モーニング娘。’19、ROCK IN JAPAN 2019 最大の GRASS STAGE で14曲を熱唱

2018年に引き続き ROCK IN JAPAN に参加したハロー!プロジェクトは、この音楽を愛する人々の祭典に、今年も確実な爪痕を残したようだ。

茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催された『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』において、2019年8月10日、東京ドーム4個分とも言われる国内野外フェス最大級の収容人数およそ6万人という GRASS STAGE に、モーニング娘。’19 が降り立った。

現場から伝えられるところでは、この GRASS STAGE を(当日のフェス開幕早々だったというのに)ほぼ埋め切ったほどの大観衆に向けてモーニング娘。は堂々としたパフォーマンスを展開したというが、実は、この日、旅行会社のバスを仕立ててフェスに向っていた多くのファンが、大渋滞に巻き込まれてステージに間に合わないというハプニングがあったという(それどころか、先輩のステージを見るべく現場に向った15期メンバーも間に合わなかったとの知らせすらある)。もし順調にこれらのファンがステージに間に合っていたら、さらなる大盛況だったということになる。

この日、ロッキン最大の GRASS STAGE に降り立ったのは、秋ツアーからの本格参加が予告されている15期メンバーを除く11名。療養のため活動を離れていた11期メンバーの小田さくらが、このロッキンのステージから復帰している。その精悍なパフォーマンスの様子は公式のクイックレポートにも刻まれているとおり、武道館を越える過去最大の観衆に、堂々とした歌声を響かせた。

小田の離脱理由が “頸椎椎間板症の加療” というものだったため、無理してロッキンに間に合わせたのではないかと心配するファンもあったが、上述の公式レポに見える小田の迫力ある表情や本人の公式ブログの更新内容からも、小田さくらは、どうやら問題なくパフォーマンスに復帰できたようだ。

改めまして皆さんただいま!!!
今日はいかがでしたでしょうか

モーニング娘。’19 天気組オフィシャルブログ ロッキン!!小田さくら

ロッキンに集った多くの音楽ファンを沸かせて、そのパフォーマンスがハロプロを知らない者にも強い印象を刻んだのは昨年同様だが、モーニング娘。を知らない参加者を “あの可愛い子は誰だ” と魅了してしまう事態も今年は頻発したとのこと(諸々の情報を総合するところ、おそらくは牧野真莉愛の注目度が高かったようだ)。

そんなモーニング娘。’19 は、本人たちの希望で追加されたという『I surrender 愛されど愛』を含め14曲を披露し、自分たちに配された パフォーマンス時間も、最大限の50分近くに及んだ。

昨年の段階から、炎天下、一切間然とするところなく展開されるパフォーマンスに “体力オバケ” との声も聞こえたが、その「体力オバケ」であることをロッキンのステージで見せつけるべく事前に調整していたことも含め、その歴史が始まって以来、過去最大人数の観衆を前に、レジェンドとなった往年の楽曲から最近の楽曲までを堂々たるパフォーマンスで披露して、モーニング娘。はプロフェッショナルであるということが、この日、ひたち海浜公園に集った音楽を愛する者に周知されたようだ。

新メンバー参加から小田さくらの復帰までを踏まえて、この秋からの新しいモーニング娘。の歩みが、ますます楽しみになってきた。

(文=椿道茂高)

モーニング娘。’19『ROCK IN JAPAN FES.2019』セットリスト
01. みかん
02. 気まぐれプリンセス
03. I surrender 愛されど愛
04. 恋愛レボリューション 21(updated)
05. シャボン玉
06. ザ☆ピ~ス!
07. 泡沫サタデーナイト!
08. LOVE マシーン(updated)
09. One・Two・Three(updated)
10. 青春 Night
11. Are you Happy?
12. わがまま 気のまま 愛のジョーク
13. What is LOVE?
14. ここにいるぜぇ!

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