モーニング娘。’24、10期メンバー石田亜佑美が今秋のツアーをもって卒業することを発表

モーニング娘。10期メンバーの石田亜佑美が、2024年の秋のツアーをもって卒業する。

当人のブログを介して卒業が宣言されたが、石田のブログが更新されたタイミングで日曜(2024.5.26)の夜ということもあってか、翌日となる(2024.5.27)武道館公演(『モーニング娘。’24 コンサートツアー春 MOTTO MORNING MUSUME。FINAL』)でも、詳細な告知が出る事が予測される。

本人のブログでの告知から数拍遅れて、公式サイトでも卒業が告知された。

石田亜佑美から皆さまへ

私、石田亜佑美は、開催を予定している2024年の秋ツアーもって、モーニング娘。及びハロー!プロジェクトから卒業することを決めました。…

モーニング娘。’24 天気組オフィシャルブログ 石田亜佑美から皆さまへ

モーニング娘。’24 石田亜佑美の卒業に関するお知らせ

サブリーダーの石田亜佑美ですが、今秋に開催を予定しておりますコンサートツアーをもって、モーニング娘。’24 及びハロー!プロジェクトから卒業する事になりました。

2011年9月に10期メンバーとして加入して以来、
モーニング娘。のダンスにおける中心的存在としてもグループをけん引してくれています。
今年9月に在籍年数が丸 13年となる中で、今後について話し合ってきましたが、
本人から卒業後についての考えなどを受け、このタイミングでの卒業を決めました。
卒業後の活動については改めてファンの皆さま、関係各位にお知らせいたします。

公式サイト ニュース詳細 モーニング娘。’24 石田亜佑美の卒業に関するお知らせ

リーダーになるまで辞めないんじゃなかったのか、9期よりも先に10期が全員いなくなるのか… など、さまざまな声が出ているが、ファンの多くは(武道館前ということもあって、あくまで当人のブログでの表明の限りで)石田の選択を静かに後押しするような反応を見せている。

石田亜佑美は、モーニング娘。の10期メンバーとして、13年の経歴を持つ。
2011年に、9期メンバーが加入することで、実際にはファンの眼にも、やや停滞感が目立っていたモーニング娘。とハロプロは、一気に活性化した。しかし、いかにも幼い9期メンバーは、要求されるハロプロのパフォーマンス水準になかなかついて行けず、レッスンの厳しい指導などに対しても、9期だけであったならば、早い時期に心が折れて、ハロプロの再活性化は露と消えていたかも知れない。そんな状況下で、9期を発奮させ、9期加入によるモーニング娘。とハロプロの活性化を本物にしたのが、9期からわずか8か月後に加入することになる10期であった。

メンバーとしても、やや年長で、そして美形ながらドジっ子でもあり、なにかと傷つきやいと同時に、人生を賭けてモーニング娘。に加入してきた飯窪春菜、エッグ出身であることを誇るほどのハロプロっ子でありながら、いかにも幼く愛らしかった工藤遥、ハロプロに跋扈する不思議ちゃんの嚆矢であり、何かと扱いが難しい一方、道重さゆみ田中れいなにお世話させることによって、結果的に、ハロプロの幸せの風景を招来した佐藤優樹と、精鋭揃いだった10期メンバーだが、順次卒業していくなか、唯一現役として活躍していたのが石田亜佑美だった。

上に、10期加入による9期の化学変化に言及したが、9期エースだった鞘師里保と双璧と称されたダンススキルの点でも、石田亜佑美は印象的だったが、そうした個別のスキル以上に、”自分がモーニングを支えるのだ” という気合の入り様でこそ突出したメンバーだった。そんな気合が然らしめるところか、後輩からは “怖い先輩” として恐れられる場面もあったし、だからこそ尊敬される先輩でもあった。厳選されて編集された映像からも、ファンが、そうした部分を察するところがあったりもした。そうした中で、石田の率直さ、まっすぐさが、後輩にも、スクリーンを介して見ているだけのファンにも伝わっていたのは、やはり石田の人徳と言えるだろう。

ハロプロ中興の大功労者ともいえる最後の10期メンバーが、この秋、卒業する。
現時点では、卒業後の芸能活動については追って続報があるようだが、かつての好敵手から盟友ともなった11期の小田さくらの今後にも、併せて注目したい。

(文=椿道茂高)

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