はじめに
なんで熊井ちゃんには、こんなにも癒されるんだろうか。
活動停止中のBerryz工房、熊井友理奈さんの23歳のお誕生日をお祝いするファンクラブイベントが、Tokyo FM ホールで開催されました。その熊井ちゃんのバースデーイベントで2回とも連番させてもらった熊井ちゃん推し仲間と、イベント終わりに飯を喰いながら、しみじみ語ってきました。語り合ったことはいろいろと多岐にわたるのですが、突き詰めれば上記の一文に尽きます。
いったい、なんで熊井ちゃんには、こんなにも癒されるんだろうか、と。
過去、Berryz工房が活動を停止してから、いくつかのイベントについてレポを投稿させてもらって、それらの記事では【あの頃と変わらぬ熊井ちゃん】を見出しては、喜ばしいとの方向で報告させてもらっています。今回のイベントでも、やっぱり変わらぬ熊井ちゃんは熊井ちゃんのまんまで、変わらぬ癒やしを提供してくれましたが、一方その底の方で、これまでとは違う熊井ちゃんも胎動しているようで、変化しつつある熊井ちゃんを予感しているところです。もちろん、その変化の兆しも、やっぱり喜ばしいんですが。
参考:過去の熊井ちゃんの記事(一部のみ)
熊井友理奈バースデーイベント2016
熊井友理奈さんの23歳をお祝いするファンクラブイベントは、バースデーイベントの定番、TFMホールにて2回まわし。
2年前のお誕生日イベントは、8月2日の中野ハロコン昼公演での発表後、メンバー初の【ソロ】イベントという流れであって、熊井ちゃん、いろいろ厳しかったと思われる中、本当にがんばっていたと思います。去年のイベントは、活動停止後の初のイベントということで、やはり緊張していただろうから、2016年の今年になって、ようやく安心してホームな感じのイベントに臨めたことになるのかなと。
変わらぬ癒しをくれる愛らしい熊井ちゃんの背後に、ゆっくりと胎動し始めている変化の兆しなんかを感じてしまったのは、そういうところもあってのことかも知れませぬ。
影アナ熊井ちゃん
会場に呼び込まれて実際にステージに熊井ちゃんが登場してくるまでの間、イベントについての注意なんかがアナウンスされるのが定番ですが、2回まわしのイベントのそれぞれでアナウンスされた注意事項は、熊井ちゃん本人が読み上げ。
おそらく所定の原稿を読み上げているんだろうけれど、その読み上げのイントネーションだったり力の入れ方の塩梅だったりが、すでにちゃんと熊井ちゃんらしいのが笑えるというか癒されるというか。アナウンスは定番の「えんじょ~~い!」で締められるわけですが、数回のコール&レスポンスを繰り返すものと当然期待した客席を置いてきぼりにするかのように、1回だけの言いっ放し。
もう、イベントが始まる前から会場全体が「くまくま」しています。
蔵出し写真でネタバレなど
会場には、これまで公開されたことがなかった幼少の頃の熊井ちゃん写真がパネルとして張り出されています。後述する「友理奈’s History Quiz」で「小さい頃の習い事」を尋ねる質問があったんですけど(答えはピアノ)、張り出されたパネルが盛大にそのネタバレをやらかしていたのも熊井ちゃんらしいってことで。
どうも熊井ちゃんがイベントをすると、イベント会場そのものが「くまくま」し出す模様。
バースデーイベントの概要
イベントの構成はこんな感じです。
- ご挨拶
- 友理奈’s History Quiz
- 座席番号で抽選会
- ライブ
- 締めのMC
- お見送りの握手会
バースデーイベントというと、お誕生日をお祝いされるメンバーに縁のOGだったり仲良しの別ユニットのメンバーだったりがサプライズで登場したりするのが定番ですけど、今回は、特にサプライズのゲストはなし。
ライブが終わってのお別れのご挨拶のタイミングで、サプライズでハッピーバースデーが流れるあたりは、参加者も予想済みでしたが、1回目のイベントでは、このタイミングで目録が登場(2回目ではバースデーケーキが)。目録には、この秋に開催されるという熊井ちゃんのバスツアーのチラシが。
バスツアーができるとわかって、それも希望していた京都でできるとわかって(スタッフさんには「厳しい」と言われていたらしい)大喜びの熊井ちゃんです。この「大喜びの熊井ちゃん」が、ほんとに可愛らしくて。ルックスは怖いくらいの美人なのに喋ると小学生とは、長年苦楽を共にしたメンバーからですら指摘されるところですが(須藤茉麻ブログ「Enjoy」)ほんとに愛らしい無邪気な内面を持っているようです、友理奈さん。
二泊三日で平日が日程に含まれ、お財布も有給の申請も、どっちも厳しい戦いを強いられる我々ファンとしても、もちろん大喜びです。(どうか当選しますように!)
そう、イベント全般を通して、熊井友理奈さん本人が楽しそうに、嬉しそうにイベントに臨んでいたこと。このことが一番印象深くて、そして、熊井ちゃんが楽しそうにしてるもんだから、私たちも本当に楽しくて。
恥ずかしいんですけど、真面目に心が元気になるイベントでしたよ。
友理奈’s History Quiz
イベント開始早々は「友理奈’s History Quiz」。
「Berryz工房時代の私は、みなさんご存知でしょうから」と、これまであんまり話したことなかった小さい子供の頃の私をクイズにして紹介します、という趣旨のコーナー。
ちなみに、そういうときに「みなさん」を「みんなさん」と言うのは、これって熊井ちゃん語なのかしら。
- 熊井友理奈 23歳の感性
出題されるクイズには、あらかじめ座席に配布されていた紙を掲げることで答えていく方式ですが、その紙には熊井友理奈さん手ずからのオリジナル・イラストが。これ、スキャンしておきましたので、どうぞご覧下さい。
如何でしょうか。ほんとに愛らしい無邪気な内面を持っているようです、友理奈さん。
- 趣旨が変わっていくクイズ
さて、Berryz工房時代の熊井ちゃんのエピソードについては周知されているからと、これまであんまり知られていない幼い頃が出題されるはずの「友理奈’s History Quiz」、こちら、クイズの趣旨がどんどん変わっていくのが笑いどころ。
最終的に残った参加者さん3名に特別なプレゼント、という趣向ながら、みなさん正解続きで、あらかじめ用意していた問題も底をつく事態に。「意外とみんなさん知ってくれてる、私のこと」とか言って嬉しそうな熊井ちゃんですが、やむを得ずそこで問題を追加することに。
「今朝の私は何を食べたでしょう?」という質問の答えがフランスパンだったりして、最近フランスパンにはまっていて、「あのパリパリしたところがたまらない」と言いつつ、「口の中が痛いんですよね、食べてると」と、いつの間にか【最近の私の謎の近況】をお知らせしてくれてます。
- みなさんが知っていることを熊井ちゃんは知っている
そんな具合に追加された問題には「定番の『Enjoy』は誰が考えたのでしょうか?」というものが。
もちろん 2015年3月3日の武道館ラストMCで披露されたエピソードだから、みんな知ってるわけですけども、そこで熊井ちゃんは「みんなさん、ご存知の OTZさんではないです」と。
「意外とみんなさん知ってくれて」とか言いながら、ファンのみんなが熊井ちゃんの、Berryz工房の、いろんなエピソードを知っていることを、熊井ちゃんもちゃんと知っています。
- 熊井ちゃんを育んだ家族
5歳の頃によくコンサートごっこをしていて、ママに髪セットしてもらっては親戚・家族を廊下に並ばせて自分は階段の段差をステージに見立ててライブをしていたのだとか、もちろん、正しく幼少のエピソードもたくさん披露されました。愛らしい無邪気な内面を育んだ熊井ちゃんは、そういうご家庭で、そういうご家族に囲まれて育ったんですね。
- テンションがおかしくなる熊井ちゃん
残り少なくなった連続正解者を向こうに回して、最後はジャンケンで決着をつける熊井ちゃんです。「つぎは…チョキを出す…かもしれない」とか会場を相手に遊んでいるうちにテンションがおかしくなったのか、突然「うぃ~~~~」とか謎の間投詞を投げ入れる友理奈さんです。
- 熊井ちゃんのステッカー
最終的に勝ち残った3名には、熊井ちゃんがスタッフさんにわざわざ専門店で作ってもらったステッカーを。3種類のフォント違いで、緑の「YURINA KUMAI」の文字が刻まれた、車に貼り付けるステッカーです。
先のディナーショーでも述べていたとおり、またDVDにも収録されていたとおり、そんなステッカーを作った理由は、熊井ちゃんが車で移動中に、「Juice=Juice」「YUKA MIYAZAKI」といったステッカーを貼った車を見つけたから。こりゃすごい、ってことで自分も作ってみたくなったんだそうで。
車に貼らないなら冷蔵庫にでもどうぞ、と。
今回新しく追加された情報としては、その宮崎さんのステッカーを発見したときはお父さんが運転してくれていて熊井ちゃんが自分で免許を取って運転していたわけではない、というところくらいかと。
座席番号で抽選会
「私のイベントでは、これ定番でしょ」「やらないわけにはいかないでしょ」「ウチには、まだまだいっぱいBerryzのグッズがあるんだから」というわけで、懐かしのBerryz工房グッズが当たる大抽選会。
余談ながら、熊井ちゃんの若干(なんでそれが自慢になるかわからない)自慢めいた「~~なんだから」の、やや舌足らずな感じにも聞える「なんだから」って、可愛らしすぎますよね。(参考:Berryz DVD Magazine Vol.43 西伊豆へ向う途中の陶芸で、陶芸の先生に、一番デキが良いと褒められる場面など ← 探してみてね)
例によって家にあるグッズをいろいろと見繕っては、自分でせっせとパッケージングしていたんだとか(想像するだに可愛いですよね)。せっせとグッズをまとめたりしていたら24時を回って誕生日を迎えてしまっていたとのこと。最初の「おめでとうメール」は茉麻から、2番目が梨沙子さんからだったとか。
ちなみに投稿者も2回目のイベントで、熊井ちゃんが自ら選んでパッキングしてくれたレアグッズが当たっていたりして。(秘密)
ライブとセトリ
抽選会も終えて、いよいよミニライブ。そのセトリはこんな感じ。
2.カッチョエエ!
3.CLAP!(1回目)/勇気を下さい!(2回目)
4.世の中薔薇色
熊井ちゃんは、ライブが始まって2曲が終わったところで「こんなところで何ですが、ここで23歳の抱負を」と語り始めます。きっと段取りを間違えちゃって、このライブ中のMCのタイミングで挽回したんだろうね、こういう自由なようでいて自在にフォローができるあたり、何だかんだ積み重ねた熟練の技じゃないですか、さすがに…なんて、1回目のイベントでは、そんな風に思ってたんですよ、わたくし。けど、2回目のイベントでも同じところで同じように23歳の抱負を語っていたので、このあたりはしっかりシナリオがあった模様です。そんな具合に、しっかり段取りどおりに進めているにもかかわらず、間違ったんだろうなと思われてしまう辺りも、なんだか熊井ちゃんらしいなと思いませんか。
それにしても、ディナーショーでもそうなんですが、ずっとBerryz工房の曲を歌ってくれる熊井ちゃん、こちらの記事でも書きましたけど、私たちファン以上に、あの頃のことを大事にしてくれているようです。
上に述べたことを換言して繰り返すようですが、Berryz工房時代の楽曲をソロとなった今でも、熊井友理奈さん本人が楽しそうに、嬉しそうに歌ってくれること。このことが一番印象深くて、そして、熊井ちゃんが嬉しそうなもんだから、私たちも本当に嬉しくて。
変わらぬ癒し くまくまトークの醍醐味
さてライブ途中で披露された「23歳の抱負」は、「自然と溢れ出す色気が欲しい」というもの。客席からは「もう十分色っぽいよ」とのリアクションもあったけれど、あくまで「いやいやいや」と首をふる、やっぱり頑固な熊井ちゃん。しかし、当日の衣装からチラ見えしてる「おへそ」からは(1回目のイベントでは、どセンターのかなり前の方だったので)目を離せなかったことは秘密です。
熊井ちゃんは、イベント全体を通して、コーナーであれ、ライブ中のトークであれ、いろんなことをお話ししてくれます。ほんとに、いろんなことを。
お料理も最近がんばってるという熊井ちゃん、煮込みハンバーグがご家族に大好評だったみたいですが、ソースはちゃんと下ごしらえしないで、ハッシュドビーフの素を使ったんだそうで。このあたり、熊井ちゃんは自身の手抜きエピソード、自分のしっかりしていないところを披露する自虐エピソードとして面白可笑しく話してるつもりなんでしょうけど(面白可笑しいのはその通りとして)、どうも「しっかり」のベースラインが、聴いている我々とは異なっているようで、全然しっかりお料理してる印象ですよね。
この辺は、もしかして投稿者の個人的体験ベースが異常である可能性もありつつ、こうした辺りから垣間見える「熊井ちゃんが自主的に想定している水準」ってものが、けっこう「ちゃんと」していて、その上で「自分で設定した水準に届かない自分」を「面白可笑しくファンのみなさんに披露している私」って自意識までがワンセットとなって、その全体が、本人の意図した「面白可笑しい」テイストとは別の角度から面白い、ってのが「くまくまトーク」の醍醐味っすよね。
その料理についても「うんッう、うッう(クックパット)」と、なんでまた無理やり隠すかな、と。
オーディションの裏話なんかもしてくれました。
最終審査の前日に、スタッフから「友理奈さんが1番気に入っている服装で来てくださいね」と電話があったとか。熊井ちゃんママがその電話で、わざわざ全国放送のテレビで恥を晒したくないので、落選するのなら欠席したいと伝えたところ「安心して下さい。いつもの友理奈さんのままで来てください」と言われたとか。
今回のイベント物販の目玉、熊井ちゃん等身大クッションの見本を持って登場する場面などもあって、その持ち出した見本がふにゃふにゃで、一方の手がマイクでふさがっている熊井ちゃんは、なかなか上手に等身大クッション見本を持てずにいたりして、「これは急遽作ったサンプルだから!これからもっと良くなってフワッとしたりするし、成長するから!大きくなるから!」と、いろいろ言い繕っていたりとか。
こんな調子で逐一述べていては終わらないので、多くを省略しなければいけないのは断腸ながら、他にも、2回目のイベントのお別れのご挨拶のタイミングで登場したケーキを客席に一生懸命見せてくれたんだけど側面しか見えないとか(後日ブログにアップするも写真を撮る前にちょっとかじっていたりだとか)、今後もこうしたイベントを続けたいと言ってくれるとか、楽しく愉快な場面はたくさん、たくさん、ありました。
その全部について、ほんとに可愛くて美しくて、楽しそうで嬉しそうな熊井ちゃんでした。
上述の一切について、話してくれた内容の面白さ以上に、そのお話ししてる熊井ちゃんの様子そのものが可愛くて楽しそうで、そんな熊井ちゃんそのものが面白くて、だから、こう語ってきたわけです。
なんで熊井ちゃんには、こんなにも癒されるんだろうか、と。
変化しつつある熊井ちゃんの予感
熊井ちゃんに癒されてるのは、あの頃のままだとしても。
微妙に自慢してるらしい「~~なんだから」の言い方が可愛らしいのも Berryz工房のときのまんまだとしても。
楽しそうにしてる熊井ちゃんを見てること自体が、私たちの楽しみであるのは、そのままなのだとしても。
くまくまトークとして有名で、2012年頃のツアーくらいから熊井ちゃんのトークを楽しむコーナーが設けられるほど、そこには独特の魅力があるとスタッフ側も認識しているからか、熊井ちゃんのソロイベントは、司会進行役をヘルプで呼んでくることもなく、基本、熊井ちゃんだけで進行します。イベントの仕切りはいつも熊井ちゃん本人が勤めます。
繰り返し、2年前のお誕生日イベントは、8月2日の中野ハロコン昼公演での活動停止発表直後、初のソロイベントとなり、去年のイベントは、活動停止後の初のイベントとなりました。そんな、言ってみれば厳しい条件の中で、21歳になった熊井ちゃんは、22歳になった友理奈さんは、しっかり気丈に、たった一人でステージを勤めていました。
上に散々述べてきたように、くまくましていて、ほんわかしていて、自由で、どこがズレていて、独特のリズムがあって、そして楽しげな熊井ちゃんですが、そんなお気楽にも見えるコミカルな部分は、実は気丈で、強く、しっかりした熊井友理奈さんの土台の上に展開されたものであること、過去の履歴からは、そんなことも覗えるところです。熊井ちゃん、本当は強くて凛々しいです。
だからなんでしょうか。
今回、23歳になった熊井ちゃんは、ようやく厳しい条件というべきものがなくなったイベントを楽しむことができたのか、あるいは「ソロ」であることにも慣れたのか、実に饒舌で(だからこそ一層「くまくま」していて)これまで以上に楽しげであったようにも思います。
誰よりも Berryz工房を大切にして「今でも Berryz工房ですけど?」と述べながら、そう、ソロであることに、熊井ちゃんはゆっくりと慣れてきているのかも知れません。こうしてファンのみなさんが今でも逢いに来てくれて嬉しい、ホームにいるようだ、と語ってくれながら、ゆるやかに、アイドルとしての熊井友理奈であるよりは、モデルやテレビタレントとしての自分に慣れ始めているのかも知れません。
変わらぬ熊井ちゃんの中に、少しずつ、変化の兆しが育まれているようにも感じたのは、気のせいなんでしょうか。これが「気のせい」なのかどうか、それを確かめるためにも、今後とも熊井友理奈さんのイベントやツアーには足繁く通わねばならないようです。(← これが言いたかったわけ…です)
驚くほど美しくなった熊井ちゃんに、そんなことを思いました。
熊井ちゃん、23歳の誕生日、おめでとう。
今でも、こうして、私たちにお祝いさせてくれて、ありがとう。
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