象徴としての「継続」と「やさしさ」【レポ】『SATOYAMA & SATOUMI 秋キャンプ in いすみ』2016.10.10

はじめに

ハロー!プロジェクトを初めとする様々なアーティストを擁するアップフロントグループが、地域の自然と産業のバランスをテーマとして、既存の価値観を再検討しながら、いろんな団体や地方自治体とのコラボを介して、人が集い暮らしていく新しいライフスタイルを模索していく「SATOYAMA & SATOUMI」企画。

かつてはテレビ東京深夜の番組を中心に押し出されていた SATOYAMAライフですが、昨今では、春の「ひなフェス」と併設されたイベントと、秋のイベントが定例化しています。
もちろん、2016年も、千葉県は外房線長者町という【無人駅】からアクセスする、いすみ市 岬ふれあい会館にて、「遊ぶ。ふれあう。体験する。SATOYAMA & SATOUMI 秋キャンプ in いすみ」が開催されました。

こちらに遊びに行ってきたので、ご報告です。

遊弋禁止のレギュレーションの変化と全席指定

今回の「岬ふれあい会館」でのSATOYAMAイベントでは、イベントの形が大きく変化していました。

過去、ステージでの企画やイベントと周辺の出展ブースを自由に行き来して、参加者が自在に遊弋できるようなイベントだったSATOYAMA企画ですが、これは今回の、いすみ市のイベントだけでのことかも知れませんが、レギュレーションが変化して、入場無料なのに全席座席指定という形に。
朝から岬ふれあい会館前に並んで入場整理券をもらって、いざ入場にあたっては、その整理券と引き替えで座席チケットが手渡されます。一度入場してしまうと、外に出るときには入場券を回収されてしまい、再入場できずに、イベントが開催されるホールと外の展示ブースを行き来できないということに。
℃-ute の日、9月10日の飛天でも思ったけれど、ホールというかイベント会場側でも、外の展示ブースやサブステージでも、同時並行でいろんな企画が進行しており、自由に遊弋するのが通例だった企画で、こうした出入り制限が入るのは微妙かなと。

とはいえ、参加者自己責任で、様々な見切りが要求されるのは基本仕様ともいえて、今回のようにホールの全席指定にして、着席でステージを観覧できるのは、あっちこっちと右往左往して落ち着かなかった過去のSATOYAMAイベントに比べて、ゆっくりと(少なくともステージ上のイベントについては)十分に鑑賞できるのは、それなりに良かったのではないかと投稿者は思っています。
同じフロアで企画イベントと出展ブースが併存し、常にステージ上とは別に、ハロメンがあちこちに降臨しているのが同時に視野に入る場合、お祭感はあっても、認知資源の分散によって、ひとつひとつの場面を十分に味わえない感じがないわけではなかったので、座席指定することによって、参加無料のイベントでもぐっとお得感というか、目の前の光景への集中度が高まった事による満足感があったことは事実です(個人の感想です)。

投稿者の場合、おかげでステージに集中できた反面、第一部と第二部の間のわすかな時間だけしか屋外の展示ブース方面をさまようことができずに、メンバーの降臨に遭遇することは極端に少なめとなってしまいました。
(それでもアップしてないけど熊井ちゃんの写メもあるもんね。ふっふっふ)

ただ、整理券と引換えに渡される座席指定のチケットは完全にランダムで、おかげで投稿者は非常に良い席を引き当てたりしてたんですけど、いすみ市の地元枠も、ハロメンを観に来たヲタも、まったく一緒でランダムなもんだから、イベント中に、地元の方々が席を移動して目の前を横切ったりすることも頻繁に。
さらに、前日からカントリー・ガールズのバスツアーに参加していたバスツアー組は、せめて前の方の席を割り当てても良かったんじゃないかな、と。これも律儀に完全ランダムだったみたいで、バスツアー組は、ちょっと可哀想でしたね。

SATOYAMA & SATOUMI 秋キャンプ in いすみ 当日の様子他

最初に、簡潔に当日の様子など。

千葉県いすみ市という開催地とはいえ、それでも関東なんだからと高を括って、電車の時間を確認するという準備作業を怠り、千葉駅から外房線に乗り換えようとして電車の少なさに唖然としたのは私です。当日は早朝から動き出した投稿者でしたが、長者町駅に着く頃には、入場整理券配布予告時間ギリギリという始末。
開場間際のタイミングで、花火が打ち上げられたらしき大きな音が響くも、あいにくの曇天とあって、視覚的には一切花火らしきものは確認できず。

長者町駅からの道すがら、沿道の商店などには、次のようなポスターが。

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沿道の商店に貼り出されているあたり、しっかり地域イベントとしても浸透中なのかも、と。
イベントでの来賓ご挨拶には、いすみ市長オープニングご挨拶だけではなく農林水産副大臣まで登場。
地域イベントとしても浸透中なだけじゃなく、徐々に大がかりなイベントとして拡大中であるやにも思え、こういう「代理店的な仕掛け」については、諸々、好ましからぬ印象を抱きがちな(とりわけ「おっさん世代」の)ハロヲタも多かろうと忖度しつつ、しかし、後述するように、それが「継続」と「やさしさ」に彩られているのなら、誰であっても大歓迎と、投稿者などは思うのでした。

ちなみに、市長さんのオープニングご挨拶、「岬ふれあい会館」竣工後、かくも多くの来場者は初めてのことだと、おっしゃっていましたよ。バブル期以降、地方に乱立した用途不明な、いわゆる「箱もの」ですが、ハロプロが日本全国を行脚することで、活かされる道が見えてきました。行脚に付き従っていく、私たちファンは大変ですけども。

このように、アイドルのイベントを追っているはずなのに、いつの間にか広く社会の来し方行く末にまで想いを馳せてしまうSATOYAMAイベント、今般の開場となる いすみ市岬ふれあい会館は、こんな感じで。

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正面入り口に向って整理券での呼び込み列が出来て、その左右に、野外展示ブースと物販ブースが。展示ブースの向こうには屋外サブステージがあって、和太鼓の体験イベント(研修生降臨)だったり、午後には Bitter&Sweet のミニライブなんかが開催されてました。(下図参照)

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館内には、正面から入ったロビー部分に、SATOYAMAイベントの過去の活動の様子が展示されたり、物販ブースだったり、ちゅら海珊瑚のブースなどが設置されていて、そこを抜けるとメインのイベントが進行するホールへと続き、上記の通り、こちらは入場整理券と引換えに座席指定のチケットを受け取って入場する方式。
投稿者は、第一部は12列右端、第二部は、なんとほぼ最前どセンターを引き当てて、申し訳ないレベルの良席でした。だもんだから愛ちゃんのパフォーマンスも迫力がすごくて、ね(後述)。

SATOYAMA & SATOUMI 秋キャンプ in いすみ 概要

メインのステージでの進行は、おおよそ、こんな感じ。イベントの概要については、公式のタイムテーブルが詳しいです。

【第一部】
オープニングセレモニー 全員登壇してのご挨拶
里山ほんとに住んでみました!プロジェクト~いすみプチ移住
ビタスイとおかまりによる、いすみ市プチ移住報告
おらが街選手権 自治体の宣伝(いすみ市、常陸太田、秩父、宇治)
ニッポン放送 ホリデースペシャル SATOYAMA&SATOUMI movement with ゆうきのつばさ2016
ラジオの公開生放送(ブリッジ部分で、℃-ute、カントリー、つばき が入れ替わりでパフォーマンス)
勇気のつばさ、細川佳代子さんとオリンピックメダリスト三宅宏実さんの対談も
【第二部】
オープニング いすみ和太鼓「凪」の皆さんによる実演
tvk MUTOMA「中島卓偉のお城へ行こう!せーの、キャッスル!キャッスル!」~城に魅せられた2人の漢 2度目のトークライブ~
中島卓偉の城紹介コーナー
写真で見るいすみ野生生物クイズバトル
℃-ute VS カントリー・ガールズ VS つばきファクトリー
SATOYAMA & SATOUMI LIVE SHOW in ISUMI
全参加者による持ち歌披露のライブコーナー

実際の模様は動画配信されたこともあり、以下、個人的に印象深かったところを箇条書きにて。

  • 感情豊かな森戸の ちぃちゃん
    森戸知沙希さん、オープニングで、来年へ向けて継続するキックオフイベントに参加したことをご報告。そのキックオフイベントを「10月に」やったと言う森戸ちゃんですが、すぐ後に続いた市長さんのご挨拶で9月29日だと(市長さんも意図せず)訂正されて真っ赤です。
    しかも、その市長さんから「もりど」さん呼ばわりされて、ご立腹です。
    あんまり可愛かったので、投稿者が唯一まともに撮影できた写メをば。
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  • おらが街選手権 いすみ米を食べてない萩原舞
    「おらが街選手権」で開催地のいすみ市からの登場はブランド米の「いすみ米」。プレゼンターに℃-ute から萩原の舞ちゃんが登場するも、舞ちゃん、その「いすみ米」を食べてないんだとか。
  • ちゃんと噛む高橋愛
    「おらが街選手権」で常陸太田市のプレゼンターとして、吉川友さんと登場してきた愛ちゃん、宣伝文句を「はい、私、カンペを読んでますよ」との姿勢も顕わに語るも、ちゃんと大事なところで噛み噛みでした。
    ちょっといろいろ思い出して、なつかしいです。よね?
  • ℃-ute の衣装について若干
    「おらが街選手権」で埼玉県秩父市のプレゼンターとして、千葉県出身の鈴木愛理さんを除く(秩父アンバサダーの中島早貴さんを擁する)℃-uteの4人が。
    グレーとブルーの中間色の出で立ちながら、ワイン色の靴下がアクセントになっていた舞美ちゃんと、なぜかお腹側だけトレーナーを「イン」して、ベルトのバックルを見せびらかしていた なっきぃ が可愛かったです。
  • 熊井ちゃんが歌ってくれた
    「おらが街選手権」で京都は宇治市のプレゼンターとして、抹茶ーずが登場。
    王子ちゃまのテーマソングを、愛理さんと熊井ちゃんが歌ってくれました。
    サロペットジーンズの熊井ちゃんが可愛かっただけじゃなく、このテーマソングを歌ってる熊井ちゃんの表情が可愛くて。◇ の口の形や、微妙なアヒル口って言って伝わるかな。
  • なぞのローテク、プロジェクター
    ビタスイのプチ移住報告にあたっても、なっきぃ の秩父のロケにあたっても、動画を表示するのに、プロジェクターで壁面に投影する方式にて。
    しかし、とりわけ なっきぃ の秩父のロケなんかの場合、動画が動かなくて、結果、静止画を背景に、一生懸命、中島さんが説明してくれました。
  • カントリー梁川さんを恐れる℃-ute 中島早貴
    秩父のロケでは「お団子」姿の なっきぃ でしたが、第二部のクイズバトルにて、カントリーの梁川さんが地球温暖化問題について大演説を始めるや、その梁川さんに恐れおののく中島さんです。微妙に斜めの姿勢で、背中側に梁川さんを配しつつ、そっと舞美ちゃんの後ろに隠れようとする中島さんでした。
  • やさしかったメンバーたち
    後述のとおり、イベントのテーマとも通底する「やさしさ」ですが、降臨しているメンバーたちは、私たち謎のおっさんたちの無秩序な語りかけにも笑顔で応じてくれて(つばきの新沼希空ちゃん、ありがとう)、℃-ute 姐さんたちにいたっては、ファンのスマホを奪って2ショット写メを撮ってくれたりもして、わずかな時間とはいえ、濃密なサービス満点のイベントでした。
  • ちゃんと見せ場をつくった つばきファクトリー
    ラジオ公開生放送のブリッジ部分や第二部のライブで『キャベツ白書〜春編〜』や『気高く咲き誇れ!』を歌ってくれた つばきファクトリーですが、第二部のクイズバトルでは最下位となってしまって罰ゲームを喰らうことに。
    すっぱい飲物を一気飲みさせられステージ上で悶えるメンバーたちですが、岸本ゆめのさんは、アイドルとしてあってはならぬ状態に立ち至った模様で、慌ただしく舞台裏と行ったり来たりなど。
  • やっぱり聴かせるライブ
    第二部の後半、ライブは、さすがに聴かせます。
    因幡晃さんの『わかってください』からのカントリー・ガールズの『わかってなくてごめんね』の流れなど、意図的なのかどうか。
    ℃-ute は『この街』で、舞美ちゃんがセリフを飛ばすなどのアクシデントもあったりしつつ、堀内孝雄さんの『愛しき日々』から、ラストの全員での『君の瞳は一万ボルト』、なかなかの盛り上がりです。
    てっきり第一部だけで帰っちゃったかと思った熊井ちゃんも再登場したりなど。

SATOYAMAイベント全体を貫くモメントとして

上述のように、ハロメンの愛らしさを堪能しようと参加したイベントでしたが、「堪能しよう」と当人が意図した以上のものを受け取って帰ってきました。
やっぱり、アップフロントは本気です。

上の箇条書きとは別に、何よりも印象的だったところを3点挙げてみたいと思います。

第一に、高橋愛さんのパフォーマンスがすばらしかったこと。
第二に、熊井友理奈さんの「やさしさ」が滲み出ていたこと。
そして、第三に、矢口真里さんが、アップフロントのいろんなメンバーと絡んでいたこと。
以下、順次、詳しく。

愛ちゃんのパフォーマンス

イベント午後からの第二部、登壇者が順次持ち歌を披露するライブパートにて、吉川友さんと、チャオ ベッラ チンクエッティの岡田ロビン翔子さんを従えて登場してきた高橋愛さんのパフォーマンスは、まさしく鳥肌ものでした。℃-ute の中島早貴さんに向かって「青色」で振るべく所持していた ℃-ute ペンライトを、思わず「黄色」にチェンジしてしまうほど。それほど、目の前で展開された『恋愛レボリューション21』と 『LOVEマシーン』の威力は凄かった。そして、それほど、真ん前で『恋愛レボリューション21』と 『LOVEマシーン』をパフォーマンスしてくれた高橋愛さんの往年を彷彿とさせる…いや、全盛期に勝るとも劣らぬキレッキレのステージングは凄まじかった
愛ちゃん、すごかった。

ええ、言いたいことはわかります。すっごく、よくわかります。
投稿者だって、高橋愛さんに言いたいことがないわけじゃありません。ええ、よくわかります。

それでも、愛ちゃんのステージングは、ほんとうに凄まじかった。
たった2曲なのに。
これを評して、「モーニングの鉄板を、モーニングのある意味で顔とも言えるOGが演るわけだから、ズルい」とか「モーニングの鉄板は…さすがに厚いよね」とか述べるヲタ知人もおりました。
申し訳ない、テキストでレポを提供しようというのに、私には、これを描写できるだけの力がありません。
高橋愛さん、凄かった。

熊井ちゃんのやさしさ

第一部の冒頭には、出演者が一同に会してステージに登壇します。ところが、まあ外房は「いすみ市岬ふれあい会館」という場所も場所ということで、いないはずの中の人が渋滞で遅れたことによって登場してこない「ゆるキャラ」などもあったりして。
ゆるキャラたち、登壇者の人数に比して十分な広さがあるわけでもないステージであってみれば、いないはずの中の人にとっても視界が限定的なうえ、感覚からフィードバックが来るわけでもない着ぐるみでもあって、渋滞に捕まっていた中の人が到着して登壇するキャラも増えた結果、ステージ上で一歩踏み出すにも ”あたふた” する始末。

そして、出演者全員お披露目パートが終了して、登壇者たちが舞台袖に引っ込んでいくときも、まごまごしちゃって動けない宇治白川の抹茶の国の王子ちゃまです。そのまま裏に引っ込みそうなところまでさしかかっていた、先を進んでいた熊井ちゃんが、そんな王子ちゃまの様子に気がつきます。
すでに多くのレポ、まとめサイトに取り上げられていてますけど、熊井ちゃんは、小走りにステージに戻って、どっちに向って良いのかわからずに困っていた王子ちゃまの手を引いてあげます。あくまで自然に、誰に指図されたわけでもなく自発的に。
ゆっくりと王子ちゃまの手を引いて歩いて行くサロペットジーンズの熊井ちゃんは、ほんとに可愛かったし、熊井友理奈さんという女性の「やさしさ」が感じ取れた場面でもありました。

矢口真里さんへの現役からの突っ込み

第一部の後半は、ラジオの公開生放送。
この間、外の展示ブースでは研修生やつばきメンバーの、場内のちゅら海ブースには℃-ute矢島舞美や中島早貴の降臨があったやに思われるところ、うっかりそのまんま指定の座席で 14:00 までの公開放送を見続けてしまった投稿者でしたが、MCシャ乱Qまことさん、アシスタント嗣永桃子さんに加えて、メインのMCはモーニングOGの矢口真里さんにて。

ええ、高橋愛さんどころじゃなく、言いたいことはわかります。すっごく、よくわかります。
その「言いたいこと」は、私たちファンの側からってよりも、もしかしたら現役メンバーからのものこそ大きいのかも知れないってことも含めて。
ですが、ここでもまた、とっても良い場面に遭遇することになりました。

公開生放送中、里海の魅力として「港の朝市」をカントリー・ガールズがレポートする場面、やなみんこと梁川奈々美さんと嗣永桃子さんのコラボによって、矢口さんを指して、港の朝市だけに「干物」なる言葉が。
さすが初代バラエティ担当特攻隊長なだけあって、矢口さんも、自分を揶揄して、面白可笑しく「馬鹿にしてる」ことがわかるや、しっかり地団駄踏んでご立腹な様子を演じてくれます。
このあたりも、なんともテキストでお伝えするのが難しいところなんですが、後輩の現役が、先輩を「干物」とイジることによって、いろいろあったあれこれを水に流して、後輩の側が、先輩に助け船を出してる風もあり、先輩も、後輩の出した助け船を、しっかり認識した上で、その意気に感じて、ちゃんと受け止めてくれた風もあり、矢口さん、ももち、そして(ももちコントロール下の)やなみんという世代を跨いだ、その場の演目(港の朝市レポートと、その挿話としての「干物」呼ばわり)を越えて展開する、一回り大きなやり取りを目の当たりにできたようで。

継続と、やさしさと

愛ちゃんの大迫力のパフォーマンス、そしてその演目ともなったモーニングの重厚すぎる鉄板曲といったものからは、ハロプロの「継続」という要素が力強く主張されているようにも思います。
その時々の人気の浮沈に一喜一憂せず、地道とも思える歩みを着実に続けてきた、その継続が。

もちろん、バラエティ特攻隊長として大成功を収めた嗣永桃子さんが、大先輩に投げかけたイジりと、それを受け切って見せた先輩の様子にも、ハロプロの「継続」という要素が強く見て取れます。
そして、その先輩へ差し出した後輩の手も、それを正しく受け止めた先輩も、その「継続」には、「やさしさ」というか、お互いを思いやる気持ちが、ところどころ垣間見えるところです。
熊井ちゃんが、誰に指図されたわけでもなく、抹茶の王子ちゃまの手を引いてあげたように

SATOYAMAイベント全体を貫くモメントとして

そして今、このイベントの方向性が固まってきたことに、こうした「継続」と「やさしさ」が、大きく影響しているようにも思います。

むしろ、上記のような(自由遊弋を不可とする)レギュレーション変更によって、ステージ上のイベントへの集中度が増したことで、わかってきたことでもありますが。
それは、SATOYAMAイベントとして、冒頭でも述べたような新しいライフスタイル提案や、地域の産業と自然のバランスといったトピックこそが押し出しのメインで、その彩りにハロメンが、いわば「にぎやかし」で出張っているような従来の形(里山メインのハロプロがサブ:里山>ハロプロ)から、ハロプロ側にも一定の重きが置かれるようになった、ということ(里山=ハロプロ)でもあり、そして、ハロプロが SATOYAMAイベントにおいて、しっかりとした位置を占めていることが、ハロプロ側にとっても、SATOYAMA側にとっても、大事な「価値観」という点で、重要な一致を見ているということ
その意味で、「にぎやかし」の客寄せであったり、彩りを添えるだけのコンパニオンというわけではなく、SATOYAMAのイベントにハロメンが参加することへの、しっかりした形が、ようやく定まってきたのではないかと思うのでした。

上に、高橋愛さんの大迫力のパフォーマンスと、ももち先輩が梁川奈々美さんを介して矢口真里さんとコラボしたやり取りと、そのハロプロの「継続」の具現化の断片を指摘しました。
ももち先輩が、カントリー・ガールズの後輩へも、いろいろあった大先輩へも示したように、熊井ちゃんが、当人が特別なことをしてるという自覚もないままに示してように、その「継続」するハロプロの営みは、「やさしさ」にあふれています
その「継続」と「やさしさ」こそ、地域の自然と産業のバランスをテーマとして既存の価値観を再検討しながら新しいライフスタイルを模索していく「SATOYAMA & SATOUMI」というイベントに、まことに相応しいのではないでしょうか。

その意味で、目の前の個々の演目を越えて、今般のイベントは、まことにハロプロらしい要素が堪能できて、ライブやコンサートとはまた違った意味で、素晴らしかったのでした。

※ 後半の所感部分が大きくなって、個々のハロメンの愛らしさの描写が少なめであることをお詫びします。

(文=kogonil)


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