モーニング娘。’22 加賀楓、体調不良での活動休止で 悔やまれる「JAPAN JAM 2022」欠場

モーニング娘。’22 の13期メンバー、加賀楓が体調不良の診断の結果、当面のところ２週間ほど活動を休止する。

メンバーの加賀楓ですが、今月中旬よりめまいの症状があったため、
医師の診察を受けたところ「良性発作性頭位めまい症」との診断を受けました。
定期的な受診、検査、投薬の必要があるため、2週間ほど活動をお休みをさせて頂きます。

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やはり、相当にダメージが残っていたのではないかとの心配の声がファンから上がっている。先だってコロナ陽性のためハロプロ総出演の ひなフェス を欠席していた加賀だったが、そのお休み期間中も余裕で元気であることをブログなどでアピールし、当初の予定通り、定められた期間の静養の後、活動に復帰していた。しかし、復帰後のステージで、パフォーマンス中ふらついたり、MC のタイミングで一時的に奥に引っ込むといった様子が、ライブ現場から報告されていたからだ。

これも、あくまで当面は、ということだが、今回の体調不良による活動休止での影響は、下記の通りだ。

【1】	Hello! Project 2022 Spring CITY CIRCUIT 「モーニング娘。’22 CONCERT TOUR ～Never Been Better! ～」
	４月30日(土)NHK大阪ホールから５月７日(土)福岡サンパレスホテル＆ホールの各公演

【2】	５月１日(日)　rockin’on presents「JAPAN JAM 2022」

【3】	M-line Special 2022 ～My Wish～
	４月29日(金・祝)　めぐろパーシモンホール公演

加賀楓のゲスト出演により、さらなるステージの幅も期待されていた「M-line Special 2022 ～My Wish～」の公演については、同じくモーニング娘。から11期メンバー小田さくら、12期メンバー羽賀朱音がゲストとして出演することになる。ダイナミックで迫力のある加賀のパフォーマンスを欠くことは痛恨だが、一方で、重厚で奥行きのあるボーカルを誇る小田が加わったこと、さらには「M-line Special」の常連である小片リサのファンの中には、小片と羽賀のコラボを目の当たりにできることを、かえって歓迎する向きもあるようだ。

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しかるに、加賀楓のダイナミックかつ端正なステージパフォーマンスを欠くことが、何よりも痛恨なのは、今回限りの rockin’on presents「JAPAN JAM 2022」だろう。2019年の ROCK IN JAPAN におけるモーニング娘。のステージは、その “体力オバケ” という栄えある称号と共に、今尚、語り草であり、今般の「JAPAN JAM 2022」では、2019年当時は加入したばかりで参加できなかった15期も加え、譜久村聖、生田衣梨奈、石田亜佑美の熟練に、小田のボーカル、そして加賀、牧野真莉愛のフィジカル２トップに、急速に追従する岡村ほまれといった陣容で、過去最高のモーニング娘。のパフォーマンスが期待されたところだったからだ。

しかし、今回の欠場を、最も痛切に悔い忸怩たる想いを抱いているのは、やはり当の加賀楓本人だろう。

研修生時代から、時に自ら「私って前しか見えないんだって」と冗談に紛らわせて話題にするほど、まっすぐに、懸命に、努力するその背中こそがファンにも眩しかった加賀楓だ。今回の大舞台は見送って、自らの療養に専念して欲しい。そして、どうか加賀の活動休止が、アナウンスされた通りの「2週間ほど」で済むことを祈りたい。

（文＝椿道茂高）

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