新体制を迎える つばきファクトリー、3代目リーダーに谷本安美、サブリーダーに小野瑞歩が就任!

2021年に新メンバーとして迎えたリトキャメがそろって超逸材であったことから、2024年になって迎えた幼き新メンバーにとっては、厳しい船出になるのではないかと見られていた つばきファクトリーは、しかし、ツアーに足繁く通うなり、2015年の結成時から追うなり、いろんな意味で忠誠心に厚いファンが、そろって3人の新メンバーの更なる逸材っぷりに眼を見張っていることが、むしろ驚きをもって伝えられている。

そんな つばきファクトリーは、2024年の6月10日の武道館公演をもってリーダー新沼希空が卒業し、併せて芸能活動からも引退する。

新沼卒業後の11人となる新生つばきファクトリーは、3代目リーダー谷本安美、サブリーダー小野瑞歩という新体制で、新たな日々に向かうことになった。

この知らせは、2024年5月25日、NHK大阪ホールにて開催されていた『つばきファクトリー コンサートツアー 2024 春「C’mon Everybody !」』のステージにて、卒業を控える新沼希空によって告知されたものとして、現場のファンからもたらされた。

新リーダーの谷本安美は、その圧巻のビジュアルでも(一方で、そのビジュアルにもかかわらず、メンバーに対して、やや問題のある形での濃厚接触によっても)ハロプロ屈指として知られるメンバーだが、なかなかの苦労人であることや、安定しているにもほどがあるメンタルで、これまで つばきファクトリーの危うい部分を吸収し救ってきたことでもファンには知られている。

加入当初は北海道から通い、他のメンバーと比して満足にレッスンも受けられないというハンデを背負いながら、にこやかな笑顔を(ファンに向けてというよりも、むしろ、同期のメンバーたちに向けて)絶やさなかった谷本は、つばき冠番組でも、盟友でもある新沼だけでなく、後輩であるリトキャメたちからも、ぞんざいに扱われ、辛辣に突っ込まれても、「あれ?」と明るく受け止め、自らのボケっぷりを隠すところがない。

つばきファクトリーの現場を仕切ったというなら、かつての頼れる姐さんサブリーダー小片リサや、しっかり者で面白大阪娘であった岸本ゆめのの名が挙がるが、小片リサの場合、その「頼れる」とされた部分が、むしろ当人にとっては誤解に近かったことから重荷となってもいたと今では見られているし、岸本の場合、実は当人的には、自分が前に出て仕切らねばならぬことに傷ついてもいる部分があったと云う。そんな つばきのステージの、ときに危うい雰囲気になりかねない部分を、常に救っていたのが、盤石のメンタルの谷本であった。

サブリーダーに就任する小野瑞歩は、(冠番組やDVDマガジンを見る限り)こちらもファンに向けてというよりは、同じメンバーに向けての明け透けな表情や振る舞いから、グループの雰囲気を醸成するキーマンだ。

メンバーからは、つばきの “ダルからみクイーン” とされ、そこを取り上げられた冠番組の企画では、メンバーにいろいろと絡みに行っては、企画の趣旨に則って小野を無視するメンバーの様子に、そこはかとなく傷ついたように、どうして良いのかわからずフレーム外のスタッフに救いを求めるような表情も見せている。また、かつてグループを離れたメンバーと合流した記念ライブのバックステージでは、カメラが入っているというのに、一切表情やメイクなどに頓着せずに泣き崩れていたことでもファンに大きな感銘を与えている。

その明け透けさや素直さから、小野瑞歩もまた、新メンバーが参加した新生グループの、その足取りをしっかりと支えることになるだろう。

つばきファクトリーは、3代目リーダー谷本安美、サブリーダー小野瑞歩という新体制となった。

(文=椿道茂高)

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