10期メンバー飯窪春菜、秋ツアーをもってモーニング娘。’18及びハロー!プロジェクトを卒業!

モーニング娘。’18 の10期メンバーである飯窪春菜が、2018年の秋ツアーをもってモーニング娘。’18及びハロー!プロジェクトを卒業することが告知された。

モーニング娘。’18の飯窪春菜ですが、
今秋のコンサートツアー「モーニング娘。’18コンサートツアー秋~GET SET, GO!~」をもって
モーニング娘。’18及びハロー!プロジェクトを卒業することになりました。
公式サイト ニュース詳細 モーニング娘。’18 飯窪春菜の卒業に関するお知らせ

公式サイトのニュース一覧で告知されただけでなく、当人のブログでも卒業について説明しており、リーダー譜久村聖(「飯窪春菜ちゃん 譜久村聖」)などメンバーも言及しつつある。

私、飯窪春菜は、今年の秋ツアーをもって
モーニング娘。’18及びハロー!プロジェクトを卒業します。
モーニング娘。’18 天気組オフィシャルブログ #飯窪春菜に関する大切なお知らせ 飯窪春菜

まさにその秋ツアーが開催期間中の11月に飯窪春菜は24歳の誕生日を迎えることになり、ファンの間で根強くささやかれている “ハロプロ25歳定年説” は飯窪でも覆せなかったのかと驚きをもって受け止められた。
とりわけ、同様に “定年” が迫りつつある Juice=Juice リーダー宮崎由加のファンは平静ではいられぬ衝撃を受けたようだ。

飯窪の卒業が驚かれたのは、定年説を覆せなかったことだけが理由ではない。

第一に、ハロプロ・オールスターズによる楽曲リリースによる販促イベントラッシュのお祭期間中の卒業となること。この販促イベントは年を跨いで2019年まで継続すると、すでに告知されており、従って2019年の春までは、現状のハロプロメンバーの変動はないと見られていたことから、2018年秋ツアーでの卒業のアナウンスは、多くのファンにとって意外なものとなった。

第二に、まさにその2019年の春に、現ハロプロリーダーにしてアンジュルム初期メンバーである和田彩花の卒業がすでに周知されていたこと。この和田の卒業に先んじて2018年の秋に卒業していくことが、この時点で告知されるという順番的な微妙な前後関係の違和感が、飯窪卒業の意外さを増幅しているところもあるようだ。
また、飯窪と和田は、グループの違いやハロプロでの活動歴の差を超えて、仲の良い親友同士であることも知られており、お互いがお互いのことに、どう言及するかについても注目が集まっている。

そして第三に、実に久しぶりとなる “一年で複数メンバーの卒業” となったこと。
モーニング娘。は、例年、メンバーの入れ替わりを経験しているが、2013年の6期メンバー田中れいな以来、その都度、ファンには衝撃であったとはいえ、年に一名だけの卒業が定例化していた(2014年:道重さゆみ{6期}/2015年:鞘師里保{9期}/2016年:鈴木香音{9期}/2017年:工藤遥{10期}/2018年:尾形春水{12期})。
そして今年2018年は、春ツアーで12期の尾形春水が卒業していたことから、もう今年は卒業はないと見なされていたからである。
上に言及した “ハロプロ25歳定年説” 同様、ファンの間では、今後の新メンバー加入を見据えるならば一年で複数名を卒業させなければならないのではないかとする意見もあったところ、偶然にも、これが的中してしまった観もある。

モーニング娘。’18を卒業しても芸能活動は継続するようで、その旨は、当人のブログでも明記されている。

卒業後は「飯窪春菜」として、引き続き芸能界で頑張っていきたいと思っています。モーニング娘。’18 天気組オフィシャルブログ #飯窪春菜に関する大切なお知らせ 飯窪春菜

一方、「モーニング娘。’18及びハロー!プロジェクトを卒業」するとも明記されたように、ハロプロに残留するわけではないようで、飯窪の今後の芸能活動がどのようになるのかは現時点では未知数だ。
この飯窪の卒業をもって、ヤングタウン土曜日のレギュラーも降板することになると見られ、卒業アナウンス直後の放送会(加賀楓ゲストの2018年8月18日放送分)で何らかの声明があるのか、飯窪の卒業で明石家さんま師匠が意気消沈しないか、次のヤンタンレギュラーが誰になるかと、いくつもの点について、すでにネットでは盛んな意見交換が繰り広げられている。

飯窪春菜は、その驚異の芸能界人脈構築能力をもって、ハロプロとモーニング娘。の知名度向上に間接的に貢献してきただけでなく、上記ヤングタウン土曜日などでも、初出演のゲストメンバーを上手に明石家さんま師匠に仲介するなど、その社交上手が貢献した場面は枚挙に暇がない。ネット上でも、つんく♂に期待されたオシャレセンスを持って、ファッションSNS『Wear』でも人気アカウントとなり、女性人気を牽引してきた。もちろんライブやコンサートにあっても、ダンスや歌唱力などのパフォーマンス的なスキル面で突出するところがないように見られながらも、モーニング娘。の複雑なパフォーマンスにしっかりメンバーとしてテイクパートしつつ、妖艶かつ艶やかなビジュアルで、そのステージを牽引してもいた。さらには、メンバー間の関係性という点では、一見すると仕切り屋のしっかり者として場の展開を制御していたようでいながら、実は意外と隙が多く、むしろ “不器用な突っ込み待ちのイジられ屋さん” として、現場の空気を穏やかなものにすることに貢献してきた。こうした飯窪の、バックステージの空気を救っていた見えない貢献がなくなることで、秋以降のモーニング娘。がどうなってしまうのか懸念する向きもあるようだ。

このように、おそらくはファンに見えにくいところでこそ、多くの貢献をしていたであろう飯窪であれば、卒業後の芸能活動もファンが心配するには及ばないだろう。飯窪の継続するという芸能活動がどのようになるのか、秋のXデーまでに順次公開されるであろう情報解禁を待ちたい。

一方、やはり卒業という節目の大きさを指摘するファンもある。そんなファンの声を最後に紹介したい。

「飯窪さんは、今現在の社交上手さによる芸能界人脈だけでなく、モーニング加入以前にも、モデルとしての経験があります。いわば飯窪さんの芸能人生にあっては、ハロプロだけが全てというわけではありません。
それでも10期メンバーに選ばれたとき、”わたしの人生がかかっていたんです” と涙して、”これで学校の進路調査に「モーニング娘。」って書けます” と嬉しそうに(目に涙を湛えたまま)笑っていた愛らしい姿が思い出されます。
飯窪さんの7年間は、あのとき流した涙に報いるものとなったのかどうか、卒業の言葉を待ちたいと思っています。」

(文=椿道茂高)

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