ひなフェス2025、ソロ&シャッフル抽選動画が一般発売前日に公開!

一般発売(3/15)の前日となった3月14日、多くのファンが過去の例から予測していた通り、2025年の “ひなフェス” でのソロ&シャッフルユニット抽選会の模様が動画として公開された。

この動画は、事前にショート動画でも予告編が公開されていたが、17時を期して YouTube のアップフロントチャンネルにて正式に公開された。これにともなって特設サイトも公開された。近年、メンバーおよびグループの増加傾向が続いているため、単純に順番に抽選するだけでも動画の尺は30分を超える長尺となった。

かつてのように全メンバーが一堂に会し、キャラクターを際立たせるコミカルな演出を交えた抽選会は、今年も実施されず、グループごとに順番に抽選する形式が採られた。ただし、個々のメンバーにスポットが当たる場面が必ず存在するため、ファンにとっては十分に楽しめる内容であることは間違いない。

今般の “ひなフェス” は、卒業が予告されている生田衣梨奈(モーニング娘。’25)、上國料萌衣(アンジュルム)、八木栞(つばきファクトリー)、島倉りか(BEYOOOOONDS)にとって最後の “ひなフェス” となったが、残念ながら生田と八木は、シャッフルユニットへの登壇を引き当てることはできなかった。

その抽選の結果は次の通り。

日程公演と演目メンバー
3月29日(土)1公演め ソロ上國料萌衣 アンジュルム
3月29日(土)1公演め トリオ相馬優芽 ロージークロニクル
中山夏月姫 OCHA NORMA
土居楓奏 つばきファクトリー
3月29日(土)1公演め カルテット窪田七海 OCHA NORMA
島倉りか BEYOOOOONDS
秋山眞緒 つばきファクトリー
江端妃咲 Juice=Juice
日程公演と演目メンバー
3月29日(土)2公演め ソロ小野田紗栞 つばきファクトリー
3月29日(土)2公演め デュオ里吉うたの BEYOOOOONDS
谷本安美 つばきファクトリー
3月29日(土)2公演め クインテット植村葉純 ロージークロニクル
米村姫良々 OCHA NORMA
斉藤円香 OCHA NORMA
段原瑠々 Juice=Juice
有澤一華 Juice=Juice
日程公演と演目メンバー
3月30日(日)1公演め ソロ上村麗菜 ロージークロニクル
3月30日(日)1公演め デュオ吉田姫杷 ロージークロニクル
櫻井梨央 モーニング娘。’25
3月30日(日)1公演め クインテット筒井澪心 OCHA NORMA
小林萌花 BEYOOOOONDS
村田結生 つばきファクトリー
遠藤彩加里 Juice=Juice
為永幸音 アンジュルム
日程公演と演目メンバー
3月30日(日)2公演め ソロ清野桃々姫 BEYOOOOONDS
3月30日(日)2公演め トリオ平井美葉 BEYOOOOONDS
福田真琳 つばきファクトリー
弓桁朱琴 モーニング娘。’25
3月30日(日)2公演め カルテット松原ユリヤ ロージークロニクル
石井泉羽 つばきファクトリー
橋迫鈴 アンジュルム
羽賀朱音 モーニング娘。’25

全メンバーが一堂に会することは叶わなかったが、それぞれに見どころがある抽選会となった。

ロージークロニクルに関しては、初めての抽選でありながら、多くのメンバーが当選するという結果となった。特に、グループ内でも歴の浅い島川波菜相馬優芽のはしゃぐ姿や、植村葉純上村麗菜のビジュアルに注目するファンが多かったようだ。

OCHA NORMAは、落ち着いた深いグリーンの衣装を纏いながらも、リーダーの斉藤円香がハイテンションで場を盛り上げる場面が印象的だった。また、筒井澪心の身長が伸びていたことにも注目が集まり、ユニットとしての成熟が感じられるところだ。欠席メンバーの抽選については、OCHA NORMAではリーダーが代行を務めた。その際、先日卒業が告知された田代すみれの抽選も行われたため、結果的に、田代の卒業が、休養前から取沙汰されていたとの噂を否定することにもなったようだ。

BEYOOOOONDSでは、SeasoningS のメンバー全員が抽選に当選するという結果になったが、そのテンションがあまりにも『Do-Did-Done』過ぎて、他のことが視聴者に伝わりずらいパートとなってしまったこともまた味わい深い。

つばきファクトリーに関しては、欠席者が多い中でも、”ひなーず” のメンバー全員が当選を果たした。つばきファクトリーは、10年前の結成時から、初々しい透明感が着目されたグループだったが、こうしてグループごとの抽選動画を比較すると、相変わらず “おとなしい” 雰囲気であることに驚かされる。

Juice=Juiceは、いきなり有澤一華に背負われて石山咲良が登場するなど、終始和やかで楽しい雰囲気に包まれていた。また、江端妃咲は自分でも申告している通り “外れ知らず” の当選結果となった。

ラスト “ひなフェス” でソロをつかみ取った上國料萌衣率いるアンジュルムは、序盤からテンションが最も高いグループとなった。これまで攻撃的な個性を持つ先輩たちが卒業していったが、それでもアンジュルムらしさは健在だったようだ。他のグループでは、並びの端から順番に抽選を行うことが一般的であるのに対し、アンジュルムでは橋迫鈴が並びの中からいきなり自分の意志で抽選を始めようとするなど(ジャンケンの結果、上國料からスタートとなったが)独特のテンションが際立っていた。

モーニング娘。’25では、生田衣梨奈が最後の1枚に賭けたものの当選を逃し、ラスト “ひなフェス” を飾ることは叶わなかった。しかし、ひなフェスの歴史の中で異例の当選確率を誇る羽賀朱音が、今回もシャッフルユニットの座を射止めることとなった。

ソロ&シャッフルユニットの実際のパフォーマンスが “ひなフェス” 本番でどのように披露されるか、期待が高まるところである。しかしながら、この抽選会の動画そのものが、2025年も例年同様に非常に楽しめる内容であったことは間違いない。

(文=椿道茂高)

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