稲場愛香、アイドルを武道館で完遂した Juice=Juice CONCERT TOUR ~terzo~ FINAL 稲場愛香卒業スペシャル

ご紹介風のオープニングから “待ってました” まで

最新アルバムからの初披露曲などが目立つ序盤戦は、どこか「Juice=Juice、最近はこんな感じです」といったご紹介風ですが、そこから『禁断少女』、『ロマンスの途中』、『ポップミュージック』へと展開し、”待ってました” 的な盛り上がりから、稲場さんと個々のメンバーの絡みへと続きます。

OA 『恋のクラウチングスタート
定刻まえのオープニングアクトは OCHA NORMA です。
残念ながら西崎さん欠席ですが、デビュー曲の衣装も初披露となりました。
北原ももさん、大人になるにつれ、どんどん美人さんになっていますね。…ってか、そもそも、先輩のグループの大舞台でのオープニングアクトってものが何を意図したものであるか十二分に承知しながら、しかし、やっぱり惹かれるのが止められず、このままでは自分の老後が危ういので、どこかでブレーキをかけねば(大汗)
何故かクラップでの大コール(Juice=Juice を迎え入れようってコールですよね?)が武道館に響く中、照明が落ちて、スクリーンに映し出される凝ったレイアウトでのメンバー紹介が始まって…
01・『Va-Va-Voom
井上玲音段原瑠々の2人を先頭に中央のステージへ行進するかのように登場してくるメンバーたち、いきなりのアップテンポってわけでもなく、しかし、どこか “静かに” そして徐々にボルテージを上げて、Juice=Juice のライブが始まりますよってオープニングに相応しく。
植村あかりさんの美貌に目を奪われますが、終曲に向けての松永里愛さんの斉唱に心が奪われます。
02・『プラトニック・プラネット
どこか “静かに” そして徐々にボルテージを上げていく感じの楽曲が続きます。なんか改めて、ハロプロの楽曲って、個々単独で聴いても染みますけども、セトリに組み込まれてこそ、いろんな場面、いろんな構成で、特徴が映える楽曲が多いですね。
工藤由愛さんの強めの眼差しと、松永里愛さんが歌割りを終えてからニヤリとする表情にドキリとします。里愛さんって、実年齢を15歳ほど誤魔化していませんか。
03・初披露『POPPIN’ LOVE
スキルフルで妖艶な Juice=Juice だけど、たまに、こういうテイストの楽曲がありますね。植村さんも井上さんも、美しいお姉さんであるとの印象ばかり強いんですけども、こういう楽曲だと、ほんとに楽しそうで、工藤のタコちゃんも、里愛さんも幼いあどけなさが目立って、か、か、可愛いですよね。
工藤のタコちゃん、なんか一生懸命さがあまりに愛らしく、段原瑠々さん、嬉しそうに微笑んでいる様子が、実に和みます。… っていうか、こういう楽曲を楽しそうに披露できることそのものが、Juice=Juice のスキルってことなのかも。

ここで一旦MCが差し挟まれ、ご挨拶で軽くテヘペロ稲場さんを会場に印象づけつつ、次の曲へ。

04・『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
この辺り、徐々に Juice=Juice らしさが高まって参ります。3人ずつ3ブロックに別れるに、稲場さんとはタコちゃんと里愛さんの2人で組になってるのは、やっぱり稲場さんのフィジカルに見劣りしないって意味なのかな。いや、個人的なことばかりでほんとに恐縮なんですけど、稲場さんはもちろん、段原さんの多彩な歌声も、植村あかりさんの美しさも、もちろん、注目したいポイントがありすぎて目移りする… って言うべきなんですが、ぶっちゃけ工藤タコちゃんと松永里愛さんが強すぎて、本気で眼が離せないのです。
05・『STAGE~アガってみな~
いかに工藤タコちゃんと里愛さんに目が奪われていても、さすがに井上玲音さんのボイスパーカションに注目せざるを得ないところ。… って、短めのボブにしてる井上玲音さん、こんなに可愛かった? いや、可愛らしいのは知っていましたけども、こんなに?
段原さん、髪を切ったのは、もしかして、そのままだと入江里咲さんに似すぎてしまうからかも。段原先輩に似てるって意味も含めて、総じて、やっぱり加入するメンバーは、それなりに厳選されているものかと。
06・初披露『ノクチルカ
最新アルバムからの初披露です。里愛さん、歌割りの斉唱だけが見せ場ってわけではなく、目線の流し方なんかも、もうなんか(適切な言葉を選べずに申し訳ないけど →)夜の街のお酒を出すお店で10年の経験を積んだお姉さんであるかのようで、いろんな意味で痺れます。
フォーメーションのセンターで、歌を合わせてる段原さんと井上さん(← これだけで超見応え)の合間で懸命さを滲ませてる工藤タコちゃんに、やっぱり注目。
07・『Future Smile
比較的最近の楽曲ですが、すっかり定番化している印象なのは謎。バイオリン演奏中の有澤一華さんの表情には脱帽する一方で、楽曲の展開に応じて、しっかり手をつないでる “ゆめりあい” には、かなり持って行かれた(何を?)感じです。こちらは、すっかり空っぽです。
08・初披露『G.O.A.T
初披露のはずだから、最新アルバムを、めっちゃリピートしてるコアなファンでなければそうはならないはずなのに、イントロだけで、どこか懐かしい感じがします。
段原さんや工藤のタコちゃんや有澤さんが、すっかり汗びっしょりなのに、あまり汗をかいてるように見えない植村さんや稲場さん、さすがなんですけども、江端妃咲さんも、まだまだ余裕の表情です。いや工藤のタコちゃんは、ずっと前から汗びっしょりではあったんですけどもね。
って、井上さんのボブ、異様に可愛くありません
やはり、つばきの谷本安美さんの眼は正しいですね。
09・『禁断少女
こんな序盤で “待ってました!” な感じも異様な気がしたけれど、思えばもう9曲目。イントロから「来た来た」って感じだけど、さすがにこの辺りは植村あかりさんの軽やかなパフォーマンスが、網膜にも心にも嬉しいところです。
Juice=Juice に限らぬところですが、カクカクと、首から肩、胸、お腹、腰と、時間差で順番に前後に動かしていく動作、些細なことのようで、さすがに鍛え抜かれていますよね。
10・『ロマンスの途中
“待ってました!” な感じが続くどころか、初期のナンバーです。ますます植村さんのパフォーマンスの楽しげな感じが亢進していくわけですが、こうした初期の楽曲だからこそ、工藤タコちゃん以下の歴の浅い次世代のメンバーが当たり前のようにパフォーマンスしてるのを見る度に、ハロプロの育成に感嘆することになりますよね。素晴らしい。

インターバルのMC からのダンスパフォーマンスで魅せる稲場さんまで

ここでようやく、オープニングからほとんどインターバルを置かなかった序盤のスパートが終わります。軽くMCってことで、入江さんと工藤のタコちゃんがトークを。
入江里咲「POPPIN’ のセリフ、どうでしたか?」って、会場の声を代弁するかのようにメンバーたちが「可愛かったよ」と応じます。
工藤由愛「大きな会場で手足を存分にのばして!」と言いますが “タコだけに?” と思ってしまうことを止められず。

そのまま(さすが、しっかり三代目)植村さんに促されるままに、フラッシュのエフェクトで、ダンスパフォーマンスを。これは是非、後日リリースされるであろう映像化商品にてご確認いただきたいんですが、スポットライトの当るソロを、江端 → 有澤 → 入江 → 里愛 → タコちゃん → 井上 → 段原 → 植村 → … → そして稲場さんへとつなぐ流れが秀逸です。パーカションの背景に響くサックスの音色も素晴らしく、他のメンバーよりも時間長めのソロパートもそうなら、ステージに寝っ転がってしまってからの立ち上がりに一切間然としないそのフィジカルも見応えがあります稲場さん。

何より、稲場さんソロパート終盤で、ステージ中央に稲場愛香が屹立し、その左右に Juice=Juice メンバーが4名ずつ展開しているのは、静止画としても美しかったことをご報告。

そこから全員そろってのダンスパフォーマンスへ繋げて暗転…

ポップミュージックからメンバー個々に稲場愛香と絡むメドレーパートの中盤へ

それぞれに特徴的な楽曲で個別に稲場愛香さんと絡むメドレーパートを利用して、メンバーたちは衣装チェンジを。

11・『ポップミュージック
イントロの寸劇調のパフォーマンス(とりわけ工藤のタコちゃん&稲場さん)も楽しげな楽曲ですが、この曲が、こんなにも “待ってました” な雰囲気になるとは意外です(参考|「Juice=Juice、13th シングル発売とサプライズ発表の裏側でエイプリルフールの大ネタに挑む」)
メイクのアイテムが “プルーフ” なせいなのか、あまり汗をかいてる印象もなかった稲場さんですが、髪が顔にかかった拍子に、しばらく、そこに貼り付いてしまって動かないところから、はからずもしっかり汗をかいてることがわかってしまって、もひとつ意外にも感動しちゃったりして。
それにしても、”ちゅるちゅる植村” を産み出しただけで、この楽曲は日本歌謡史に燦然と輝いていますよね!
12・『初めてを経験中』(有澤、入江、江端 + 稲場
稲場さんの各メンバーとの個々の絡み、まずは3人の新メンバーと。
身長のせいか、Juice=Juice の新メンバーって4人だったっけ?と思ってしまうほど。コケティッシュってことを押し出すとなると、ずっとフレッシュで年若い後輩と混じっても遜色ないどころか、むしろ後輩に倍して愛らしいのは、アイドル稲場愛香の面目躍如たるところかと。
13・『好きって言ってよ』(タコちゃん、里愛 + 稲場
一転、大人びた妖艶さを演出する段にあっても、これほど眼を惹くと繰り返してきた工藤さんと(まさにその妖艶であるというポイントにあって)突出していた松永さんを相手取って、一歩も引かない稲場さん、前曲のコケティッシュさからの落差もあって、どれだけの引き出しを持っているのか恐ろしいほど。
そんな恐るべき先輩に、やっぱり追従して遜色ない工藤タコちゃんと里愛さんも、恐るべし。
14・『微炭酸』バラード版 (井上 + 稲場
井上さんの “歌ってみた企画” でのバージョンだったでしょうか、この『微炭酸』。それにしても、コケティッシュ、大人びた妖艶… と続いて、この静かに歌いあげるバラード調の楽曲で井上玲音さんの歌声とも拮抗するとは、稲場愛香さん、どれほど全方位的にハイレベルなのかと。
15・『続いていく STORY』(植村、段原 + 稲場 → 全員へ)
衣装チェンジのタイミングでもありますが、髪をまとめてきた植村あかりさんの美しさに腰を抜かすことになります。
そしてハロプロ的歌唱スキルの粋でもある段原さんと、その3人で歌いあげられるのは、情感たっぷりに気持ちを込めた『続いていく STORY』です。この一連のメドレーパート、愛らしいコケティッシュさ… 妖艶な大人っぽさ… 静かに歌いあげるバラード… そして、この歌われる情景を歌詞に込める楽曲へと、稲場愛香さんのパフォーマンスの奥行きと幅広さに感嘆するブロックとなりました。
そんなところに(植村さんの美しさもあって)腰を抜かしていたところ、ゆっくりと他のメンバーも合流してきます。
メドレーは『続いていく STORY』までってことで、ここから後半戦ということに。
16・『雨の中の口笛』(タコちゃん、里愛、有澤、入江、江端)
最新アルバムから、年下組5人の楽曲を。いやチェンジした衣装が淡いピンクであったことからか、急に、異様に可愛い雰囲気になったので驚いたのは秘密。… でも、里愛さんは美人だなって思っていたけど、タコちゃんも、すごく綺麗になっていますよね。
17・『Mon Amour』(植村、稲場、段原、井上)
最新アルバムから今度はお姉さん組の楽曲を。一転して妖艶です。それにしても Juice=Juice は、この後に続く鉄板の勝負曲もそうですけど、なんかラテンの雰囲気が異様に似合いますね。髪をまとめた植村さん、写真によっても場面によっても、そして当人のテンションによっても、比較的バラつきが激しめなお方ではありますが、この淡いピンクの衣装で伏せ眼がちなラテンのテイストで、びっくりするほど美しかったことは強くお伝えしなければと。

さて、いよいよ勝負曲を持ってきてからの怒濤の流れで、稲場さんのラストの花道となる武道館公演は終盤へ向います。… そちらからは改めてページを切り替えて。

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