つばきファクトリー 2017 応援大感謝祭 in 池袋サンシャイン噴水広場 ~ゆっくり育てて熟してきたオリジナリティ~

2017年12月15日の金曜日、池袋サンシャインシティ噴水広場にて、これまでのリリイべとは、ちょっと違った つばきファクトリー3rdシングル発売記念イベントが開催されました。題して『つばきファクトリー2017年応援大感謝祭』。

イベント自体も平日の夕方17:30開始である上に、優先観覧エリアに入る整理券を入手するためのCD予約販売は午前10:00スタートとあって、学校なりお勤めなりがあるファンにとっては非常に厳しい開催仕様となっていた『大感謝祭』ですが、これまでのイベント告知で「スッペシャルな内容のイベントにする」とか、「つばきだけでなく、ハロプロを応援してくれるすべての人への感謝を込めて」とかアピールされていたので、そりゃ駆けつけますよ。駆けつけざるを得ないですって。

そうでなくとも、つばきファクトリー3度目となる、リリイべ聖地でのイベントです。
繰り返し、「つばきだけでなく、ハロプロを応援してくれるすべての人への感謝を込めて」開催される、つばきファクトリーによる『2017年応援大感謝祭』です。その模様をせめて概略だけでも、参加したくても参加できなかった方々へ向けてご報告。

つばきファクトリー 2017 応援大感謝祭

何枚CDを予約購入しようとも一回のお会計につき優先エリア入場の整理券は一枚のみしか入手できない縛りが入っているだけじゃなく、案の定、より良き整理番号を求めて購入列に並び直そうとする暇すらなく、販売開始早々に優先エリア整理券はソールドアウト。あらかじめ枚数を絞っていた模様…どころか、実際に発行された整理券は「200番」で打ち止め(開催前の整列で確認)。投稿者は、朝早くからの出動であったにも関わらず、180番代の整理券一枚っきりの入手で打ちのめされ、軽く膝をついたりなど。

2階回廊部分よりイベント会場を臨む(イベント開催前に撮影したもの)

公開リハから公開取材まで

そんな次第で早々に(イベント前の)サンシャイン噴水広場に用はなくなって、整理券に記された集合時間(17:00)まで、長大な空き時間ができちゃいます。この空き時間に、この日公開された『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』をしっかり鑑賞できてしまったりして。
とか、映画を一本、まるっと鑑賞しても、公開リハーサルに余裕で間に合う時間に噴水広場に戻れるほど…というのは時間的な帳尻だけの話であって、のんびりサンシャインシティを離れて映画なんか見てるもんだから、サンシャイン吹き抜けの回廊3階部分まで含めて、およそ噴水広場のステージを鑑賞できるスペースは、待ち時間に耐えた筋金入りのファンたちによって、すでに占められています。

そういうわけで、ようやくメンバーの後ろ姿を微かに眺めるような位置で、公開リハーサルを遠巻きに観覧する羽目に。
恒例ともなった公開リハで披露されるのは『ハナモヨウ』と『低温火傷』。
リハーサルを終えて一旦引っ込むメンバーたちですが、ちょっと間を置いただけで、すぐに公開取材が始まります。
公開取材を遠目に囲んでいるファンにとって、やっぱり印象的だったのは、岸本ゆめのさん。取材でマイクを向けられているとはいっても、それはSEブースを経て会場のスピーカーにつながっているわけではないので、取材に応えるメンバーの声は、なかなかこちらには届きません。ところどころ微かに聞こえるだけで、総じて何をしゃべっているのかは、ちゃんとは聞こえません。けれども、そうであっても、ハキハキとしたトークが、しっかり伝わって来るのが岸本さん。なんだか、岸本さんの心が折れぬ限り、つばきは大丈夫だとか思っちゃいます。
そして個人的に印象深かったのが新沼希空ちゃん。上述の次第で、基本、何をしゃべっているのかは不明ながら、何やら取材者の質問に答えて挙手しながらも、その場で話して済ませようとして、取材のマイクにちゃんと向き合うため前に出てセンターに位置取ることに躊躇しています(このとき、希空ちゃんは一番の下手側の2列目にいた:わたくし、後ろから見てましたから)。あの、困ったような独特の表情でくちを「へ」の字にして、「え~~~~」とか言ってるのが(声も聞こえないし顔も見えないけど)手に取るようにわかります。で、取材者さんに促されて、ようやく前に出てくるんですが、その際の頭を左右に振るチョコチョコとした様子も、希空ちゃんらしい独特の(照れ隠し的な)動きだったりと、この取材の一部始終が、個人的に、あまりにも希空ちゃんらしくて。

ちなみに自分でも若干呆れたのが、公開リハーサルから公開取材を臨む位置取りからは、ほとんど遠目にメンバーの後ろ姿しか見えなかったにも関わらず、ふくらはぎの後ろ側だけで誰だかわかっちゃうあたり、かなり病が重いかなと。いや、申し訳ない。

大感謝祭への口上 他

公開取材を終えて、メンバーたちの「ありがとうございましたあ」との声の響きもまだ噴水広場近辺に残っているようなぐらいのタイミングで、前説のお兄さんの口上がスタートします。
曰く、今回はいつものリリイべとは違って、スッペシャルなライブをしますよ、と。曰く、つばきを応援するファンだけじゃなく、ハロプロを応援してくれる全ての人に感謝を捧げるミニライブです、と。
そこは、これまでの告知でも大なり小なり表現を変えてアナウンスされたところでしたが、それらを総合して、前説のアルビ兄さんは、サンシャインに集まったファンを、こう煽ります。
今回は、「60分一本勝負!」である、と。

通常、3回公演で、ミニライブだけなら公演当たり6~7曲で30分前後のイベントを、今回は1回のみの「60分一本勝負」だと。
この煽りに続けて、つばきイベントのオープニングのSEが流れてくるや、もうサンシャイン噴水広間前のボルテージは最高潮です。あんまりにも定型的な文言を自分が綴っていることに自分で驚きますが、つばきイベントのオープニングのSEは、そしてそのオープニングSEにのせて「オイ、オイ」と声を揃えるファンの盛り上がりは(比較的広く薄く、あちこちの現場に出没している投稿者の脳内調べで)現段階で、大きなホールコンのオープニング前のボルテージに匹敵するかとも思え、この意味でも、つばきファクトリーは躍進著しいものがあると確信している次第。

大事なお知らせなど

このスッペシャルなイベントでは、2018年の2月に発売される3rdシングルの全タイトルも発表されました(『低温火傷』の他の曲名は『春恋歌』、『I Need You〜観覧車〜』)。
そして何より、発売予定日の翌日にあたるメジャーデビュー一周年記念の2月22日にディファ有明でのワンマンライブが決定したこともお知らせされました。(デビュー当日のディファ有明のレポはこちら

そりゃあ、いかにド平日の木曜であるとはいえ、万難を排して駆けつけますよね。

と、先に大事なお知らせについて述べておいて、以降は、この日のスッペシャルなライブで個人的に強く印象に残ったところを、いくつかランダムに。

感謝の60分一本勝負 オリジナルな魅力編

たとえば、帽子がとれちゃった小片リサさんが美しかったんですよ。
3rdシングルの一連のリリイべでは『低温火傷』の衣装でベレー帽風の帽子を装着してるから、いつもならポニーテールにしていたり髪をアップにしてたりする小片さんは、ストレートに髪を下ろしています。
で、今回の池袋サンシャイン、若干帽子をピンドメするのが甘かったのか、小片さんはライブの途中から帽子を押さえてパフォーマンスしますが、ついにあきらめて、帽子を振り捨ててライブに臨みます。だもんだから、ストレートに下ろした髪を振り乱すようにパフォーマンスしている姿が妖艶だっただけじゃなく、いつもは(本人の性格もあってか)微妙に抑え気味な「美しさ」が、かなり前に出ていた小片リサさんだったのでした。
と、そう握手会で伝えたところ、どんな反応をしたものか困っちゃったみたいで、小片さん、ごめんなさい。

また、ブリッジのトークパートでは、クリスマスのプレゼント交換の話題も。
今回、つばきメンバーでクリスマスのプレゼント交換をするにあたり、予算を3000円以内と定めていたようですが、「3000円を700円越えちゃった」とかテヘペロな新沼希空ちゃんも、「3000円あったら、どんだけご飯が食べられるか」と不満を述べる岸本ゆめのさんも、お互いの(積み重ねてきたリリイべで客席とも共有できている)キャラありきでこそ面白いコメントを発していて、なんだか熟してきた感があります。

今回は60分という長めのミニライブだから、「ゆめちゃんとおなじ1,5リットル」の水分を携帯してきたと嬉しげに発表する谷本安美ちゃんも、そのコメントが「面白い」ものであるためには、どれほどの文脈を踏まえていなければならないことかと。

感謝の60分一本勝負 楽曲継承編

そんな大感謝祭のセットリストは、こんなところで。

01.スッペシャル ジェネレ~ション(Berryz工房)
02.気まぐれプリンセス(モーニング娘。)
03.大きな愛でもてなして(℃-ute)
04.私がオバさんになっても
05.気高く咲き誇れ! 
06.就活センセーション
07.Just Try! 
08.告白の噴水広場(Berryz工房)—樹々ちゃん参加—
09.笑って —樹々ちゃん参加—
10.ハナモヨウ
11.低温火傷 —樹々ちゃん参加—
12.Danceでバコーン!(℃-ute)
13.夢見る 15歳(スマイレージ)
14.一丁目ロック!(Berryz工房)
↓↓↓ものすごい「つばき」コール↓↓↓
15.初恋サンライズ

ラストの『初恋サンライズ』前の、つばきコールは、それこそ大きなホールコンのアンコールのボルテージに匹敵するかとも思えるほど。この意味でも、予告されたワンマンライブが楽しみすぎるところですが、こうした楽曲のパフォーマンスを介してこそ明確になったメンバーの魅力なんかも、あくまで個人的に、いくつかピックアップ。

ファンを巻き込む「スペジェネ」と、新沼希空ちゃんのダンス

何度も繰り返し「当日はスッペシャルな」と告知されていたもんだから、この日、池袋サンシャインシティに集った全員が、Berryz工房の『スッペシャル ジェネレ~ション』を「やるんだろうな」と予測していました。しかし、いかに事前に予測していようとも、リアルで目の当たりにする実際のパフォーマンスはいかにも素晴らしかった。
どこが素晴らしかったかといえば、第一に、現場に集った「つばきヲタ」には、元来が ℃-ute のファンだったという者も多いというのに(確認済)、「イントロ」というほどの余裕すらない「スッ!」「ペッ!」という、あの、いきなりのオープニングで、それでも、ちゃんと会場からのコールがそろうこと。そして第二に、集まったファンが再現する往年のコールを、真正面から受け切るどころか、ファン側の「待ってました!」に対して、あたかも「でしょ?まぁ、見てて」とでも言うような、ニヤリと不敵な笑みを浮かべるかのようなメンバーたち。

そして『サンクユーベリーベリー』で夏焼雅さんの配役を継承したからってわけでもないだろうけど、希空ちゃんのダンスが雅ちゃんにそっくりだったことを特筆したい。
それは顔が似てるとか、そういう意味で「そっくり」なわけではなくて、あの「いけぶくろ すぎたって」といった歌詞のあたりで、スペシュウム光線をだすような手の形をするところ、左右の足をステップ踏みながら交互に内側に蹴り上げる部分で、その足の蹴り上げ方から、ピョンコピョンコした弾み方から、希空ちゃんのステージ上でのダンスの仕方の癖が、雅ちゃんにそっくりで、正直、かなり驚いた(うっかり泣きそうになった)ことをお知らせしたくてしょうがなかったのでした(実は、ほかにも希空ちゃんが雅ちゃんに似てるところはあるんだけど、それはまた別の機会に)。

カバー楽曲でこそ、新しい魅力を示すメンバーたち

客席側からの大コールに、それを嬉しげに受け切ってみせるメンバーたちという構図が目立ったのは『気まぐれプリンセス』のイントロも、『夢見る 15歳』や『一丁目ロック!』のサビも同様でした。まことに素晴らしかったです。

と、こんなことを言い始めたらレポが終わらないので、あくまでも個人的に印象的だったことに絞るとすると、『大きな愛でもてなして』の愛らしさを、これほど “愛らしい” まんまに再現するのは、もはや「再現」という感じではなく、正しく楽曲のテイストを継承しているというべきかと。この『大きな愛でもてなして』の愛らしさにあっては、もう全員可愛いんですけど(← 言うまでもないですが)、山岸理子さんと小野田紗栞さんの「I」「O」のフリの可愛さには腰を抜かします。メガネのレンズも外れんばかりの可愛さというか、何を書いてるか書いている当人が意味不明なほどの可愛さというか。
そんな愛らしい雰囲気も含めて、楽曲のテイストをちゃんと表現していると見るならば、やっぱり、つばきファクトリーの躍進著しいかと。

また先輩のカバー楽曲というなら、前半の3曲、小野瑞歩さんがかなり多くの歌割りを担当していて、それで改めて、「歌唱メン」としての小野瑞歩さんのポテンシャルに気づかされたりもします。
こんな風に、つばきオリジナルの楽曲だけでは気付けなかったことも多くて(先輩のパフォーマンスが脳裏に焼き付いているので、それを軸にして新しい見方ができるから)、先輩の楽曲カバーに単純に大喜びするだけじゃなく、ちゃんと、正しく、つばきメンバーの(さもなくば)埋もれがちなポテンシャルをも表に引き出してくれるイベントだったのではないかと。

そう思ってみれば、『告白の噴水広場』における、樹々ちゃんと希空ちゃんのツインボーカルの透明感たるや、うっかり気を抜いていると正面から胸を射抜かれること請け合いです。ええ、射抜かれましたとも。
希空ちゃんの声質の愛らしさは言うまでもなく、しかしその希空ちゃんの声が、どちらかといえば基本に忠実な樹々ちゃんの歌唱とミックスされるとき、かくも耳に心地よく響くものであるとは!

それこそ『私がオバさんになっても』を始め、いろいろと言葉を尽くして賞賛したい楽曲ばかりのサンシャインでのミニライブでしたが、個人的には『告白の噴水広場』における樹々ちゃんと希空ちゃんのツインボーカルにこそ最優秀賞を捧げたいところ。

来年のワンマンライブへの助走として

と、パフォーマンスに関連するところで先輩のカバー曲ばかりをピックアップしたことについては、「この記事は偏向している」とご立腹な読者の方もあろうかと思いながら、こうした楽曲カバーを介して、それでも唸るのは、つばきファクトリーメンバーの著しい進歩です。
楽曲のパフォーマンスについてもそうならば、もうちょっと上で述べたような、舞台度胸的な、客前での場数を踏んでる的な、オリジナルな味わいも熟してきたという点においても。

一部に、たとえばリリイべや握手ばかりで、どうしてちゃんとライブツアーをやらせてあげないのかと焦れる向きもあったわけですが、そのようにファンが「焦れる」ほど、いってみれば「ゆっくり」と、いろんな経験をするところから、思った以上に、いろんなものが良い感じで「熟して」きているようです。

その上でのワンマンライブのお知らせです。メジャーデビュー一周年記念の2月22日にディファ有明で開催するという、そりゃ、いやがうえにも、否が応でも、期待は高まりますよね。どころか、そんな風にファンの期待を受けてハードルが上がるだけ上がっちゃっても、きっと今のつばきファクトリーならば、そんなハードルは余裕で超えていってくれるだろうとすら思えるほどの「熟し」っぷりでもあります。

少し上に、つばきのイベントのスタートにあって、つばきイベントのオープニングのSEが響いてきたときの盛り上がりは、大きなホールコンのオープニング前のボルテージに匹敵するほどだ、と述べました。
2018年の2月22日にディファ有明では、そんな投稿者の見解すら「甘い」とお叱りを受けるような、そんなワンマンライブが展開されることでしょう、きっと。

アイドルの「仮面と素」が絶妙に混じり合って

最後に、ライブ後の握手会の模様から、ふたつほど。

握手会並び
浅倉 → 小野 → 新沼 → 岸本 → 小片 → 山岸 → 谷本 → 秋山 → 小野田

握手会では、樹々ちゃんが途中から座っていて、まだ腰が本調子ではないんだろうなと思う一方で、それでなくとも小さい樹々ちゃんが座ると、一層小さく、上目遣いも激しく、可愛さが激増しとなるのは、こりゃ一体、どんな怪我の功名かと。

そしてリアル猫娘である新沼希空ちゃん、握手会で「めっちゃ可愛かったです」と言うと、ちょっと前までは、困ったように「いや、そんなことないですよ」という反応をしていたんですが、最近は「やったあ!」とか、親指をサムアップして「でしょ!」といったような、ファンの側からの「可愛かったよ」を受け入れるような応答をしてくれるようになっていました。
ところが、希空ちゃんの前に流れていって、握手しながら別のことを話しかけて(「楽しかったよ」とか「あの曲の○○なところが良かった」とか)、そっちに気を逸らせておいて、流れる間際に思い出したように「あっ、それから、希空ちゃん、可愛かった!」とか、急に付け加えて言うと、途端に以前のように、困ったような「いやいやいや」という反応になるのが、ほんとうに可愛いです。
ええ、申し訳ない。

*****

オリジナルな魅力も熟してきた上に、先輩のカバーを介して見過ごされがちなポテンシャルも開拓している つばきファクトリーは、文字通り、時間をかけて、ゆっくりと育てられて、ある面ではファンが「焦れる」ほどでしたが、そのおかげで、いろんなものが順調に熟してきて、良い味を出し始めています。その上で、いよいよワンマンライブも公式に決定しました。

メジャーデビュー2年目となる2018年、いよいよ つばきファクトリーが、アイドル界の中心に躍り出ることになるのかもしれません。日々の応援を通じて、その極僅かな一助となれるなら、ファンとしても、応援する者としても、これに過ぎることはない喜びかと。
それこそ「つばきファクトリーだけでなく、ハロプロを応援してくれるすべての人」の一人として

(文=kogonil)

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