清水佐紀(Berryz工房)と矢島舞美(℃-ute)、17年の記念日に、そろって感謝のブログをアップ

無期限活動停止中 Berryz工房キャプテン清水佐紀と、元℃-ute リーダー矢島舞美が、6月30日のお昼過ぎに、そろって同じような時間に、同じく感謝を綴ったブログをアップしている。

ハロー!プロジェクトキッズ
に選ばれた日から
今日で丸17年。

Saki Shimizu Official Blog 17年

今日6月30日で、
ハロー!プロジェクト・キッズオーディションに合格してから丸17年になりました‼︎

矢島舞美オフィシャルブログ 17年。

清水佐紀は、2015年3月で無期限活動停止に入った Berryz工房のキャプテンであり、矢島舞美は、2017年6月に解散した ℃-ute のリーダー。

Berryz工房と℃-ute は、ハロー!プロジェクトキッズから結成され、ユニークすぎる魅力で多くのファンを深く魅了し、日本のアイドルシーンを牽引し、彼女たちに憧れる多くの後進を引き寄せ、現在のハロー!プロジェクトを形作ったと言っても過言ではない。上述のとおり、無期限活動停止や解散といった形で、アイドルとしての活動には区切りをつけた両グループだが、舞台女優として、多方面で活躍するタレントとして、国際的なステージすら見据えるファッションモデルとして、それぞれに “アイドル以降” の新しい活動の姿を見せてくれているメンバーも多い。

奇しくも(当人同士も、そしてお母さん同士も仲良しであることから、案外、示し合わせた計画通りのことなのかも知れないが)同じようなタイミングで公開されたブログは、清水のものも矢島のものも、人生の記念日をお祝いし、これまでの感謝を述べ、アイドルグループとして活動中も、アイドルとしての活動に区切りを付けてからも、自分に出会ってくれた多くの人に感謝する内容となっており、この意味でも “奇しくも” シンクロしている。

女優として様々な舞台に参加する清水と矢島だが、それぞれの現場での共演者やスタッフに感謝しながら、同時に、自分がこれまで歩んできた17年を振り返っており、当時も、現在も、応援してくれるファンへの感謝に言及している。

ハロプロキッズとして選ばれた時は小学生であった彼女たちが、アイドルとしての10年以上の日々を駆け抜け、”大人” になって、それぞれの道を歩んでいる現在、こうして自らの来し方を振り返るエントリーを公開していることは、むしろ彼女たちの17年に併走してきたファンにとってこそ感慨深いところがあるようだ。

17年。
小学生だった彼女たちが美しく魅力的な女性に成長した、この17年という時間は、同時にまた、ファンにとっての17年でもある。愛らしい少女たちが大人になったように、17年という歳月にあって、様々な人生の岐路を経験したであろうファンたちもまた、この月日を併走してきた。

この、わずか数行に凝縮された実際の具体的ドラマや感情の揺れ動きが(彼女たちにとってもファンにとっても)如何ほどのものであるか、言葉に尽すことは難しい。それでも、今尚、それぞれの活動の区切りから4年乃至2年を経てなお(当時から引き続き)多くのファンを魅了し続けるベリキュー(Berryz工房・℃-ute)とは、昭和の偉大なスターたちの衣鉢を正しく継承していると同時に、やはり歴史に明確に刻印されるべき見事な達成であったのではないだろうか。

ファンは、”仕事として” アイドル・タレントを演じてくれている当の女性の人生に、具体的に関わることは出来ない(/関わっちゃいけない/関わるべきではない)ことは言うまでもない。それでもファンもまた、固有名を持つ一個人としてではなく、あくまでファンという集合としてではあれ、彼女たちの人生の大事な登場人物であるとは言って良いだろう。

2019年6月30日、Berryz工房と℃-ute となった15人が、ハロー!プロジェクトキッズとして私たちの前に登場してくれてから、17年を迎えた。

(文=椿道茂高)

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