心洗われる麗しき珠玉の数々 つばきファクトリー リリイベ in ららぽーと豊洲&池袋サンシャイン

紀貫之が古今和歌集假名序にて在原業平について評したものとされる『その情余りて詞足らず』(「そのこころあまりてことばたらず」)ですけども、「だって、ほんまに想いを伝えようと語り始めちゃったら、めちゃくちゃ言葉が必要になるんだもん!」といった具合にブーたれてる在原さんが脳裏に浮かびます。思わず歴史上の人物についてまで忖度しかねないほど、それほど「詞足らず」となってしまう、つばきファクトリーのリリイベは、誠に心洗われるようです。楽しげに、でも汗をいっぱいかいて、ステージで懸命にパフォーマンスしている姿を見ていると、その「懸命」さがストレートに伝わってしまう(ある意味で)つたなさも併せて、涙がでそうになります。日本語の世界で永らく通用していた定型句ではありますが、こう、胸が締め付けられるようだ、と言いますか。

投稿者は、プロフィールにもあるように小片リサさんと新沼希空さん推しなんですけども(その経緯なんかは、長くもなるし誰も興味ないだろうから割愛して)、9人全員が、ほんとうに愛らしく、大変に困っています。

そんな、見る者の胸を締め付けずにはおかぬ、不思議な透明感に満ちあふれたハロプロの末っ子ユニット、つばきファクトリー、2nd トリプルA面シングル『就活センセーション/笑って/ハナモヨウの、リリース記念、ミニライブ&握手会イベントが全国各地で開催されています。
夏のハロコンの巡業に追従するように、大阪、福岡とイベントを打ち続けて、いよいよリリース週にあって、関東でのリリイベがラッシュされました。

本記事では、2017年7月25日に開催された「ららぽーと豊洲」でのイベントと、翌26日にリリイベの聖地「池袋サンシャインシティ噴水広場」でのリリイベの模様を、投稿者が参加できた範囲でご報告。

ららぽーと豊洲でのイベントは、ヘルニア療養のため、ずっと現場には出てこなかった浅倉樹々ちゃんの復帰のイベントとなり、池袋サンシャインシティ噴水広場でのリリイベは、発売日当日でもあり、前代未聞の午前中からのリリイベ4回まわしという、いずれも特筆すべきイベントとなりました。

7月25日 ららぽーと豊洲

ららぽーと豊洲、海に臨むシーサイドデッキをバックにしたメインステージに臨む階段状の部分、そのステージに向って左側5分の1くらいのスペースだけを空けて、他が縄張りしてあって優先観覧エリアとなっています。
イベント2回目にようやく間に合うような悠長な出動で入手できた優先エリア入場券の整理番号は、とてものことに優先エリアに入ろうという気持ちを無くすような数字。幸い、ららぽーと豊洲シーサイドデッキは、ステージが掘り下げられたドック部分に設けられていることから、フリーで観覧していても、非常にステージが見やすい。

と、実はこの「そのステージに向って左側5分の1くらい」空けてあるスペースを使って、メンバーが控え室からステージへ移動したりして、その真上近辺にフリーで陣取った方が、優先観覧エリアに入るよりも何かと嬉しい場面が多かったり。

そうこうするうち、前説のお兄さんがイベントの注意事項ならぬイベント口上を述べ始め、会場のボルテージも上昇します。
そう。イベントの注意事項ってよりは、もはや「待ってました」レベルの伝統芸能の口上とも言える前説でもあり、ライブツアー並に、「会場のボルテージも上昇」するほど、会を重ねてきたリリイベです。
なお、界隈では「アルビ兄さん」とした方が通りが良い前説のお兄さんですが、しかし、かつて応援企画で登場した際の自称も、リーダー山岸理子ちゃんが川口の握手会で「今日はいなくてさみしかった」とブログで書く際の呼称も、いずれも「前説のお兄さん」なので、正式名称が「前説のお兄さん」なんだと判断しております。

やがてトップリと日が沈むことになりますが、イベント開始の段階では、ようやく傾き始めたくらいで、シーサイドデッキが臨む海面に良い感じに日が射しています。そんな光景をバックに、つばきファクトリーはお久しぶりの『初恋サンライズ』の衣装で登場。

イベント概要 ららぽーと豊洲 第二部

ミニライブ&握手会のイベント概要は下記の通りです。

セトリでは、やっぱり『私がオバさんになっても』が強力でした。どうにも、つばきが歌ってくれる『私がオバさんになっても』には弱い投稿者ですが、翌日からも続くリリイベで盛んに先輩たちの楽曲をコピーしていることとも併せて、実に「つばきらしく」同時に「ハロプロらしい」ところかとも思え、そりゃ涙腺が緩むのもしょうがないかと。(後述)

メインの新曲から、デビュー曲なのにすでに鉄板化している(← これは本当!)『初恋サンライズ』まで含めつつ、スマイレージの『有頂天LOVE』も歌ってくれました。
登場してきていきなりの『17才』で、岸本ゆめのさんがマイクを落としてしまって、「ゴンッ!」とかいう大きな音が音響に乗って響いたのもご愛敬ってことで。

優先エリアに入らなかった一方で、フリーの観覧エリアから見る全景は、沈み行く夕日が映える水面をバックにしたメンバーたちの美しさたるや尋常ではありませんでした。

ららぽーと豊洲 第二部 セトリ
01.17才(マイクを落とす岸本ゆめの)
02.ハナモヨウ
MC 樹々ちゃん参加(明日が発売日だから、前日トーク)
03.私がオバさんになっても
04.就活センセーション
05.初恋サンライズ
MC 樹々ちゃん参加(告知など)
06.笑って
07.有頂天LOVE(スマイレージ)
【明日が発売日だから、前日トーク】
遠足なんかの前日にすること
浅倉:明日のことを忘れようと動画を見たりママと話したり
山岸:カツを食べる、はやく寝る
谷本:前日に限って朝早く起きちゃう
ららぽーと豊洲 第二部 握手順
浅倉 → 秋山 → 小片 → 岸本 → 谷本 → 小野田 → 新沼 → 小野 → 山岸
樹々ちゃんは座っての握手

浅倉樹々 その美しき(段階的)復帰

この日のイベントから、ずっとお休みしていた浅倉樹々ちゃんが現場に復帰します。
この間の経緯は、こんな感じで。

イベント中のMCでも、軽く触れる程度で、あんまり仰々しく「樹々ちゃんお帰りなさい」的なムードはありませんでしたが、この日のメンバーのブログでは(上記ニュース記事にもある通り)みんなが嬉しそうに樹々ちゃん復帰に触れ、イベントの控え室では、あたかもマスコットのように、樹々ちゃんがメンバーたちに揉みくちゃにされたようです。樹々ちゃん本人のブログでも、自撮り写真アップと、読者との「あっち向いてホイ」対決が復活。
上述のとおり、仰々しいお帰りなさいムードが無いことも併せ、つばきは平常運転で、だからこそ心強いかと。

樹々ちゃんは、まだパフォーマンスには本格的に復帰できる状態ではないようで、ミニライブ中の2回のトーク部分と、握手会にのみ参加。
しっかり『初恋サンライズ』の衣装を着込んで、お休み前から少し伸びたようにも思うロングの黒髪をストレートに下ろして、久しぶりの樹々ちゃんは、美しかったです。ずっと「可愛い」ばっかりだった樹々ちゃんは、この日、とても美しかった。

トーク部分だけの参加ということで、パフォーマンスが終わりにさしかかるところで、ゆっくりとステージに向って一人歩いて行く姿や、トーク部分を終えて次の曲のイントロが響いてくる中、一人ステージを降りて、ゆっくりと歩いてくる姿には、なんだか切ないものがありました。その歩き方も、まだ腰をかばっているのか、とっても慎重で。
ミニライブ中は、優先観覧エリアからメンバーが移動に使うスペースを挟んで、やはり階段状になった部分で、椅子に着席して、ステージで他のメンバーがパフォーマンスするのを樹々ちゃんは見ています。他のメンバーがパフォーマンスするのを見ている樹々ちゃんは、やっぱり、なんだか切ないものがありました。とりわけ、新曲がパフォーマンスされている際は、ステージ上のメンバーに合わせて、上半身だけで振り付けの復習みたいなことをしていて。
投稿者がたまたま陣取ったフリーエリアが、まさに、ステージを見つめる樹々ちゃんの横顔を上から見下ろせるような位置だったりして、どうかすると投稿者はステージを見ないで、樹々ちゃんばっかり見ていたような気もします。

でも、そんな樹々ちゃんの様子から、それを「可哀想」とか思っちゃうのは、自分的に戒めるべきだと思ってます。かつて、デビュー曲の初めてのリリイベで、お客さんが来てくれるかどうか不安だったことを告白し、つばきのために集まってくれて嬉しいと泣いてくれた愛らしい女の子が、内心、実際の所、どう思っているのか、勝手に忖度するのも僭越だし、ステージを降りてのことであれば、それはファンと共有されるべきものでもなく、樹々ちゃん本人だけのものだし、懸命に自分の置かれた境遇と戦っている(それがどういう方向であれ)ことを外野があれこれ云々するのも、失礼なことだと思うから。

ただ、レポとして最後に。
握手会では一人着席の状態だった樹々ちゃんは、ほんとうに、ほんとうに嬉しそうな笑顔でファンを迎えてくれました。
こればっかりは、どんなに懐疑的に穿ったスタンスでいようとも見誤ることのない、まことに嬉しそうで輝かしい笑顔で。そして、そんな嬉しそうな笑顔によってこそ、この日の樹々ちゃんは、美しかったです

発売日 7月26日 サンシャイン噴水広場

発売日当日は、リリイベの聖地、池袋はサンシャインシティ噴水広場にて、前代未聞の午前中からの4回まわしのミニライブです。

昨年末のつばきリリイベのサンシャインで出動時間が甘かった分、十分に時間に余裕をもって出動したんですが、これが大正解。
なんと、第一回のミニライブが始まるずっと前の段階で、優先エリア入場券、早々に売り切れです。販売開始予定は午前中からと事前にアナウンスされていましたが、たぶん、その時間をめざして池袋にやってきたファンは、列に並んでいるうちに売り切れてしまって、そもそも優先エリア入場券を購入できなかったのではないかと。最初から少なめに準備されていた4回目の公演だけじゃなく、他の3回分の優先エリア入場券も、どんどん売り切れていきます。

後日のイベント(7/28 後楽園ラクーア)で前説のお兄さんが会場を選定することについて軽くコメントして「つばきが、どのくらい人気なのか見極め難く、大きな会場を借りるには躊躇がある」(趣旨)と述べていましたが、いやいや、つばきファクトリー大人気です。

サンシャイン噴水広場でのリリイベは、整理番号での呼び出しのために参加希望者が整列する準備スペースが、噴水広場裏の大階段のところに指定されています。
さて、優先エリア入場券を確保できた者も、そうでない者も、つばきリリイベ恒例の公開リハーサルを待って、噴水広場前の縄張り近辺に陣取っていたところ、その大階段スペースでの呼び出し時間が迫ってきて、リハーサルと呼び出しが時間的に重なっていますとまでアナウンスされちゃう始末。
だもんで、公開リハは見れずと観念したところで、呼び出し順に列を作って優先エリアに入ってみれば、メンバーたちがレッスン着で、なにやら入念に場位置確認中。
マイクを通さず、あれこれやっているので、詳細はもちろんわからないんですが、この日、印象的だったのは、いつも、あれだけ毒舌で仕切り屋さんで、しっかり者な小片リサさんが、なにやら言われるがママに、あっちに移動したり、こっちにしゃがんでみたりと、妙に受身だったこと。ええ、もちろん、可愛かったですよ。

昨日久しぶりに現場に立った樹々ちゃんは、頑張りすぎてしまったのか、体調が思わしくないということで、この日は4部だけの参加だって告知があったり。

イベント概要 池袋サンシャイン 第一部

25日の豊洲イベント終わりのご挨拶で、リーダーの山岸理子ちゃんが「明日は特別なことをやっちゃいます」と、「わたしたちは、Berryz工房さんのスピリットを継承するという意味でファクトリーと名付けられました。明日は、Berryz工房さんのファンの方にも見て貰いたいと思います」とかいったようなことを告知したもんだから、たぶん多くの方が、「サンシャイン噴水広場でのリリイベだから『告白の噴水広場』を歌うんでしょ?」くらいに軽く予測していたわけですが。
ところが、蓋を開けてみれば、異例の4回まわしのミニライブ、その最初の1回を、まるごと使って、セトリ丸ごと Berrryz工房の楽曲で。

つばきファクトリーが先輩の楽曲をコピーしてパフォーマンスするときには、いわく言い難い感慨があるんですが、それは後述するとして、嬉しいセトリは下記の通り。

池袋サンシャイン 第一部 Berryzリスペクト セトリ
 『ハナモヨウ』の衣装で登場
01.CLAP!
02.ROCKエロティック(小片-岸本ペア大注目)
MC 山岸「みなさんこんばんわ、まちがえました、こんにちは」
03.恋はひっぱりだこ
04.ヒロインになろうか!(ヒロインは希空)
05.本気ボンバー!
06.カッチョエエ!
07.ジリリ キテル
池袋サンシャイン 第一部 握手順
岸本 → 小片 → 小野 → 新沼 → 山岸 → 谷本 → 秋山 → 小野田

いきなりの『CLAP!』で、「ああ 未来にも、そう 残すべきだろう」という歌詞の響くことといったら。そう、Berryz工房に代表されるこのハロプロの名曲たちも、そんな名曲を、まだまだ初々しい透明な女の子たちが一生懸命歌ってくれるという構図自体も、まさにそれらを「未来に残すべき」だという歌詞との「入れ子構造」になっていますよね。そして現に今、その未来に残す実践としてこの名曲を歌ってくれているのが、他ならぬ つばきファクトリーだ、ということも、実に胸に響きます。

かつて、菅谷梨沙子さんが、フルバージョンにおいては夏焼雅さんが、そして熊井友理奈さんが、おのれの渾身の迫力を込めて斉唱していた『ヒロインになろうか!』の、「ひろ~~~い~~~ん!」パート。歌うは、新沼希空ちゃん。可愛いだけじゃなく他にも魅力的すぎる希空ちゃんですが、この希空ちゃんの「声」は、今のハロプロが抱えるいくつかの「宝」のひとつかと。だからこそ、喉を大事に、無理しないで欲しいですよね。

宝塚チックに男役と女役に分かれる『ROCKエロティック』では、小片リサさんと岸本ゆめのさんのラブラブコンビに大注目ですが、これは、この日の他のミニライブでのあれこれとも併せて後述するってことで。

面白かったのは、最初のMCでご挨拶したリーダー理子ちゃん。
上のまとめでは、読みやすいように「みなさんこんばんわ、まちがえました、こんにちは」と句読点を入れましたが、本当の発話は「みなさんこんばんわまちがえましたこんにちは」って感じで、「こんばんわ」と言ってる途中で「あ、まちがえた」と思っても修正できなかったというか、一気呵成に「まちがえましたこんにちは」まで言っちゃうところ、ほんとに面白かった上に、自分でいろいろ気付いてる理子ちゃんがニコニコしてるのが可愛すぎました。ここだけでも、どっかに動画がないもんかと。

イベント概要 池袋サンシャイン 第二部

リリイベ第二部は、なんと衣装を変えて登場です。
同じ日のリリイベで回替りで「衣装」までいろいろ変えてくるって、私らファンは嬉しいんですが、バックステージで、メンバーたちは大変なんじゃないかと思います。

衣装が回ごとに変わってるだけじゃなく、すでにご覧いただいているように、一回のリリイベのミニライブで、披露される楽曲が、なんと(四部を除いて)7曲です。後の方で、小片さんもご挨拶で言及していましたが、この日披露された楽曲は、のべで27曲におよび、なんならコンサート1回分なわけで、繰り返し、大サービスでファンは嬉しいんですが、バックステージで、メンバーたちは本当に大変なんじゃないかと思います。

池袋サンシャイン 第二部 セトリ
 『笑って』の衣装で登場
01.まっさらブルージーンズ(℃-ute)
02.就活センセーション
MC リリイベわくわくトーク
03.私がオバさんになっても
04.笑って
05.初恋サンライズ(樹々ちゃんセリフ代替は小野瑞歩
MC 岸本:いつもの2ℓではなく(告知など)
06.ハナモヨウ
07.マジグッドチャンスサマー(Berryz工房)
【リリイベわくわくトーク】
どんなことに「わくわく」しましたか?
山岸:福岡のお土産をお家に帰ってから開封するとき
小野:初めて行く地方にはわくわくする
小片:渋谷のスクリーンに新曲が写っていたとモーニングの工藤さんが知らせてくれたこと
池袋サンシャイン 第二部 握手順
秋山 → 山岸 → 新沼 → 小野田 → 谷本 → 小片 → 小野 → 岸本

第一部の Berryzリスペクトなミニライブに続いて、『マジグッドチャンスサマー』が歌われます。この、”ママに嘘をついて初めてのお泊まりという夏の冒険” ってシチュエーション、その初々しさも愛らしさも、危うさも、そして誰もがいつか通った道だということも、かつて最年少の菅谷梨沙子さんに託して、「モーニングの妹分」とキャッチフレーズされたある時期のBerryz工房のエッセンスを体現してもいる以上に、先輩の楽曲を借りてる末っ子ユニットという つばきファクトリーにとってもまた、あまりにも相応しくて、こうした楽曲と、その楽曲を具現化するメンバーの間に見られる「照応関係」というか「入れ子構造」って、狙っているんですかね。狙っているなら、ほんとうに見事だと。

℃-ute の『まっさらブルージーンズ』は、2016年の最後の℃-ute の日に、飛天の間に掲載された後輩からのメッセージによる限り、小片リサさんが初めてお金を出して買ったCDなのだとか。理由は不明ながら、思い出す都度、なんだか胸が熱くなるエピソードです。
その小片さんが、つばきファクトリーのメンバーとして、こうして嬉しげに『まっさらブルージーンズ』をパフォーマンスしています。

あなたもまたエッセンスのひとつ 岸本ゆめの

以下、あくまで、つばきの握手会では、これほど、まとまった内容の会話ができるのだと、つばきメンバーは、それほど、ファンが言うことを聞こうとしてくれるし、お話ししてくれようとするのだという、その一例として。あくまでも一例として。

第一部で、つばきファクトリーが Berryz工房だらけのセトリをやってくれたことが嬉しくて、かつまた、何度も握手しに行って、ついに(握手の時間では)話すことがなくなってしまって、ようやく絞り出した結果として、ある時、投稿者は、岸本ゆめのさんの前に流れたときに「Berryzが活動停止でも、こんだけベリ曲やってくれたら、さみしくないね」とか言っちゃいます。(慌てて付言すれば、そんなこと本気で思っているわけもなく、なにより投稿者自身かなり病の重いベリヲタであって、あくまで握手会の反射神経勝負の中で、ギリ絞り出した発言であったことを言い訳として)
すると、いつもいつも、笑顔過ぎるくらい満面の笑顔で迎えてくれる岸本さんが、すっと笑顔を消して、こう応えてくれます。
私は、さみしいです」と。

多くを語る必要はありますまい。
すでに多くのファンにも Berryz工房の大ファンであると周知されている岸本ゆめのさん、彼女もまた、この場合は「Berryz工房」を介してという形ではあれども、やはりハロプロのその美質のひとつの具現化であろうかと。

握手会での迂闊な発言を一ファンとして反省すると同時に、この岸本ゆめのさんの応答にはベリヲタとして、まことに嬉しくありがたいものを感じているということ以上に、握手会という反射神経を要する現場で、自分たちを応援してくれるはずのファンに向って、真っ直ぐに「私は、さみしいです」と返してくれる岸本ゆめのという人の率直さと真剣さもまた記しておきたいところです。

イベント概要 池袋サンシャイン 第三部

この辺りまで来ると、イベント中、ずっと立ちっぱなしの私たちは、とりわけ投稿者おっさんにつき、そろそろ疲労困憊なわけですが、私たちはそれでも可愛いメンバーが登壇するのを目にして(精神的に)疲労を癒やせるからまだ良いとしても、メンバーたちは、どれだけお疲れかと。ほんまに頭が下がります。

池袋サンシャイン 第三部 セトリ
 『ハナモヨウ』の衣装で登場
01.Just try!
02.ハナモヨウ
MC CD発売記念 形にのこるモノ トーク
03.初恋サンライズ(樹々ちゃんセリフ代替は谷本安美
04.気高く咲き誇れ!
05.就活センセーション
MC 岸本:1.5ℓを飲み終え、次の2ℓの途中です(告知など)
06.笑って
07.キャンパスライフ~生まれて来てよかった~(℃-ute)
【形にのこるモノ トーク】
岸本:2015年のバレンタイン、夏焼雅さんからもらったクッキーの袋をとってある
小片「そういうのって、残しておくよね。うちも!」
秋山:サンタさんのプレゼント サーカステント
小野田:バースデーのケーキが毎年凝っている(モノ?残る?)
池袋サンシャイン 第三部 握手順
秋山 → 岸本 → 新沼 → 小野田 → 谷本 → 山岸 → 小野 → 小片

第三部でも、先輩の楽曲をコピーしてくれます。それは℃-ute の『キャンパスライフ』。これまた、上に述べた『マジグッドチャンスサマー』と同様、”本気だせば強そうな、ちょっとヤンキーが入った彼氏にぞっこんで嬉し恥ずかし” な、歌詞に歌われる(たぶん)初めての恋愛のシチュエーションが、繰り返し、楽曲と、その楽曲を具現化するメンバーの間に見られる「照応関係」が見事で、とりわけ、そんな ”嬉し恥ずかし” を歌うのが、つばきファクトリーであってみれば、かつて舞台のサンクユーベリーベリー』において感じたことにも似て、ほんとに偶然なのか疑わしいほど。

しかし、この第三部では、先輩の楽曲は、この『キャンパスライフ』のみ。第一部で、全編 Berryz曲でセトリを組んで、第二部、第三部と、徐々に先輩の楽曲の比率を減らしてゆくイベント構成になっています。

と、満を持して第四部の記述に入る前に、先に第三部の終わりに、つばきが歌う先輩の楽曲について少々。

つばきファクトリーという、ハローのエッセンス

Berryz工房のスピリットを継承するというコンセプトだけでなく、2周年記念のつくばでの感動的なイベントだったり、何かと先輩ユニットの楽曲をコピーしてくれる つばきファクトリーです。この日の池袋サンシャインでのリリイベだけでなく、積み重ねられた多くのミニライブイベントで、℃-ute の、モーニングの、スマイレージの楽曲を甦らせてくれました。この、つばき がコピーしてくれる先輩の楽曲について、2点ほど。

自分たちのオリジナルの楽曲ではないこともあって、加えて、偉大な先輩の楽曲であることもあって、そのパフォーマンスにあたって、つばきメンバーたちが精一杯背伸びをしようとしているところ。ないし、そのような懸命さが目立つこと。
オリジナルの先輩たちの往時のパフォーマンスと、現在のつばきのパフォーマンスを、直接に見比べてみたら、もしかしたら、ものによっては、つばきのパフォーマンスの方が技術的には優れている例だってありそうです。ハロプロが積み重ねた、スタッフ側の指導法だったりメンバー側の受け止め方が、十分に熟れた結果として。
ただ、鑑賞する私たちファンの側にも、見守り評価するスタッフの側にも、当のメンバー本人たちの中にも、今のつばきのパフォーマンスと比べる対象としては、成長過程で発展途上で試行錯誤する先輩ではなくて、ひょっとしたら当人たちによっても再現できないような、最高度に完成した最盛期の先輩たちがイメージされています。技巧的な技術論としてではなく、イメージとして、完成された先輩たちを相手に、今現在、成長過程で発展途上で試行錯誤する つばきファクトリーが、精一杯に背伸びしてパフォーマンスしています。

この、今現在の自分の力量を越えて精一杯手を伸ばしている様子、この幼子の高みを見上げる眼差しの高さ。そして、その眼差しの高さを具現化することで、その先につねに見据えられている完成された(虚構の)先輩たちのイメージまでもが、現在の後輩たちのステージに召還され招聘され、ファンの目に二重写しに見えていること。
つばきファクトリーが具現化してくれている、上記のようなことこそ、ハロプロの枢要なエッセンスのひとつではないかと。
上に「幼子」と書いたように、こうした具現化を果たしてくれるのが、一番に経験の浅い末っ子のつばきであるということもまた、上に述べた全てのことに効いています。
「入れ子構造」どころか相互に補強し合っている「肯定的なウロボロス」って感じで。

小片リサさんが「ハロプロといったら、つばきと言われるようになりたい」と、そう言ってくれたその瞬間に、つばきファクトリーは目に見えない大事なものを受け継いだのかな、と。

イベント概要 池袋サンシャイン 第四部

ラストの第四部、午前の販売の段階で、優先エリア入場券が少なかった(真っ先に売り切れた)のは、「もういっちょ」の中島デスクを始め、プレス各社が入るため、そもそもの優先エリアが狭かったせい。ってか、プレス多すぎで、やっぱり、つばきファクトリー、大人気です。

そして、第四部では、ついに、つばきオリジナルだけでセトリが組まれます。

池袋サンシャイン 第四部 セトリ
 『笑って』の衣装で登場 5曲を終えた後のMCで衣装をリクルートスーツにチェンジ
01.初恋サンライズ(樹々ちゃんセリフ代替は小野田紗栞
02.うるわしのカメリア
MC 浅倉樹々 参加 樹々ちゃんだけリクルートスーツで登場
03.独り占め
04.笑って
05.ハナモヨウ
MC 衣装チェンジ 小片「ここをライブ会場と見立てて」
06.就活センセーション
小片、岸本、浅倉、小野田が残って「ここをライブ会場と見立てて」
「B1の人、声出せますか-??」「おーーっ!」の応酬
その間、他の5人が衣装チェンジして、小片、岸本、浅倉、小野田と交代
着替えて出てきたときに5人のトークの隙間を見つけられず、入って来れず、しばらく岸本に抱きついていた小片
報道陣の囲み取材を観覧する会のあと…
池袋サンシャイン 第四部 握手順
浅倉 → 新沼 → 秋山 → 小野 → 岸本 → 谷本 → 山岸 → 小野田 → 小片
取材のカメラが去ってからは樹々ちゃんは座って握手

この第四部では、ミニライブが終わったあとにプレスの囲み取材があって、その模様は、すでに取材元の各社の番組やネット記事だけでなく、いくつかの動画サイトでも公開されていて、実際に見ることができるかと。
そして、第四部から浅倉樹々ちゃんが復帰です。

大注目のラブラブペア 小片と岸本

第四部では、メンバー達は『笑って』の衣装で登場してきますが、途中で衣装チェンジして、『就活センセーション』のリクルートスーツに着替えます。
この衣装チェンジは、ミニライブ後半のMCのタイミングで。小片さん、岸本さん、樹々ちゃん、小野田さんがステージ上に残ってMCする間に、他の5人が引っこんで着替えます。着替え終わった5人が出てきたら、交代で、最初の4人中3人が着替えに引っこみます(樹々ちゃんは、前半のMCの最初っから、リクルートスーツで登場していた)。で、着替え終わった3人が出てくるんですが、そこでステージ上で展開していたトークの切れ目を見つけられずに、しばらく出てくるタイミングをつかめないでいます。

大事なのはここから。
しばらくステージに向えないでいた小片さんは、どうしようと言わんばかりに、それでもニコニコした笑顔で、後ろから岸本さんに抱きついています。「どうしよう、どうしよう」と言ってるかのように、困りながら、でも嬉しそうに、岸本さんに抱きついてる小片さん、抜群のスタイルながら、お顔がまあるくて、ニコニコしてると、まさしく「まるちゃん」って感じで、めっちゃ可愛くて…ええ、後ろから岸本さんに抱きついています

いやね、『就活センセーション』の後半のフリで、3人×3ブロックに分かれて、左右の腕をお互いに絡めながらシュババっと手刀を振り回すようなフリがあるじゃないですか。そこでも、小片リサさんは、岸本ゆめのさんと組んでいます。
加えて、この日のリリイベ第一部の Berryzリスペクトのミニライブ、宝塚チックに男役と女役に分かれる『ROCKエロティック』では、男役岸本ゆめのさんに指でアゴを「くいっ」とされるのは、女役小片リサさんだったりしてまして。
いったいに、こうした組み合わせは、果たして意図的なんでしょうか。

こうした場面だけでなく、上記までの各部のまとめで「説明不足」だった岸本さんの「ℓ」発言ですが、これは、当日の高温多湿の厳しい環境の中での水分補給の話し。いつもは2ℓのペットボトルを用意している岸本さんは、この日の4回まわしのリリイベに備えて、いつもに加えて水分を準備し、都合3.5ℓの飲物を確保していたとか。
それを握手会中にもファンに突っ込まれ、毎回のMCで、水分の消費状況を客席に報告していたという次第。
で、大事なのはここから。
そういった岸本さんの嬉しそうなご報告が重なると、隅っこでボソっと、小片さんが「しつこい」と。…なんというか、親しいからこその毒舌というか、そういう痴話な鞘当ては、ファンの見えないところでやってくれないかな、とか。悩ましいですよね(← 喜んでる)。

いずれにしろ、小片リサさんと岸本ゆめのさんの今後は一瞬も目が離せませんね。

おわりに 樹々ちゃんの手を取っていた小野田さん

握手会が終わってから、リリイベの各会場では、その日のイベントでお世話になったモールの方やCDショップの方に記念写真を撮ってもらって、その後に、スタッフさんによって公式にアップされるその日の集合写真が撮影されます。

この日、腰の故障からまだ十分に回復していないながら、現場には復帰していた浅倉樹々さんは、まだ腰を屈めるわけにはいかないから、膝をついた恰好で集合写真の前列に加わります。写真を撮り終えて、膝をついた姿勢から自力で立ち上がるのに苦労していたところ、小野田紗栞さんが樹々ちゃんの手を取って、介添えしていたりなど。

そんな風に、ごく当たり前のように、樹々ちゃんの手を取っていた小野田さんも、握手会では相変わらず強めのグリップで、前代未聞の4回まわしを強行したリリイベにてお疲れだったろうに、どこから出してきたんだと思っちゃうような輝かしいばかりの笑顔でファンを迎えてくれました。

*****

たかがリリイベ。
それは、そうかもしれませんが、上に縷々記述してきたように、その端々でメンバーが示す(細かいかもしれないけれど)麗しい場面のひとつひとつが、それこそ珠玉のようです。

つばきファクトリーのリリイベには、楽曲のパフォーマンスだったり握手の嬉しさ以上に、どこか心洗われるような浄化の素敵な効用があるようです。

(文=kogonil)

 

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