ファン冥利に尽きるトークのアレコレ
前ページで掲げたセトリにある通り、公演中2か所で大きなトークパートが挟まれます。雅ちゃんと小片さんがゲストの羽賀ちゃんと『ブギートレイン’03』を歌い終えたところで、小田ちゃんを呼び込んで、雅ちゃん、小片さんと、ゲストの2名で。そして後半戦へ向けて『ナルシス カマってちゃん協奏曲 第5番』を田中さんと小田ちゃんが歌い終えたところで、れいなとゲストの2名で。
そのトークパートで、既述のとおり、ファン冥利に尽きる話題が提供された次第ですが、以下、順次詳しく。
急な代役にも関わらず、仕上げてくるモーニング娘。メンバーの底力
繰り返し、本来のゲストが体調不良となったために、今般、急遽代役が立てられることになりました。その顛末について、当事者の小田ちゃんや羽賀ちゃんが語ってくれます。急なアサインにも関わらず、すでに決まっていたであろうセトリに合わせて仕上げてくるメンバーの力量に感じ入る次第ですが、そこでは、急な代役で大慌てってだけじゃなく、マネージャーさんとの調整の一端までも語られることになりました。
- 3日前に決まってリハが1日しかなかった
「3日前に決まった」というのは、夜公演での羽賀ちゃんの談。この話題が大きく取り上げられたのは、やはり昼公演の最初のトークにて。
小田ちゃん曰く、その日の朝に電話が来て、電話の2時間後にはスタジオ入りしていたんだとか。
- 夏焼さん「よく電話に出たねえ!」
羽賀ちゃんも嫌な予感はしていたと言いますが、小田ちゃんは、携帯変えたばっかりで、まだマネージャーさんの番号も登録してなかったから、知らない人からかかってきたと思って、一回躊躇して、留守電を聴いたんだとか。
- 羽賀ちゃんは小田さんが?
マネージャーさんの当初の構想では、小田ちゃんがそのまんま加賀ちゃんの代役という形になるところだったが、小田ちゃん曰く「この後も、いろいろ控えているので」ってことで(おそらくJAPAN JAM 2022のことかと)全部を引き受けるのは厳しいってことで、スケジュールが空いていた羽賀ちゃんと手分けして対応することを提案した模様(直接、そう語ったわけじゃなく、語られたところを総合しての推測ね)- 急なお話となった羽賀ちゃんは、田中れいな大先輩とご一緒することに躊躇して、代役を引き受けるかどうか悩んだらしい
- つまり、必要な調整・提案は、もちろんマネージャー主導だけど、最終的な判断はメンバーに委ねられる部分があるってことのようです
- 連絡取れなくなった羽賀ちゃん
別の話題ともリンクしますが、羽賀ちゃんとは毎日 LINE してるという小片さん、急に連絡が来なくなって「あ、大変なんだな」と察したと言います。(昼公演 前半MC)
ここで、3日前に決まってリハが1日しかなかった、電話の2時間後にはスタジオ入りしていたって辺りの証言が効いてきますね。
何度か当欄でも言及していることですが、2015年の冬ハローで、Berryz工房としても Buono! としてもパフォーマンスしながら、体調不良に倒れた後輩の代役として、本来なら参加しないはずだったカントリー・ガールズのパフォーマンスにも参加して、Berryz工房としても、Buono! としても、そして、参加しないはずだったから、そんなにしっかりレッスンもしていなかったであろうカントリー・ガールズとしても、まったく危なげなく余裕でパフォーマンスしている嗣永桃子さんに対して、「ももち、すげぇな」と感嘆したところ、一緒にハロコンに参戦していたヲタ友に「確かに凄いが、しかし、ハロプロなら全員、あれが出来る」と叱られたことがあって。何度も裏付けられてきたヲタ友のこの指摘ですが、今般、改めて、その言葉のあまりの正しさに、7年を経て感じ入っているところです。
補足的に、ゲスト代役という経緯から、楽曲セレクトの経緯がある程度語られたこともファン冥利に挙げることができるかも知れません(れいなの後輩との絡みの項で後述)
小田さくらが参加したことによる、田中れいなとのボーカルバトル
田中れいなさんと小田さくらさんのツインボーカルの迫力たるや!
この、モーニング娘。ひいてはハロプロの、ボーカルの頂点を争いかねない両者の共演が実現したことは、まさしくファン冥利に尽きました。2人が参加した楽曲は、前ページに掲載したセトリから抜粋して、『ナルシス カマってちゃん協奏曲 第5番』(れいなと小田ちゃん2人で)、『バカにしないで』 (さらに雅ちゃんと小片さんを加えて)と『もっと愛してほしいの』の3曲となりますが、いや、Berryz工房のファンであり、小片さんを推してるというのに、うっかり、雅ちゃんや小片さんに向けてる注意を逸らしてしまうほど。
この、田中れいなのボーカルと、小田さくらのボーカルが、双方とも屈指の歌姫であるからこそ、ここまで(短い時間で)調律して仕上げてきたことが驚きであって、上の底力を示したというテーマにも通じつつ、その旋律と空気の響きそのものは文字列で表現できないため、やっぱりトーク部分から、関連を抜粋(もっぱら夜公演より)。
- 実はモーニング娘。を追っかけていた田中さん
ブログとかに書いてはいないけど、実はライブを観に行くわけじゃないとしても、CD や YouTube の動画などで、自分が卒業した後の現役の活動は追っていると田中さん
「だけん、今日は、隣で生歌聴けて、よく聞こえてよかったっちゃん。(客席に向かって)い~~やろ~~(← 羨ましいだろう、という意)」
『ナルシス カマってちゃん協奏曲 第5番』に関しては、小田ちゃんと共演できると知って、田中さんは佐藤優樹さんになり切ってそのパートを勤めたと言います(まじでファン冥利!)
- 田中さん模範的な歌い方
田中さんの歌い方を聴いていると、「レコーディングで言われていたのは、こういうことだったんだなと気づかさせられる」と言う小田ちゃん
- 謙遜しあう歌姫たち
模範的な歌い方だと褒められた田中さん、「いや、みんなが歌ってるのをそのまんま真似しただけだ」と言うや、小田ちゃん「その耳があるのが凄い」と。
そのまんま歌えてクリアできる凄さを褒めたたえる小田ちゃんに、照れて謙遜する田中さん、「小田も物真似しようけん、耳あるやん」と反撃したりなど。
- モーニング娘。に受け継がれる田中れいな伝説
田中れいなは一発で決めるから、1時間ほどスケジュールを確保していても、20分程度でレコーディングを済ませてしまうと語る小田ちゃん
小田「15分くらい話して、5分歌って、20分でスタジオから出てくるって」
羽賀「その話、15期まで受け継がれてます」
繰り返し、エフェクトなしのガチ生歌だったことを強調しながら。
田中れいなと後輩との「モーニング娘。トーク」に奥行きがでたこと
上の項目とも絡みますけども、田中さんがモーニングの後輩二人と繰り広げたトークには刮目すべきものがあったので。
- 今回はノープランでいくったい(昼公演)
田中さん、M-line のステージでは、毎回、ゲストとは何を話すかマネージャーと相談していたとのことですが、「でも、今回はモーニングの後輩やけん、ノープランで」とのこと
つまり、以下で繰り広げられたあれこれは、まったくのアドリブだったというわけです。
- ガチヲタ羽賀朱音さん(昼公演)
田中さんと後輩たちとの活動期間について、小田ちゃんが一緒に活動していた期間はそんなに重なってないといったあたりから、「(その期間が具体的に)どんくらいやったかね」となったところで、「8ヶ月くらいです。小田さんが9月14日入って田中さんが5月21日卒業なので」とソラで暗唱する羽賀さん
- 田中さんのメンバーの呼び方
小田ちゃんとは活動期間が重なっていて、ちゃんと後輩だったので「小田!」と呼び捨てだけど、活動期間が重なっていない後輩は、なんとなく「かえでちゃん」とか「あかねちゃん」とか呼んでる田中さん
田中さんと一緒のステージに立つのは恐れ多いと羽賀ちゃん、急遽決まった代役って話題ともリンクしつつ、その恐れ多さから代役は断ろうかとも思ったと言います。それに対して、ライブや舞台に羽賀ちゃんが来てくれて楽屋にいろいろ差し入れしてくれたので「心の距離は近い」と言う田中さんです。
- ガチヲタ羽賀朱音さん2(昼公演)
田中さん曰く「あかねちゃんは、れいなが大好きやっちゃろ?リハでも、れいなのグッズ着とったけん」
しかも事務所でもらったものでなくて、自腹で購入したものらしいですよ。
- 昼公演MCのラストにて
田中「なんか言い残したことないと?」
羽賀「大好きです」
- ガチヲタ羽賀朱音さん3(夜公演)
夜公演のMCで、小片さんが「リハーサルスタジオに入ってくるとき、ずっと顔を隠していたのは、どうして?」と羽賀ちゃんに質問
きっと、田中さんが好きすぎて恥ずかしかったのだろうと、そういう結論に落ち着いていたんだけど、ここで正解が知りたいと小片さん
基本的にそれは正解なんだけど、なんと、その時、余りの感動に、羽賀ちゃんは “泣いてた” んだと言います。
- 一緒の活動期間について語る田中さんと小田ちゃん(夜公演)
「私は嫌な後輩だったはず」だと小田ちゃん、田中さんとの半年を何といい加減に過ごしてしまったのか…と、今になって悔やんでることを告白します
それに対して田中さん「小田は一人で入ってきたけん、9期10期は、それなりに話かけようけど、さゆとれいなはそれどころじゃなかった」(← く、く、詳しく語って欲しいですよね)と述べて、卒業してからいろいろと(交流が)遅くなって申し訳なかったと言っています。
なんかね、個々の具体的なところを詳しく聴きたいのは言うまでもないとしても、こうして小田ちゃんと田中さんが、こんな会話をしてるってだけで!もう!
11期として加入してきた小田ちゃんが、ライブのMCで、やさしい先輩として、田中さんの名を挙げたことがある。
エンタメアーカイブ 記事 後輩から愛され慕われることで羽ばたける…ハロプロにおける「卒業」という儀式
先輩たちに順番に抱きつきにいっていた小田ちゃんは、まーちゃん に促されるままに、後ろから大先輩である田中さんに抱きつきに行ったという。その際、小田ちゃん本人は、田中さんに五月蠅がられるか、驚かれることを覚悟していたらしい。しかし、小田ちゃんに急に抱きつかれた田中さんは「あっ♪れいなのところにも来てくれたんだ♪」と喜んだという。
その田中さんの反応が嬉しくて、田中さんを「やさしい先輩」だと言う小田ちゃんだった。
そんな小田ちゃんのMCを受けて、「・・・だってさ♪」と照れる田中さんに、「そんな れいな、初めて見るわ~~」と驚きを隠せない道重さんという、すばらしすぎる一幕が繰り広げられた。
- 田中さんからの質問(夜公演)
加賀ちゃんと歌うつもりでモーニング曲をセレクトしたと言う田中さん、もし小田ちゃんと羽賀ちゃんが選曲できるなら、田中れいなと歌いたい曲として「何を選んだと?」と質問します。
これに対して、いったいに何を脳裏に横切らせたものか、悩まし気にクネクネし始めたガチヲタ羽賀朱音さんは見物でございました。
と、その応答は…- 小田ちゃん回答 『恋愛Destiny~本音を論じたい~』
- 羽賀ちゃん回答 『私がいて 君がいる』
- 記憶喪失 田中れいな(夜公演)
小田ちゃん回答 『恋愛Destiny~本音を論じたい~』に対して、卒業後の楽曲だから知らなかった田中さん、それでも小田ちゃんがアカペラで歌ってくれると、ライブで耳にしていたと思い出します
って、小田ちゃんが歌ってくれたことが嬉しいですよね、1曲得した気分♪
- 記憶喪失 田中れいな2(夜公演)
羽賀ちゃん回答 『私がいて 君がいる』に対して田中さん、「知らんて」
田中さんが「知らん」というのに驚いて、再度、歌って見せるけれど、れいなは全然ピンときません
- 記憶喪失 田中れいな3(夜公演)
『恋愛ハンター』のカップリングだから知らないはずないと、驚きを通り越して意地になる小田ちゃんと羽賀ちゃん
小田「15周年のハロコンで歌ってました」
田中「れいな、休んどったやろ?」
小田「休んでないです」
- 記憶喪失 田中れいな4(夜公演)
切々と訴える羽賀ちゃんと飄々とかわす田中さん
羽賀「わたし、田中さんのソロパートが好きで、小学4~5年の頃で、うまく口がまわらなくて、ちゃんと歌えなかったんです」
田中「覚えます」
小田「覚えてましたって、一回!」
- 記憶喪失 田中れいな5(夜公演)
休んでいたってことならと、モーニングラボでの和太鼓披露で、欠席した田中れいなの代わりにプロの方が太鼓を叩いたことあったと話す小田ちゃんですが、やっぱり覚えていない田中さん
- 記憶喪失 田中れいな6(夜公演)
田中「まじで記憶なくてさー、あの頃のれいなは、もうおらんったい」
しかし、胃が痛くてまいっていたときに、佐藤優樹がやたらちょっかいかけてきたことは覚えていると田中さん
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れいなと後輩のやり取りが秀逸すぎて、うっかり文字数を費やしてしまいましたが、小片さんと羽賀ちゃんのデレデレなアレについては、ページを再度切り替えて。
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