その「育成と継承」に涙が止まらない Hello! Project 2022 Winter　～LOVE & PEACE～（セトリなし）

つばきファクトリー新メンバーに刮目する

というわけで、何度も告白したように、わたくし つばきファクトリーのファンで、とりわけ新沼希空ちゃんのファンを自認し、浅倉樹々ちゃんに魅せられ続けている次第で、彼女たちが嬉し気にステージに登壇してくるだけで涙をこらえられないほど、すっかり心が弱り切っているわけですけども。

それでも、河西結心、八木栞、福田真琳、豫風瑠乃という４人の新メンバーには視線を奪われます。

これからの成長が楽しみでならないのなら Juice=Juice の新メンバーだってそうだし、OCHA NORMA も楽しみでなりません。OCHA NORMA なんて、正式に名称が定まる以前とはまさしく雲泥で、個人的には斉藤円香さんの眼差しに射抜かれつつあります。…が、しかし。

あくまで、わたくし自身が つばきファクトリーファンであることから、つばき新メンバーに着目しちゃうのは、あんまり客観的な評価とは言えないだろうと自覚もありつつ、（言葉として可笑しいようですが）むしろ結成前から つばきファクトリーのファンであったところからすれば、2021年になってから加入してきた新メンバーよりも、ずっと頑張ってきたお姉さん組にこそ肩入れすべきなんじゃないかとか、自分自身の内心が千々に乱れてることも自覚してたりします。

事実、希空ちゃんの余裕ありげなステージング（今般、全員曲でソロの歌割多め）も、樹々ちゃんのエースの風格（通る声と躍動感あるステップ）も、さらには、一段と激しさを増した強力な笑顔に加えて、樹々ちゃんに続いてその発声だけで会場の空気を変えちゃうような小野瑞歩さんの喉の響きも、あまりにも楽し気で、ステージに立っていること自体に清々しさすら感じる小野田紗栞さんの佇まいも、特筆したい つばきファクトリーのトピックってのは、多岐にわたります。掛け値なしに、今現在のつばきファクトリーは、武道館平常運転クラスかと。

しかしながら、それでも、やはり河西結心、八木栞、福田真琳、豫風瑠乃という４人の新メンバー、過去にも例を見ない超逸材かと思います。
たとえば『ガラクタDIAMOND』なんですけども（← たとえば、ね、あくまでも）、オープニングで、８名の先輩が周囲を固めるなか、中央で４人の新メンバーが同じ動きをするところ、つばきに専心しない他のグループのファンの方にも是非とも見て欲しい。すばらしいから（動画じゃなくて、生のステージで）。

河西結心さん、バランスが素晴らしい。文字通り “新人とは思えぬ” ものがあります。でね、嬉しそうに笑顔でいるのが、遠い席からも、ちゃんとわかるんですよね結心さん。そのバランスは、どこか元℃-ute の鈴木愛理さん的な心地好さがあります。
最年少の豫風瑠乃さん、声が通るしダンスが力強く、パフォーマンスとなると、最年少ってことが、どこかに吹っ飛びます。それこそ明日のつばきを牽引するパフォーマンスの中核となるでしょう。いや、小さなステップの一歩が、軽いダンスの肩の回転ひとつが、実に見応えがあります瑠乃ちゃん。
新メンバーにあって我が推したる八木栞さん、真っ黒なボブ風の髪形と大きな瞳で、とっても可愛いです。ええ、とっても可愛いです。パフォーマンスにあっては一番に “新人さん” という語感に相応しく、たいへんに愛らしいです。数年後はハロプロのビジュアルを牽引することになるでしょうけども。

そして、福田真琳さん。
半ば自らの偏見・願望でもあると認めないではないんですが、今のハロプロにあって、おそらく最もハロプロエースの座に近いのは浅倉樹々ちゃんだと思っています。が、これは数年後、思ったよりも早い時期に、福田真琳ちゃんが後を襲うのではないかと。真琳ちゃんのパフォーマンスについて、”バランスが良い”、”見ていて心地好い”、”落ち着いた大器を感じさせる”、”どうしても目に飛び込んでくる” といった言葉を連ねることは容易なんですけれども、どれも正鵠を得ていないようで、ただひたすら素晴らしく、数年後が楽しみすぎて、今から差し歯も抜けそうだと言う他なく、レポする資格を自ら疑うほど。 どなたか語彙と文芸に秀でた方に語って欲しいくらいです。福田さん、お披露目の際の茫洋とした雰囲気はどこへやら（いや、どこか視点の定まらない表情を、それでも今に至るも維持してるのも驚きならば）手足の動きから体幹のひねり、首の傾げ方の一つ一つまで、逐一、眼を惹きます。これ、今の段階でこんな状態なら、2022年を通じて、どこまで伸びるか、そら恐ろしいほど。

こりゃ、2022年は つばきファクトリー のライブに通うことが、本業を含め、あらゆる活動の中で最優先のマストとなりました。

新メンバーの募集に託して

上に、つばきファクトリーに限っても、希空ちゃんや樹々ちゃんや、瑞歩さんや小野田さおりんについて、いろいろ書きたかったようなことは仄めかしつつ、それは別の機会に譲ります。実は他にも、今般、モーニング娘。にあって、リーダー譜久村聖さんの美しさに腰を抜かしたことも、パンダさん山﨑愛生さんの可愛さ・細さ・美しさに刮目したことも、BEYOOOOONDS から里吉うたのさんのパフォーマンスに感嘆したことも、割愛せねばならなかったのは残念なことですが、それらはいずれ別の機会にってことで。

そうした既存メンバーよりも、つばきファクトリーの新メンバーに眼が奪われたことを述べました。そして今般、アンジュルム、Juice=Juice といった中堅グループにあっては、まさにそうした新メンバーを迎え入れることによって、内面から音を立てて変わっていく若いメンバーに着目しました。いや、報告者であるわたくしが意図的に操作的な所作をともなって “着目した” ってわけではなく、否応なく、メンバー側の魅力によって “着目させられました“。

アンジュルムの橋迫鈴ちゃんも、Juice=Juice の工藤由愛さんも松永里愛さんも、ずっと以前から専心していたファンの方の慧眼には敬意を表します。素晴らしかった。

そして同時に、これはある意味で、アップフロントの育成と継承の勝利であろうかとも思っています。

ええ、道重さゆみさんも Berryz工房も℃-ute も居ないのに、こんなに涙が止まらないのは、道重さんが受け継ぎベリキューが繋いできたタスキが、次の世代に手渡されるべく、現在のメンバーたちの手にしっかり握られていることが、心の眼に見えたから。
はい。ハロー！プロジェクト、控えめに言っても最高です。

（文＝kogonil）