梁川奈々美、異例続きのラストライブに最後の異例 ももち現る!

先日、Zepp Tokyo で開催された梁川奈々美のラストライブは、その終幕から一週間を経ても未だファンの興奮さめやらぬ見事なライブであったと評判だが、ライブハウスでの公演であるにも関わらず、衛星放送で生中継されたり映画館でライブビューイングが実施されたりと異例続きのものでもあった。

この異例さも、”愛されやなみん” という梁川の愛らしいキャラクターを持って説明されてきた(ライブハウスには収まりきれぬほど参加を希望したファンが多かった/にもかかわらず、梁川の今後のことを考えて、事務所は卒業時期を後にずらすということをしなかった)わけだが、今回、明かされた特大の “異例” もまた、その梁川の愛され具合を物語って余りある。

2017年の7月に、”ファンのみなさまからの愛を受信するアンテナ(注・小指)を折りたたんで” 芸能界から引退した、ももち先輩こと、嗣永桃子が、梁川のラストライブを観覧していたというのだ。

この情報は、一部、参加したファンからの目撃情報としても噂されていたが、ほとんどの者は “ガセ” だと見なしていた。というのも、嗣永は引退後、一切表舞台には出ていないどころか、ほとんど(同期のBerryz工房メンバーからの情報によってすら)消息不明と言って良いほどファンの前から姿を消していたからだ。

それが、愛する愛弟子の最後のステージを見届けるべくライブ会場に足を運んでいたというのだから、異例続きの梁川奈々美卒業ライブにあって、その最後のエピソードにふさわしい “異例” な情報だと言えよう。

ももち先輩が梁川奈々美ラストライブを観覧していたことが明かされたのはカントリー・ガールズのレギュラーラジオ番組『カントリー・ガールズの只今ラジオ放送中!!』の、山木梨沙小関舞による2019年3月17日放送分の冒頭部分にて。

カントリー・ガールズは、これに先立つ数週にわたって、カントリー・ガールズの公式インスタグラムなどを通じて “今夜のラジオで重大発表” などとファンを煽り、兼任体制からメンバーの卒業と、激震が続くグループの状況を背景にファンの焦燥感を掻き立てながら、”お菓子禁止令の撤廃” という、ある意味で兼任体制以上にグループの根幹を揺るがしかねない大きな変動について “重大” な告知を重ねていたところだった。

そのラジオを介した “重大発表” を、ももち先輩は聴いていたのだという。
その “お菓子禁止令の撤廃” を受けて、嗣永桃子は、ライブ観覧の後輩への差し入れとして、セロリの花束仕立てをプレゼントしたのだという。せめてもの “やさしさ” としてマヨネーズを添えて。こうした、いわば先輩からの叱責を報じる中で、そのことが中心的な話題になったわけではなくとも、それとなく “ももち先輩が やなみんのラストライブを観に来てくれた” ということが明らかにされたという流れだ。

引退以来、ほとんど消息不明であった嗣永桃子が、おそらくは日常的に後輩たちのラジオを聴いていたということ。そして、そんな ももち先輩がついに姿を見せたのが、梁川奈々美のラストライブ観覧であったということ。

このエピソードをもって、嗣永桃子の、カントリー・ガールズの、梁川奈々美のこれまでを知る者にとって、2019年3月11日に Zepp Tokyo で開催された梁川奈々美のラストライブは、その異例尽くしの伝説に(そんな言い方はないけれど)まさに “画竜点睛” を得たと言えるのではないだろうか。

(文=椿道茂高)

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