小片リサ無双？４月の bon voyage! 公演 in COTTON CLUB で示した歌声だけじゃない魅力とは？

はじめに　小片リサ＝「ガチ恋」の救い主？

アイドルやタレントを、ファンが、どういう目線で愛し応援しているか、それは、かなり様々です。大枠でいくつかに分類できたとしても、それこそ、めちゃくちゃグラデーションがあって、分類した大枠のいくつかにまたがっているようなファンもいるでしょう。

それでも、多くのファンは適正な距離感をなんとなく身につけていたりします。

若干、余談めきますが、こんな思い出話を一つ。
あれは、2015年の年明け早々のことです。まもなくの活動休止を目前に、最後のバスツアーってことで沖縄でのファンクラブバスツアーを開催していた Berryz工房、その１日目の夜の集いトークイベント（何曲か歌ってくれたけど）が宿泊ホテルのレセプションホール的なところで開催されます。全参加者を２ブロックに分けて２回まわしで開催されたトークイベントで、Berryzメンバー（嗣永桃子）から客席のファンに、こんな質問が飛びます。「ももちのことは大好きだけど、正直、結婚ってなると…ちょっとごめんなさい、って方？」。

これにけっこう該当する方が多くて（つまり、ももちのファンだけど結婚はしたくないってファンが多くて）、案外、びっくりしている嗣永さんだったんですが、この応答を受けて、夏焼雅さんが、質問の対象を ももち先輩から Berryzメンバー全員に拡張して同じ内容を問うも、やっぱり “あくまでファンなのであって、結婚は、ごめんなさい” っていうファンの方がかなりの人数挙手しちゃったりします。その場は、徳永千奈美さんが「みなさん、選り好みが激しいから、いつまでたってもお相手が見つからないんですよ！」と、適切かつ辛辣なツッコミを入れて、一応は収まったわけですが。（記憶で書いておりますので、間違いご容赦）

こんな風に、忙しい期末の平日を潰して Berryz工房の最後のバスツアーに遠路沖縄にまで出かけながら、そこまで Berryz工房を愛しながら、しかし、あくまでファンとして Berryz工房を愛しているのだというスタンスの方は多いようです。

たった今「適切な距離感」と述べましたが、”交際するとか、結婚するだなんて、とんでもない！私にとって〇〇ちゃんは、もはや信仰の対象なのです！” って、逆の方向で振り切れてしまっているから、「正直、結婚ってなると…ちょっとごめんなさい」だった方もいるかも知れませんね、むしろ。…といった、この一文を記述している当の私自身、どっちかっていうと、この「アイドルを信仰の対象だと思ってる」側だったりするわけですが。はっはっは。

と、このように、アイドルやタレントを、ファンが、どういう目線で愛し応援しているか、それは、かなり様々です。

そしてもちろん、かなり本気で交際や結婚を視野に入れている、いわゆる “ガチ恋” と呼ばれる一群のファン層があることはご承知の通り。

そうした層は、アイドルやタレントが、それぞれの経歴を重ねていく中で、いつしか（場合によっては大きな衝撃とともに）そのガチな “恋” から醒めていくことになります。ソフトランディングできれば良いですけど、場合によっては手痛いダメージを喰らいながら。… というわけで、いくつか関連エントリーを引用してみたりしつつ（↓）。

こうした、いわゆる “ガチ恋” と呼ばれる一群のファン層にとって、謎の強烈な魅力を放っているのが小片リサさんです。つばきファクトリー所属時から　…　いや、その結成時に “薄幸の美少女” とか言われていた頃から、「ガチ恋ハンター」として、その種のファン層を強く惹き付けていたのが、小片リサさんです。ちょっと検索してみただけで、小片さんの「夫」とか「旦那」が何人も見つかりますから（笑）。

さて、そんな “ガチ恋” は、上に引用したように、いつしか醒めていくことになる次第ですが、繰り返し、その目覚めにあっては、場合によって耐え難いダメージを伴いました。しかして、小片さんの場合、過去に例のない形で、ガチ恋勢の眼を醒まさせるという離れ業を演じます。過去を通覧しても屈指の「ガチ恋ハンター」でありながら、過去に例のないファンに優しい目の醒まさせ方をするという稀有な存在です。

ええ、それは、歌い手としての歌声の透明さをもって、その歌手としての佇まいをもって、小片さんのことをアイドルだと思っていたファンの眼を醒まさせるという離れ業で。

bon voyage! in COTTON CLUB　４月公演

というわけで、2022年４月11日の月曜から13日の水曜にかけて、小片リサさんの COTTON CLUB での公演が開催されました。

2022年の１月に開催していたソロライブ、2021年の12月にリリースしたソロ・カバーアルバムを引っさげて、COTTON CLUB で行われていたソロライブの４月版です。このうち、11日の月曜はコロナ禍関連で中止になった公演の振替公演で、実質は 12日、13日の２Days。５月にも公演が予定されています。

そんな [risavoyage] 公演のうち、４月12日火曜日の公演（開場18:20／開演19:00）に参加が叶いました。
いや当初はSS席を狙って応募したんですが、これが全滅しちゃって、S席やA席でのリベンジ申し込みで、ようやく当選できた次第。

お正月の公演同様、ゲスト的なパートナーシンガーとして Bitter&Sweet（田﨑あさひ、長谷川萌美）を招き、バックダンサーとして、ハロプロ最年少ユニットである OCHA NORMA から米村姫良々さん、窪田七海さんを迎えての公演です。

と、まずはその12日の公演のセットリストを掲示して、具体的なあれこれはページを切り替えて。