成できたのではないかと。もちろん、横で小野田さんはジタバタしてましたけども。

秋山眞緒ちゃんは、ギャルっぽい発表を強要されるも、秋山さんの “ギャル解釈” が一般と齟齬があったものか、大阪弁が河内っぽさを強めただけで、何故かダンスの腰回りの強さを強調して、しきりに “ケツアタック” と連呼しておりました(そして、誰にも拾われずに放置されるのも岸本さんに準じつつ)。

2回目公演 新曲の聴き所
誰?山岸リーダーの指定聴き所
浅倉樹々ふわり、恋時計
赤ちゃんっぽく
サビで、親指と人差し指を、ひっちゅけるんでちゅけど…
小野田紗栞三回目のデート神話
ロボットっぽく
みんなのカッコ良いダンス
新沼希空ふわり、恋時計
男っぽく
サビの、みんなで輪になっているところ
岸本ゆめの三回目のデート神話
SEXYに
「あっとうされるようなぁあぁああ~ん」と、全フレーズの語尾を「ぁあ~~ん」といった方向で
山岸理子ふわり、恋時計
SEXYに
岸本「リーダーもやらな!」と逆襲
さびのみんなでまわるところ

浅倉樹々ちゃん、日々楽屋で秋山まおぴんと “どっちが赤ちゃんで、どっちがお姉さんか” という戦いを繰り広げていることは、ファンに周知されていますが、リーダーから、 “赤ちゃんっぽく” 発表するよう指定されます。それを受けての樹々ちゃんが「ひっちゅけるんでちゅけどぉ~」とか言ってるのがひたすら可愛かった次第ですが、理子ちゃんは自分でやらせておきながら、樹々ちゃんの赤ちゃんっぽい発言について、「いつもどおりで十分赤ちゃんっぽいかも」とか言ってたりします。

小野田紗栞さんは、ロボットっぽくと言われて、平板でフラットな応答を返しますが、自分で飛び上がって「私、上手かも!」とか言って喜んでます。
ただ、自分に課されたお題をしっかり完遂して、自分が上手だったかもと喜んで飛び上がっているときも、小片さんが “さおりんよりも可愛く” と指定されてる横でジタバタしてたときも、同じような動きでぴょんぴょんしてまして。小野田さんが自認するものとは異なる方向性である可能性が濃厚ながら、やっぱり さおりん、可愛いですね。

新沼希空ちゃんは、”男っぽく” と指定されて、あんなに可愛らしいコロコロした声質してるのに、いつもと全然違う低めのドスの効いた声を出します。希空ちゃん、操れる声の質が幅広くて驚きます。もしかしたら本人もさほど自覚してない可能性もありますが、希空ちゃんの声は、その発声域の広さも含め、本気で将来のハロプロの切り札に成り得るほどかと。

岸本ゆめのさんは、SEXY に発表することを指定されて、さすがに定番の SEXY 仕草だけに逃げず、しっかり聴き所を発表する全フレーズの語尾を「ああぁぁあん♪」的な “癒やせません” 系の押し出しでやり切ります。あんまりにも「うぅぅうぅ~~ん♪」的なデフォルメが激しかったので、結局、どこが聴き所なのか、よくわからなかったという辺りも、誰にも拾ってもらえないボヤき同様、非常に岸本さんらしく終了。

で、最後にもちろん、無茶ブっていたリーダー理子ちゃんは逆襲されて、自らも SEXY に新曲の聴き所を発表させられるわけですが、特に SEXY に決められず、照れながら「あはは」と快活に笑ってる理子ちゃんが(その “照れて” 目線を外してるような辺りが)ある意味、一番 SEXY だったのは秘密ってことで。

*****

ライブツアーの全公演に参加するという恐れ入ったファンもいるやに聞き及んでいるヘタレなファンでしかない投稿者ですが、しかし、つばきファクトリーのリリイベには全通したいという想いを捨てきれません。というのも、上に述べたように、ミニライブ中の些細な企画 MC であってすら、メンバーの愛らしい個性も如実で、楽しく、愉快な、最高のエンターテイメントが成り立っちゃうほど、それほど、つばきファクトリーのメンバーが成長していることが明らかに見て取れるから。

もう、参加できなかったリリイベでは、どんな面白い場面が、どんな愛らしい仕草が飛び出したのかと思えば、毎度、頭を抱える日々ですよ、ほんまにもう。

ただし、そんな楽しい MC も、メンバーたちの見事なパフォーマンスの合間に差し挟まれるからこそ、一層、その面白さが映えるのだってことは言うまでもないところで、そんなパフォーマンスのキモは、やはり彼女たちの歌とダンスってわけで、次へ。

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について

Sorry, the comment form is closed at this time.