つばきファクトリー、幻の楽曲を甦らせるカバー曲から多彩なオリジナルまで 新木場デビュー2周年スペシャル

はじめに:次のステージを予感させるライブ

アンコールで1曲披露して(セトリはネタバレ回避のため最後のページに記載します)、リーダーの山岸理子ちゃんがお手紙を読んで、ライブの感想をメンバー全員が順番に述べて(これらも後述しますね)、いよいよ最後の曲!ってタイミング。おそらく、”楽しい時間もあっというま。次が最後の曲となりました” って理子ちゃんが述べてからの、”みなさん、もっと声出せますか” 的な客席煽りの担当と順番は、決められていたんだと思うんですね。
たくさんライブの感想を述べて “きそ、泣かなかったよ” と、その日のブログまで連動させたご挨拶を終えて、いろいろ感慨に浸って意識を飛ばしていたのか、急に「きゃあ、ごめんなさい!」と口走ってから、メンバーの整列順で下手側から3番目にいた新沼希空ちゃんが慌てて上手側に走って “もっと声出せますか” 的な煽りを。

続けて小野瑞歩さんが下手側を煽ってラストの曲となったんですけど、その声質とも相俟って「きゃあ、ごめんなさい!」って咄嗟のフレーズが可愛すぎただけじゃなく、この類の細かいところを愛らしいエピソードに変換できるだけの余裕とステージ度胸(換言すれば、それを愛らしいエピソードと客席が変換するだけの{客席側からの}信頼と安心)が、印象的だったということをお伝えしたい。

だから、こう思ってしまっても、そりゃ、しょうがないところかなと。

次はホールツアーですかね!

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次はホールか武道館かと期待するのも、そんな一場面からの無理矢理な牽強付会だけで言っているのでは、もちろん、ありません。

この2019年の つばきファクトリー春ツアーが最初に情報解禁になったとき、やっぱりライブハウスツアーであることに落胆もしたけれど、そのツアーに先駆けてデビュー記念日の2019年2月22日には新木場STUDIO COAST にてメジャーデビュー2周年スペシャルライブが開催されるとも告知され、つばきファンは意地でも新木場STUDIO COAST を埋めなければと思ったものでした。

そして2019年2月22日を迎え、新木場STUDIO COAST は満員御礼。どころか、それに先立つFC先行申し込みの段階から大落選祭というわけで、さすがに関係各所には、つばきファクトリーは、もっと大きなステージが相応しいと、そう印象づけられたのではないでしょうか。

って、実際、それは “箱の大きさ” に留まるものではありません。
パフォーマンスされたライブの実態もまた、もっと大きなステージに相応しいものだと、つばきファクトリー自身が証明した、このデビュー記念日スペシャルだったかと。

そんなデビュー記念日のライブを以降、レポさせてください。

ほんとうは全曲レビューとして、セトリの一曲一曲を見出しにして、最初っから最後まで、ライブの全編にわたって、この眼と耳と肌で感じたことの全てを逐一記述したい。そしたら超長文となって誰も読まなくなるわけですが、そうなったとしても、それでも自分のために、当日新木場でこの脳が揺れた一切合切を書いておきたい…と、そうも思ったんですけど、そしたら壮大にネタバレしちゃうので、愛する つばきファクトリーに迷惑がかかっちゃいますから、涙を飲んで断念します。(繰り返し、セトリは記事末に)

いや、正規のツアー日程で披露される演目は、この日のメジャーデビュー2周年スペシャルのものとは異なってる可能性がある、メジャーデビュー2周年スペシャルは、この日だけのスッペシャル編成だったのかもしれない…その可能性に賭けようかと思ったんですが、賭けに負けたらシャレにならないので、以降、大枠で印象深かったところを述べるレポに留めます。どうかご了承ください(ただし、一部の曲名などはレポ本文で触れます)。

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