そう思えば、直近でリリースされたバックステージ映像や2024年の SATOYAMA ナルチカ日帰り旅の映像でも、どこか表情が硬いような印象を受けていたファンもあったようだ。
BEYOOOOONDS は 雨ノ森 川海 に所属していた山﨑夢羽が、グループとハロプロを卒業する。
BEYOOOOONDS 山﨑夢羽の卒業に関するお知らせ
BEYOOOOONDSの山﨑夢羽ですが、
公式サイト＞ニュース詳細 BEYOOOOONDS 山﨑夢羽の卒業に関するお知らせ
BEYOOOOONDS及びハロー！プロジェクトを卒業いたします。
昨年から卒業について本人から話があり、
新たな環境に身を置いてさらに音楽を学び、様々なジャンルの歌にも挑戦して
自分の可能性を広げたい、新しい目標に向かって21歳のうちにスタートをきりたいという
本人の思いも汲んで今回の結論になりました。
公式の告知は、BEYOOOOONDS の春ツアーファイナルとなる「6月27日(木)豊洲PITでのコンサートまで」をもって活動が終了するとも読めるし、「卒業公演の詳細については改めて」ともあるので、春ツアーファイナルがラストとなるのか、それ以降に卒業公演があるのか、判然としない。
そのこともあってか、この2024年の上半期でハロプロを去ることが告知されているメンバーのうち、ファイナルの日程が明確になっているのが つばきファクトリー新沼希空だけであることも含め、「卒業について本人から話があり」ということで、それなりに調整が大変な事情が透けて見えるようでもある。
そう思えば、改めて、直近で公開された映像で、山﨑夢羽の表情が硬く感じられることに思い至るファンもあるようだ。先般、これまでずっとメンバーの変動が少なかった BEYOOOOONDS に大きな離脱があったばかりでもあれば、これで一気に、BEYOOOOONDS からの卒業が相次ぐのではないかと不安になるファンもいるだろう。
山﨑夢羽は、コミカルな寸劇タッチをグループの持ち味とする BEYOOOOONDS にあって、正統派というも愚かな真正面からの美形アイドルとして知られる。あまりにも “正統派” すぎるために（あたかも、美男美女ほど特徴をつかんで似顔絵を描くのが難しいと言われるように）寸劇めいた BEYOOOOONDS の楽曲展開に、かえってマッチしすぎてしまって、どんな衣装も役柄もお似合いすぎて、かえって山﨑らしい個性を前面に押し出す場面に乏しかったとまで言われるほど。
その “正統派” っぷりはグループを超えていて、当人が憧れたと（母親がファンであるとも）いう大先輩、松浦亜弥 役として映画に出演しただけでなく（参考｜「それぞれの心の中で未来に向けて蠢きだす物語 ～映画『あの頃。』レビュー～」）、共演者から山﨑が松浦と似ていて驚いたとも述べられるほど、そっくりであったことが観客に驚かれたことも記憶に新しい。
そんな美形アイドルは、しかし、当人のコメントには、必ずしも引き続きファンの前に姿を見せてくれるかどうかは不明確ながら、何らかの形で芸能の更なる高みを目指して精進することが述べられている。ブログでは「大好きな歌を歌い続けていきたい」ともあって、卒業公演だけでなく、この点でも、なんらかの続報が期待されるところだ。
正統派美少女 山﨑夢羽が、６月の公演をもって、グループとハロプロから卒業する。せめて、その卒業までに、 “仲良しピッピ” であった西田汐里の涙が、あまり流れることがないように祈りたい。そして、必ずしも不遇であったというわけでこそないものの、BEYOOOOONDS としての活動期間の相当部分が、コロナで思ったような活動ができない時期と重なっていた点で、山﨑に “やり残した気持ち” が残らぬことを。
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