モデル熊井友理奈、GIORGIO ARMANI 2020年クルーズコレクション参加にみる世界に届く資質

無期限活動停止中の Berryz工房 熊井友理奈が、またモデルとして大きな実績を積んだ。
2019年５月24日に 東京国立博物館 表慶館にて開催された国際的な超有名ブランドのショーに、モデルとして参加したのだ。

GIORGIO ARMANI
2020年クルーズコレクションショーに
参加させていただきました！！！

Yurina Kumai Official Blog ENJOY　GIORGIO ARMANI

（↓）クリックすると熊井のインスタグラムへ

今更、言うまでもなく、熊井は モデルとしても着実な実績を積み上げてきている。今回、熊井が参加した GIORGIO ARMANI の『2020年クルーズコレクションショー』の特徴や意義については、専門のサイトで詳しく紹介されているので、ここでは別の側面に注目したい。

ここで注目したいのは、こうした熊井のモデルとしての実績が、まさしく熊井本人による努力の賜であるということだ。

本人のブログに寄れば、この超有名ブランドのショーに参加できるまでの経緯について、熊井にしては珍しく饒舌に語ってくれている。

オーディションに合格したときは
すごく嬉しかったのですが、

Yurina Kumai Official Blog ENJOY　GIORGIO ARMANI

熊井のファッションモデルとしての目覚ましい活躍は、これまでも、たとえば定期的に開催してくれるカジュアルディナーショーやファンクラブイベントの現場で、ごく限定的に（それでも、あくまで仄めかすように）語ってくれたところから、オーディションに挑んだ結果であろうとファンも推測していたところだったが、それが明確にブログの上で明言されたことになる。

熊井の、数々の華々しいモデルとしての実績は、Berryz工房としてのアイドル活動や、テレビタレントとしての活躍、ましてや事務所のコネクションといった、当然利用して然るべき材料のほとんどが意味を為さない、フラットな立場でオーディションに挑んで勝ち取ったものだった。その上で、このようなブランドの記念碑的なショーに抜擢されるのだから、熊井のモデルとしての潜在力が世界を狙えるものであることは、あながちファンの贔屓目とばかりも言えないだろうが、それ以上に、熊井のモデル活動がオーディションの結果であることが明らかになって、アイドル時代からのファンも一層、熊井への敬愛の念を深めている。

思えば、これまで開催してくれたディナーショーで、熊井ちゃんは、集まってくれたファンに向けて、”お仕事で思ったように行かないこともある” と語っては、時に（ファンにとっては）意味がよくわからない涙を流したこともありました。
プライベートで何かあったのかねえ？などと、ファン同士で脳天気な会話をしていたりしたんですが、今にして思えば、そんなふうにファンに向き合うイベントを開催してくれているときも、影で、たくさんのオーディションに挑んで、そして残念な結果に終わった場合もあったんでしょうね。
そう思って見れば、熊井ちゃんの頑張りに感銘を受けますし、そんな風にモデルとしてゼロから懸命に実績を作ろうとしている最中にも、アイドル時代からのファンにも、ちゃんと向き合ってくれていたことに胸が熱くなります。

アイドル時代からのファンであったからこそ、熊井ちゃんが世界に届くよう、応援したいと思っています。

そんな熊井は、かつての自分を育ててくれたハロー！プロジェクトへも、頻繁に関わり続けてくれている。それは、もしかしたら、卒業したベリキューメンバーにあっても筆頭と言えるくらいに。

このように、熊井がモデルとして実績を積み、世界を狙えるところまで進めば、かえってそれだけ、従来からのファンが、ますます熊井の活躍を応援するという好循環が回り出している点は、どこまでも強調したい。

世界に届く資質。
それは、モデルとしてのルックスや体格だけではなく、自らの活動に真摯な、その内面も含むものなのかも知れない。

（文＝椿道茂高）

（↓）３分36秒前後より、熊井ちゃんのウォーキングシーンあり