歌で思いを届けたい 浅倉樹々20歳
さて、そんな樹々ちゃんのバースデーイベント、なんと樹々ちゃん一人で9曲もの楽曲を披露することになります。そのセトリは、こんなところ。
樹々ちゃんBD 2公演目 @TFMホール via 配信チケット |
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01.Ice Mermaid(Buono!) 02.MOON POWER(Berryz工房) MC ショーが始まるような華やかさ 秋にぴったりな曲 月も好きだし コーナー 【浅倉樹々の進化 ベストショット紹介!】 03.幼なじみ(藤本美貴) 04.夏ダカラ!(Buono!) 05.独り占め(つばきファクトリー) MC ザ・乙女ゾーンってことで♪ つばきの楽曲を初めて一人で歌いました 06.忘れもの(つばき via サンクユーベリーベリー) 07.サンクユーベリーベリー(つばき via サンクユーベリーベリー) コーナー 【浅倉樹々のお悩み教室】 08.ゴール(Buono!)メモリアル写真ダイジェスト 09.Loving you forever(モーニング娘。) |
冒頭から Buono! 曲で、Buono! が大好きな樹々ちゃんらしいな…それでも上手だねえって微笑ましく見ていたのが、2曲目の『MOON POWER』から、こちらの顔色が変わります。
この2曲を終えてのMCで、選曲の理由も説明してくれますが(『Ice Mermaid』はショーが始まるような華やかさだし、『MOON POWER』は秋にぴったりな曲だからなんだとか)いや、『MOON POWER』について、「月も好きだし」と半ば戯けてもくれる樹々ちゃんですが、その圧巻の歌唱に、ちょっと信じられないような気持ちを抱いて左右を見回してるって感じの私たちです。
そして、『幼なじみ』以降の歌唱が、『MOON POWER』で見せた歌唱の迫力を裏切らず、さらなる衝撃を与えて、もはや “信じられないような気持ちを抱いて左右を見回してる” って段階を過ぎて、私たちは明らかな樹々ちゃんの歌唱の迫力に直撃されることになります。
いや、先だっての夏のハロコンで、樹々ちゃんが歌い出したら中野サンプラザの空気が変わったと、そうレポしたのは私ですけど、あれは聞き間違いでも偶然でもなかったんだな、と。浅倉樹々さん、明らかに歌い手として、もの凄い進化を遂げております。それは、単純に “歌が上手い” っていうようなことではなく、樹々ちゃんから発せられる空気の振動がその場のすべてを圧するというか、その発声の向こう側に、ちゃんと歌の風景が見えるというか、何というか「上手な歌」じゃなくて、「空気の質を変える振動」を発してるんですよ、樹々ちゃん。
これは、ほんとに、コロナ禍で、ちゃんとしたライブが出来ないのが惜しいと思います。浅倉樹々さん、素晴らしい歌い手です。
樹々ちゃん、「白ドレスですぅ♪」とか、あんなに可愛くご挨拶しておきながら、トークは得意じゃないので、歌で気持ちを伝えられるようになりたいと抱負を語りますが、いや、気持ちを伝えるどころか、聴く者を別の世界に連れて行きかねない不思議な空気の振動です。樹々ちゃん、すげえわ。
これ、高木さんを初めとする Juice=Juice オリメンや、モーニングの小田ちゃんなど、いわゆるハロプロの歌姫って言われている人たちが、技術的にも声量的にも音域的にも、歌唱が自在で素晴らしいって点に「歌姫」のポイントがあるのだとしたら、樹々ちゃんの歌は、そういう意味での「歌姫」ではなく、樹々ちゃんの声を通じて別の世界に回路が通じるような意味で、素晴らしい歌い手だと。… もしかしたら、ほんとに魔法使いなのかも知れません、樹々ちゃん。
そんな樹々ちゃんは、バースデーのセットリストに、あの『サンクユーベリーベリー』からの楽曲を含めてくれます。それでなくとも樹々ちゃんの歌に聴き惚れていたのに、これは駄目ですよね。おじさん、泣いちゃいます。
もう20歳なんだから、できることを増やして、両親がやってくれてるようなことも自分でできるようにならなきゃと、そう語ってイベントを締めてくれる浅倉さんでした。
いや20歳のバースデーなんだから、お母さんからのお手紙とか、そういう感動的な趣向が当然盛り込まれてるんだけど、それはトリの3公演目ってことで、配信された2公演目では、樹々ちゃんが泣くどころか、樹々ちゃんにすっかり泣かされて終わることになったのでした。
樹々ちゃんの涙といったハイライトは、半年後になるであろうファンクラブ通販のDVDを待つことにします。
断捨ISM/イマナンジ?
出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS
発売日: 2020/9/30
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