2024年6月27日の豊洲PITでの公演をもって、BEYOOOOONDS およびハロー!プロジェクトから卒業していた山﨑夢羽だが、6月の末日で UP-FRONT PROMOTION との専属契約が終了となった。
豊洲PIT 公演が終わってから一時的に事務所の所属タレント一覧に写真が掲載された後に、その写真が削除されていることがファンの間でも話題になっており、ある程度は予測していた者もいたようだ。
山﨑夢羽に関するお知らせ
弊社所属の山﨑夢羽ですが、
UP-FRONT PROMOTION お知らせ(INFORMATION) 山﨑夢羽に関するお知らせ
6月末日をもって専属マネージメント契約を終了いたしました。
BEYOOOOONDS卒業後、「新しい夢に向って羽ばたきたい」という本人の意向を尊重し、今回の結論に至りました。
山﨑は、いかにも正統派の美少女で、どこか寸劇風のコミカルさを(楽曲にあってもパフォーマンスにあっても)取り入れている BEYOOOOONDS にあって、その正統派っぷりが “もったいない” とまで言われたメンバーだ。だが、むしろ端正な美男美女こそ、特徴がつかめないから似顔絵に描きにくいと言われるように、山﨑夢羽は、真正面からの美少女であるからこそ、様々な衣装や寸劇の設定にも見事に溶け込み、楽曲に応じて自在な押し出しを誇る、それこそ小劇団ライクなグループのパフォーマンスにもマッチしていたメンバーだった。
ファンがハロプロに出会って人生が変わっていく感動的な映画(参考:「それぞれの心の中で未来に向けて蠢きだす物語 ~映画『あの頃。』レビュー~」)においても、事務所の大先輩どころか、彼女失くしては現在の事務所とハロプロそのものがあり得なかったとまで言われるレジェンド松浦亜弥役をつとめたことでも知られる。それは映画の視聴者や原作者、共演者までが口をそろえて「あややにそっくり!」と称賛したというに留まるものではなく、そもそも事務所が、松浦役として山﨑夢羽を認めたことそれ自体が、事務所の山﨑への評価を語って余りある。
写真集を発売するについても、まだまだ中堅どころのメンバーであるにしては異様なほど時間をかけて丁寧に製作されたこともあって(→ 参考)、その正統派美少女であることも含め、おそらくは事務所の見るところでも、この先のハロプロを代表するメンバーだとされていたのではないだろうか。
もちろん、その割にはグループのプッシュも、山﨑当人のプロモーションについても、ずいぶんと事務所の動きが鈍かったのではないかと見る向きもあるだろうが、上にあげたハロプロ隆盛の大功労者に見立てた配役を許可されたことから、写真集の丁寧な製作まで(熱心なファンにとって、まだまだ足りないとすることには非常に理解できるとはいえ)事務所の処遇は厚かったと言えるのではないだろうか。
今般の契約終了は、山﨑が次の夢に向かって新たに羽ばたくためであると言う。
山﨑夢羽に関するお知らせ
初心と感謝の気持ちを忘れず、メンバーからもらった向上心をもって、新しい目標へ向かって旅立ちます。
UP-FRONT PROMOTION お知らせ(INFORMATION) 山﨑夢羽に関するお知らせ
大好きな歌をずっと歌い続けていきたいです。
これからも、見守って下さると嬉しいです。
当人のコメントによれば、必ずしも芸能活動それ自体を辞めてしまうわけではないようだし、ファンに向けて「これからも、見守って下さると嬉しい」とのメッセージも確認できる。
もちろん、事務所のプッシュがまだまだ足りなかったと嘆く熱心なファンにあっては、こうした際のコメントを信用し切ることが出来ない例も無数に挙げることができるだろうが、一方で、まったくアップフロント系列から離れたところで再度活躍の基盤を築いた卒業メンバーもまた、例を挙げることができる。
山﨑夢羽が、その卒業公演での衣装のように、背中にはやした真っ白な羽で、新たな夢に向かっていくことを、ともに祈りたい。
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