つばきファクトリー八木栞、4月の武道館で卒業!「チャンスを逃さないため」

つばきファクトリーに何らかの動きがあることを、多くのファンは予感していた。しかし、次に卒業するのは現リーダーでありオリジナルメンバー最後の一人である谷本安美、あるいは「さにこ」(小野瑞歩小野田紗栞秋山眞緒)の誰かではないかと予測されていた。

そんな中で発表された今般の知らせは、これまで数々の “衝撃のお知らせ” に慣れていたファンにとっても、驚きをもたらしたことだろう。リトキャメ(リトルキャメリアン)の一角を担い、つばきファクトリーを超えてハロプロ全体の未来を牽引してくれる存在と見られていた八木栞が4月の武道館公演で卒業することが決まった。

つばきファクトリー八木栞の卒業に関するお知らせ

メンバーの八木栞ですが、4月30日に日本武道館で行われる
つばきファクトリー結成10周年記念コンサートをもって、
つばきファクトリー及びハロー!プロジェクトを卒業することになりました。

公式サイト ニュース詳細 つばきファクトリー八木栞の卒業に関するお知らせ

一部のファンは薄々感じ取っていたのかもしれない。
同期で盟友である福田真琳との関係が、このところ妙によそよそしく、冠番組でも目が合わない場面が目立っていた。また、他グループのハロプロメンバーと出かけた写真を SNS に頻繁に投稿し、急に交友関係が広がったようにも見えた。そして昨年のバースデーイベントで ℃-ute 『次の角を曲がれ』をカバーして、非常に意味深な “次の角を曲がること” を匂わせてもいたことを覚えているファンも少なくないだろう。だが、その「角を曲がる」時がこれほど早く訪れるとは予想外だったに違いない。

八木栞は、つばきファクトリーが大きな変化を迎えた2021年に加入したリトキャメの一人だ。彼女たち4人は、つばきファクトリーを明るく復活させただけでなく、ハロプロ全体の未来に希望をもたらした。その中でも八木は、大きな瞳と愛らしい顔立ちで多くのファンを魅了してきた。その特徴的な大きな瞳は、彼女の代名詞とも言えるほどだった。また、「八木メシ」といった個性豊かなアピールポイントでファンの心をつかんだ。

学力テストではトップの成績を収め、企画の意図や状況の変化を察知するのが早い一方で、説明役として前に出るたびにメンバーから「しおりは、とりあえず座っとこうか」と突っ込まれるなど、親しみやすい “いじられキャラ” でもあった。また、「わたし、けっこう貯めてます」や、「わたし、真琳ちゃんの次に英語しゃべれると思う」といった独特な自己主張も特徴的で、愛らしい幼さとマイペースさがつばきファクトリーのコミカルな展開を支えていた。

一方で、特技を披露する場面では驚異的な音域を見せ、ミュージカル好きらしいスキルも垣間見せた。加入当初から “将来的にミュージカルの舞台を目指したい” と公言していた彼女は、アイドルとして、つばきファクトリーとしての日々で、チャンスと努力の大切さを実感したからこそ、次のチャンスをつかむために、卒業を選んだのだと云う。

お知らせ 八木栞

きっと、チャンスを逃さないために
努力はあるのだと思います。

この先に待ち構えているであろう
チャンスを逃したくなく
4/30のコンサートでの卒業を決めました。

つばきファクトリー オフィシャルブログ お知らせ 八木栞

ここまで堂々と自身の道を宣言されたからには、ファンとしてもその決断を祝福し、応援するしかあるまい。そもそも「次の角を曲がる」可能性を早い段階で示唆してくれていたのだから。

つばきファクトリーとハロプロに希望を運んだリトキャメの一角である八木栞。その卒業は、わずか3年半という短い期間で訪れることとなった。彼女がつばきファクトリーから旅立つのは、4月の武道館公演だ。

(文=椿道茂高)

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