鈴木愛理、ファンクラブツアー in 長野 開催決定！長野に降臨するのはアーティストか、それともカッパか？

元℃-ute で、現在はソロアーティストとして活躍する鈴木愛理のファンクラブツアーが決定した。

鈴木愛理初のソロファンクラブバスツアー開催決定！！
普段とは一味違う！バスツアーならではのアコースティックライブをお届け！

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鈴木のファンクラブツアーは、2019年の９月14日の土曜日から15日の日曜日にかけて、一泊二日で長野県で開催されるという。

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鈴木愛理は、2017年に解散した℃-ute のメンバー。2017年には、Berryz工房の嗣永桃子、夏焼雅と結成していたBuono! でも（おそらくは）そのラストライブを敢行して、しばらくの準備期間の後、2018年の春からソロ活動を開始していた。℃-ute 在籍中から、℃-ute を越えてハロプロ全体のエースと目され、その全音域にわたって心地よすぎる圧倒的なボーカルには定評がある。ソロシンガーとしても、2018年にソロ単独武道館ライブを大成功させている。

鈴木がソロ活動を開始してからファンクラブツアーを開催するまでに間が空いたようだが、同じく元℃-ute の中島早貴も、ようやく先日、ソロツアーの告知をしたばかりだ。昨年は、元℃-ute のリーダーであった矢島舞美もソロでファンクラブツアーを敢行しており、こうして鈴木愛理がバスツアーを告知するとなると、秋に向けて矢島のツアーも警戒せねばならず、℃-ute ファン(team ℃-ute)は、個々のメンバーがそれぞれ独立でイベントを開催することも含め、いろいろと覚悟が必要な局面に至ったようだ。

しかるに、鈴木愛理の熱心なファンにとっては、覚悟しなければならないのは、それだけではなさそうだ。

鈴木は ℃-ute 解散以降は、ソロのボーカリストとして、共演するダンサーやミュージシャンなども厳選し、アーティストとしての “こだわり” を持ったステージを見せてくれていた。今般のファンクラブツアーにあっても、その方向性が順当に踏まえられているかの如く、案内には “アコースティックライブをお届け！” との文言も確認でき、スタイリッシュでアーティスティックな鈴木愛理が前面に押し出されているかのようにも思える。

鈴木は、そうしたスタイリッシュでアーティスティックなステージの前提である圧巻のボーカリストであると同時に、一方で、℃-ute 時代は、そのボーカルに象徴されるような “圧倒的センターで煌びやかなエース” であることの重圧に悩んだ哀切なエピソードもファンに周知され、そのどこか不器用でもある生真面目で真っ直ぐな性格も含めてファンに愛された。そして、その生真面目さに由来するものか、かつてはグループ内の立ち位置に迷うことから無理矢理ボケに走り、加減がわからず結果的にボケ倒すことになっただけでなく、℃-ute の解散に先立つ数年にあっては、あまりにも嬉しそうに楽しそうにボケるものだから誰も突っ込めないでボケ倒すということになって、結局、どうあってもボケまくるという、その鈴木愛理本人も制御できない謎のキャラも含めて、深くファンに愛された。

℃-ute の解散後も、先頃終了した後輩と共演するラジオなどでは、徐々にアイドル時代を脱皮するかのような言動も多かったが、謎のボケと暴走気味のトークは健在であったと云う。

それでなくともファンとの距離が異様に近くなるファンクラブツアーにあって、はたして鈴木愛理は、ソロアーティストとしての “こだわり” を持ったスタイリッシュなテイストをあくまで押してくるのか、それともファンが良く知る謎のカッパが長野に降臨することになるのか、いろんな意味でファンは覚悟を持ってツアーに臨むことになりそうだ。

申し込みの締め切りは “2019年８月５日(月)当日消印有効” とのこと。

（文＝椿道茂高）