モーニング娘｡’19、2019年秋ツアーのファイナルは国立代々木競技場にて！～来年以降の動勢に影響か？～

９月21日のハーモニーホール座間での公演より日程をスタートさせているモーニング娘｡’19 の2019年秋ツアー『モーニング娘。’19コンサートツアー秋 〜KOKORO&KARADA〜』、そのファイナル公演が決まった。

モーニング娘。’19コンサートツアー秋 〜KOKORO&KARADA〜FINAL

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ツアーファイナルは、12月５日の木曜日、東京の国立代々木競技場第一体育館にて開催される。15期メンバーの本格始動と併せて、ファンの注目を集めている。

モーニング娘｡’19 の秋ツアーについては、先に日程が公開されてからこのかた、そのファイナルが、公開された日程のラストとなる11月の群馬公演なのかどうかについてファンの間で意見が分かれていたところだった。

毎年、誰かしらメンバーの卒業がアナウンスされてのツアーとなっていた昨今のモーニング娘｡ だが、この2019年には、誰も卒業しないこともあって、ファイナルに大きな花火は必要なかったのではとする者もあった。他方、卒業云々は関係なく、ツアーファイナルは大きな会場でなければ話にならないから、いずれ追加公演がアナウンスされると見る向きもあった。そこへ 国立代々木競技場第一体育館でのファイナルが告知され、それなりの落着を見た形だ。

一方で、その会場が代々木競技場であることに注目する向きもある。
ハロプロが大きな会場でコンサートを行うのは、昨今では『日本武道館』が節目の大きなライブにあたっての会場となっており、よほど重大なイベント（人気メンバーの卒業｜主力グループの解散）にあって『横浜アリーナ』や『さいたまスーパーアリーナ』が会場となるが、これらは、文字通り “特別な場合” に限られていたのが実情だった。近年は、春の『ひなフェス』で、パシフィコ横浜や幕張メッセといった展示会場をコンサートホールに仕立てて、大きな会場でのライブを実現してきた。しかるに、 国立代々木競技場第一体育館でのハロー！プロジェクトのコンサートは、2008年の夏ハロー（Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ公演〜避暑地でデートいたしまSHOW〜）以来とのことで、実に11年ぶりの会場となる。一時期の国民的な人気を誇った頃よりこのかた、遠ざかっていた大きな会場に凱旋できたと、このファイナル会場について祝福するファンの声も大きい。

この、 国立代々木競技場第一体育館でのライブについては、先だって、モーニング娘｡ の後輩グループでもある Juice=Juice が、今回アナウンスされたモーニング娘｡ のファイナルの前日にライブを行うことでもファンの話題をさらっていた。

Juice=Juice CONCERT 2019冬(仮タイトル)

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一部のファンが好む話題として、”ハロプロ内グループ間序列” なるものが挙げられるが、それに照らして、Juice=Juice が代々木体育館でライブをすることをもって、ハロプロ内で Juice=Juice の活動が推されていると見る向きもあるようだ。

一方、ハロプロ内での大きな節目にあって定例ともなっていた武道館が、この９月から東京オリンピックに向けた改修工事などのため使用できなくなっており、同様に2020年のオリンピック関連で都内や関東近郊のホール会場の予定が立て込んだことによる、いわば偶然の産物として『 国立代々木競技場第一体育館』となっただけだ、と見る冷静な向きもある。

必ずしも “黄金期の会場に凱旋した” というわけではなく、たとえ偶然だったとしても、つまり、今般、代々木体育館が会場としてセレクトされた理由が何によるものであったとしても、Juice=Juice に続いてモーニング娘｡が代々木を２Days 連続で埋めたとなれば、来年以降の “大箱” のブッキング具合も変化する（ひいては武道館や中野サンプラザが、カントリー・ガールズ以降のグループに配分しやすくなる）ことも考えられないではない。

来年以降の良い影響もにらんで、12月のハロプロの、 国立代々木競技場第一体育館での公演が大盛況に終わることを祈りたい。

（文＝椿道茂高）