つばきファクトリー浅倉樹々、不在のまま1st 写真集発売で、深まるファンとの絆

つばきファクトリー浅倉樹々の1st 写真集が発売された 2019年5月27日、当人のブログが更新された。

1st写真集たーくさん見てください!
by 魔女きき

つばきファクトリー オフィシャルブログ  写真集発売!浅倉樹々

浅倉は、腰の治療に専念するため、2019年5月現在、つばきファクトリーとしての活動を一時的に休止しているが、それでも散発的にブログを更新してくれて、ファンへ語りかけてくれている。

療養への専念に伴って、今般の写真集発売については、ハロプロの写真集発売にあたって恒例となっている発売記念の販促イベントが開催されないという異例の事態となっていたわけだが、この点にも浅倉はブログで触れており、その触れ方に、ファンが明るい希望を見出している。

そして発売記念イベントの実施が
未定となってしまい本当にすみません。

つばきファクトリー オフィシャルブログ  写真集発売!浅倉樹々

浅倉の活動休止のお知らせを受けて、写真集の発売そのものは動かないにしても、販促の握手会イベントは開催されないだろうとは、多くのファンが観念したところだが、販促イベントについて触れた公式のお知らせや SNS では「未定」という言葉が使用されており、この点に、わずかに(ずっと先になっても)何らかの補償が期待できるのではないかと希望をつなぐ向きもあった。それが、改めて浅倉本人のブログでも同じ言葉が使われるに至って、それがいつになるかは「未定」のままでも、いつかきっと、何らかの形でイベントが開催されるのではないかとの希望が、俄然、可能性を増したというところだ。

実際、発売された写真集については、極めて満足度が高いとの声を拾うことができる。

セーラー服が夏服と冬服の2バージョンに、夏の昼下がりの部屋着2パターンに、浴衣や、部活の樹々ちゃん、冬のモコモコなコート姿など、全部の衣装の、全部の樹々ちゃんが可愛いのは困ったもんです!

ノースリーブの肩出し濃緑のワンピースでブロック塀の向こうをつま先立ちでのぞき込んでいる樹々ちゃんを(つま先立ちで伸び上がっているのに)後ろからのアングルで撮影していたり、靴下を脱ぎかけのシーンがあったり、なんだか気持ちが落ち着かない場面が満載ですよ!奥さん!!

水着も、セパレーツの水着が、白のバージョンの他に、赤の縞模様のものがあって。それに加えてスクール水着風のものと、水着だけで3パターンも!

メイキングのDVDも、動いてる樹々ちゃんの表情から何から可愛くて最高です!
こりゃ、樹々ちゃん復活の暁には、ブルーレイの映像化商品をリリースして、今回の分と併せて握手会やってもらわないと♪

背表紙です!
いろいろあっても、その佇まいといい、微妙に焦点の合わぬ視線といい、今般の写真集の白眉は、その背表紙です!

こうした高評価のファンの声からは、療養に専念するため活動を休止している浅倉を、その不在のままに、遠くから応援し続けていることを示そうという意思が感じられるともいう。いつもならば、販促イベントの握手会で直接に伝えることも出来た感想が、ネット上の文字列として熱を帯びるのも、そうしたファンの意思の反映かもしれない。

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折しも、つばきファクトリーについては初のファンクラブツアーも告知されているが、(渇望しているはずの)浅倉と逢える機会を先送りしようとも、しっかりと治療に専念して、イベント実施の時期に合わせて無理やり現場復帰させるようなことは止めて欲しいとの声すら聴こえてくるほど、浅倉を想うファンの気持ちは、暖かく、やさしい。

思えば、アイドルとは、生身の(アイドルを演じてくれている)女の子と握手の距離で接していようとも、ファンが敬慕する “アイドルであることそのもの” には、遠く届かないのがデフォルトであった。目の前の愛らしい女の子に、握手の現場でどれほど言葉を尽くそうとも、自らの愛する対象それ自体には、どうしても言葉を届けられないのが基本仕様でもあった。いわば、いかに “逢いに行ける” とか、”身近で接する” とされようとも、目の前に生身の身体が現前していようとも、そうした現前を介して “不在こそが際立つ” ことこそが、アイドルの本質であったとも言えよう。

そして、不在であるからこそ、ファンの側で募る気持ちが純化されるということは、指摘するまでもない。

まさしくこの意味で、今回の一時活動休止によって、つばきファクトリー浅倉樹々は、自らのアイドルとしての在り方に一段深みを増したとも、ファンとの絆が一層固まったとも言えるのではないだろうか。

不在のまま、それでも浅倉を慕い、応援を続け、写真集を購入する多くのファンにとっても、そんなファンに向けて、活動休止中にも関わらず、ブログで声をかけてくれる浅倉にとっても。

(文=椿道茂高)

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