矢島舞美、無茶ぶりから些細なエピソードまで常に全力の笑顔でお送りした カジュアルディナーショー 2021 ～Time with you～

はじめに　一層 “尊い” 些細な動き

ミュージックレストラン La Donna は、一番ステージから遠い席でも一般のホールなどに比べたら最前から２列目くらいの距離なので、演者の些細な動きも伝わります。すなわち、一曲歌い終えてから次の曲のイントロが流れ始めるまでの合間に、ステージの照明が落ちてるその一瞬で、胸をはって肩をくいっと動かして、歌っていたことによる身体のこわばりをほぐして次の曲に備える様子も、客席には伝わっているというわけです。

やっぱり緊張しているってこともあるのかも知れません。歌っていることによる身体のこわばりを（次の曲に向けて）調整している様子は、やっぱり “女神様” ではなく、”生身の人間” であることを伝えてくれます。だからこそ、それでもニッコニコな笑顔は（見ていて、うっかりその表情を写し取って、こちらもニッコニコになってしまって、翌日頬が筋肉痛になるくらいの笑顔は）”尊い” ことが一層理解できます。まったくもって、超ニッコニコなんですから。

矢島舞美カジュアルディナーショー 2021 ～Time with you～

2021年の11月末、原宿のミュージックレストラン La Donna にて、元℃-ute のリーダー 矢島舞美 さんのカジュアルディナーショーが開催されました。11月26日の金曜から28日の日曜にかけて、３Daysで５公演というボリューミーなイベントとなります。

このうち土日の公演を狙って申し込んだものの、非常に切ない結果となって、ようやく“受付12:20／食事13:00／ショー14:00”の、日曜日のお昼の公演にのみ、参加が叶います。こちらについて、報告させてください。

お食事は、こんな感じ（↓）です。
メインのお魚料理が、いわゆる “パイ包み” って趣向だったり、（先日の佐紀ちゃんディナーショーに引き続いて）ケーキが美味だったりしましたが、今般、オリジナルのアーティスト・カクテルが秀逸でした。

微妙に色合いが色合いなんですけども、なんでもレモンを夜空に浮かぶ月に見立てたんだとかで、舞美ちゃんの乾杯の合図でいただくと、甘いってわけでもなく、非常に飲みやすくて、美味しゅうございました。La Donna には、それなりに通っておりますけども、オリジナルのアーティスト・カクテルを “おかわり” したくなったのは初かもしれません。

なんだか満足度が高いぞ？などと思いながら食事を終えて、La Donna 内に流されていた古い映画なんかをストーリーを追うでなく眺めていると、画面がお店のロゴに切り替わって、照明が落ちて、まずは生演奏のメンバーが登場です。

今般、ギターはお馴染みのLeeさんではなく、新たに宮永さんというギタリストが担当してくれますが、その辺りのご紹介は、舞美ちゃんがご自身のインスタグラムでしっかりと。

生演奏でディナーショーを支えてくれたピアノの荒幡さん、ギターの宮永さん

矢島舞美　インスタグラム　矢島舞美　インスタグラム

チューニングを終えたバンドメンバーが、やおら一曲目のイントロを奏で始めると、お待ちかねの舞美ちゃんが登場してきます。舞美ちゃんは、当記事のアイキャッチにもあるような、赤と青の縦じまのストライプの衣装で登場です。

2020年に、舞美ちゃんは『Solo Live 2020〜タイムトラベル〜』と題した単独ライブツアーを企画していましたが、これが折からのコロナ禍で中止となっちゃいます（参考｜「ハロプロの各種ライブやイベントが、ついに５月一杯まで中止！OＧの延期日程も次々中止に…」）。で、今般、La Donna でのディナーショーで、その中止になった2020年の単独ツアー用の衣装をお披露目してくれたと、それは当の舞美ちゃんが語ってくれたところ。

たぶん舞美ちゃん本人も待ってたステージ

それは衣装だけじゃなく、その単独のライブツアーでお披露目するはずだった新曲も、このディナーショーで歌ってくれます（５曲目『いままでも これからも』）。当時、結婚して妊娠していた親友へ向けての想いを歌にした曲だとのことで、それを披露できる機会が嬉しいと言います。

でも結局、上述の理由でお披露目までに１年以上かかっちゃったので、すっかり赤ちゃんも産まれて、すくすく成長中なんだとか。そんなことも、ほんとに嬉しそうにニッコニコな笑顔でお知らせしてくれる舞美ちゃんです。

とりあえず、ここらで、その楽曲も含めた当日のセトリをご紹介。

そんなわけで、久しぶりにファンの皆さんの前で歌えるってだけじゃなく、いろいろ残念な経緯を経てきたわけだから、お話したいことがいっぱいあるの！って、これまた嬉しそうな舞美ちゃんです。知人のレポートによれば、初日の金曜なんかは、舞美ちゃんが嬉しそうにお話する分も含め、けっこう時間オーバーだったんだとか。あるいは別の公演では、本来は MC じゃないタイミングで舞美ちゃんが語り始めちゃって、コーナーがひとつ余計に増えたりしたんだとか。そんな反省も含めてか「喋り過ぎちゃうの！」と言い訳をしながら、しかし（なんだか舞美ちゃんには珍しく）お喋りが止まらないのでした。

そんな親友への想いを綴った楽曲は、金曜、土曜の公演では、披露中に矢島さん、感極まって涙する場面もあったやに仄聞しておりますが、日曜の昼公演にあっては、あくまでニッコニコ。

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そんな来歴もある５曲目に披露された『いままでも これからも』に絡んでは、もう少しお伝えしたいこともあるんですが、そちらはページを切り替えて。