モーニング娘。’22、愛らしさも過去最高を更新した武道館公演 ~Never Been Better!~ 森戸知沙希卒業スペシャル

オープニングから『I WISH』まで

メンバーを呼び込むコール代わりの拍手が武道館に鳴り響く中、つばきファクトリー&BEYOOOOONDS メンバーがそっと関係者席へ入っていく様子を天空席から眺めていたりします。

OA 『恋のクラウチングスタート』(OCHA NORMA)
その前日から SNS で衣装などがチラ見せされたりして、デビューシングルのもう一方の『お祭りデビューだぜ!』の初披露があるかと思いましたが、やはりオープニングアクトは『恋のクラウチングスタート』で。
もう、みんな可愛いし、中山夏月姫さん笑顔が素敵だし、北原ももさん美人だし、リーダー斉藤円香さん嗣永先輩の面影があって、どうしても見ちゃうけど、それ以上に筒井澪心さんと田代すみれさんが急速にアイドルとして完成されつつあることに驚きますね。ってか、期待値、高すぎなんですが。
参考|研修生ユニット、オーディション合格組を加えて10名体制で『OCHA NORMA』として2022年より始動!

モーニング娘。ライブのオープニングは、メンバー紹介画像がそのまま武道館のステージ上に登場してくる実際のメンバーの姿の映像とシームレスに接続して、いやでもアガる仕様です。

岡村ほまれさんの背が高いこと!
そして横山玲奈さん、背がちっちゃいこと!

01・『青春Night
譜久村さんと真莉愛さんのペアにいきなり眼を奪われますが、愛生ちゃんがニッコニコなことに奪われた眼が奪い返されたりして。そんな風に眼をあちこちに彷徨わせていたりするうちに、メンバーたちが一列に整列しっちゃったりして、そのフォーメーションに眼を見張る始末。
02・『One・Two・Three
しかし、上にも触れた『わがまま気のまま愛のジョーク』ですが、このところ、セトリに入ってる率の高さに驚いております。同様に、『One・Two・Three』も、めっちゃセトリに組み込まれてるよね。(おそらく田中れいなさんの音声を録音した)オープニングだけでアガる一曲です。
野中さんが美しく軽快なステップであることに驚いていると、三角形っていうか台形ライクにフォームを変えて、南面する正面の頂点部分で、羽賀ちゃん、石田さん、真莉愛さんの3人が前に出るところ、すばらしかった。(わたくし、南スタンドだったのでした)
03・『Teenage Solution
えっ?ここで?って思いませんでしたか?
近年のモーニング曲の中では、なかなかの勝負曲と思っていた一曲を3曲目で繰り出すとは!(近年のモーニング曲で実は{とりわけダンスとフォーメーションが}超好きなのは『LOVEペディア』と『人間関係No way way』だったりして)
やっぱりフォーメーションの頂点に石田さんが競り上がって来るのはアガります。曲の進展につれて、南面ばかりでなく、四つの方角の全部を順番に正面とするような形で順次フォームを変化させながら(そして、常に歌割りのメインのメンバーが頂点とかセンターに位置取っている、その背景で他のメンバーが常に複雑に動きながら)転変していく場位置移動がすばらしく、その中でも腰の低い小田ちゃんと加賀ちゃんに目を見張ったりなど。

ここで、ご挨拶MC。
譜久村さんがご挨拶中に、森戸ちぃちゃんへ生田さんがちょっかいを出しつつ、譜久村さんに促されて本日の主役たる森戸さんが教科書通りのご挨拶をしてから、LV と配信向けに、羽賀ちゃんと北川さんが中心になって残りのメンバーでカメラに向ってカッコつけポーズをコミカルに決めてから石田さん締めのご挨拶 …ってところで、見事な流れのご挨拶だと思ったら、しっかり自分で自分の発言に突っ込むところまでワンセットでパッケージしてる石田亜佑美さんだったのでした。

そして森戸ちぃちゃんの曲紹介に続けて…

04・『Chu Chu Chu 僕らの未来
新曲ですが、まあイントロのアレンジがちょっとなあ… みたいに思っていたのに、やっぱりメンバーたちによって生でパフォーマンスされると眼を見張るのは、これ、忖度してるわけじゃないからね。ほんま現場の不思議ってところかと。それにしても「人生が100年」っての、好きだよね。
ほまれちゃんと野中さんがツインで歌割りを決める背景で、リーダー譜久村さんの眼差しが強かったりして、フォーメーションが転変していく中、それでなくともDD(誰もでも大好き)なんだから、注意の焦点が定まらずに困りますよね。
05・『邪魔しないで Here We Go!
かつて飯窪さんが担当していた冒頭や曲中の印象的なセリフは横山さん。横やん、いつの間にか、いろんな表情で、いろんな場面に貢献していて、やっぱり驚きますね。ぐいぐい成長してるのは新メンバーばかりではないってことで。
小田ちゃん、歌割りがないところでも、スクリーンに抜かれるわけでもないところでも、ちゃんと目線のメリハリをつけていて、もひとつ驚きです。
直前の『Chu Chu Chu 僕らの未来』も、特に盛り上がり曲ってわけじゃなく、続いてこの曲も、どちらかといえば静かな感じだったりして、しかし実際のパフォーマンスに接して、やはり瞬きを忘れる不思議。
これは、ほんとに不思議で、おそらく後日の映像化商品だったり、たとえば配信で見てたりして、特段盛り上がるわけではない流れだと思われがちなところであってすら、現場でメンバーがまさにそこで動いてると、いったい何が伝わってくるのか、やっぱり瞬きを忘れます。
06・『愛してナンが悪い!?
「♪常識は非常識」の後、曲中で白いローブのような上着脱ぎ捨てるの、めっちゃカッコ良いですよね。
加入当初ステップが踏めなかったって言ってた北川さん、見事なステップです。報告者の主観を続ければ、パフォーマンスにあって牧野ラブリン真莉愛さんと加賀さんに釘付けかと思えば、なんか気がついたら野中さんと羽賀ちゃんに注目してることに気がついて、繰り返し、ここへきて(加入8年を経て)12期が躍進しつつあるような。
フォーメーション、整列してるのをあえてズラして崩すのカッコ好いっすよね!
07・『笑顔YESヌード
ローブのような上着脱ぎ捨てて身軽になった分(?)オープニングのダンスが軽快です。
レガシーとも思えるような過去の名曲が、最近の楽曲と並んで、まったく違和感がないのは、やっぱりモーニング娘。ならではかと。そして、上にも触れたように、他のチームが十文字に張りだしたステージだったり左右に大きくウィングを造作していたりするのに比べて、中央にコンパクトに設営されているだけのステージなのに、しかし、ほんとに転変するフォーメーションで、実に見ていて嬉しいほどの場位置移動。以前の記事では、2014年時点に比べて他のグループもかなり複雑なフォーメーションを展開するようになった… 的な記述をした記憶もあるんですが、さすが “フォーメーションダンス” は、モーニング娘。にあってこそ!
08・『純情エビデンス
いえね、この数年のモーニング曲については、どことなく “微妙” だな、って思っていたことは、当記事の初めのところで告白しておりますが、しかして、この曲のオープニングで「待ってました」と思ってしまって自分でビックリ! ほんま、現場の不思議さには慣れません。
しゃがんで、間を置かずにスクッと立ち上がるところ、腰を前後させずに、そのまんま上下してるように見えるのは、みなさん、どんなフィジカルかと。凄いわ。
なんか(どの楽曲でもそうなんですけど)譜久村さんがパフォーマンスしていて嬉しそうなのが、見ていて、ほんとに嬉しいですね。鎖骨のあたりに手をあてて肩甲骨をグルグルするフリも。
小田ちゃん、ほんとに妖艶だし、可愛いばっかりかと思っていた愛生ちゃんが、ときどきドッキリするような表情を魅せてくれて…
09・『ビートの惑星
オープニングの小田さくらさんの斉唱、すばらしいですね。オープニングの展開に応じてセンターに位置取った森戸さん、お隣のメンバー(加賀ちゃん?)とアイコンタクトして、めっちゃ嬉しそうに笑ってます。センターに3名ずつ移動して、両脇の2名が大きく(たとえばハートとか)形を造るところで、真ん中からもう一人がピースしたりするのを思い思いに繰り返しているうちに、気がついたら全員で輪になって外に向って大きく手を振って客席を煽っている… ほんとに流れるようです。
アウトロ、最後のところで「♪ハッピーソン(グ)」って曲を締めるところでのセンターは嬉しそうな(汗びっしょりの)森戸さんで。

衣装チェンジのタイミング、その時間を稼ぐために、野中さん、加賀ちゃん、森戸ちゃん、愛生ちゃんが残って MC です。

昨日は何をしていたかという話題で、森戸ちゃん、昨日の夜はバタバタしてたけど、MV だけじゃなく、カントリー・ガールズの動画まで、私よりもお父さんが諸々ふり返ってたとのこと。今現在は(武道館のステージに)「立っちゃった!」って気持ちなんだとか。

最後だってことで何か私たちに言っておきたいことはないかと促す野中さんに応じて森戸ちゃん曰く…

森戸 → 愛生へ偏食なくして、ちゃんと意志をしっかり!
愛生「意志はあるんだけど、独り言が多いって言われるから(だから黙ってる?)」
森戸 → ちぇるへわんこの写真を見せるときの変わりようと、あと、飲み物飲んだ後のため息がすごい!
野中「開演前も、ストローでやってたかも」
森戸 → 加賀へチョコ好きなのにチョコミント苦手なの、意味わかんない
加賀「ミントは歯磨きなんですよ!」

結果、チョコミントは歯磨きかチョコかって謎の対決を、客席の拍手で決着つけようとする森戸ちゃんと加賀ちゃんですが、拍手は明らかに森戸ちゃんの勝利。それを受けて加賀ちゃん、「今日の主役は森戸さんだからって、それはダメですよ」と、あたかも卒業に忖度して客席が森戸側に立ったかのような負け惜しみを入れます。

ひとしきり(石田さんがはっちゃけなくとも)コミカルな場面を残しつつ、次の楽曲を野中さんが促して…

10・『しょうがない 夢追い人』(小田、羽賀、横山、北川)
このあたりのプラチナ楽曲は(個人的なところで恐縮ですが)セトリに組み込まれると、とても嬉しいのですが、なんかカクカクした振り付け、これは昔のまま?どうなんでしょ?
しかし横山さん、ほんとにいろんな表情を魅せてくれるようになりましたし、羽賀ちゃん、なんだか非常に美しくなりましたね。いや、元々あったポテンシャルが、いよいよ開花してるようでもあります。切なげに歌う北川さんも眼福でした。
11・『恋人には絶対に知られなくない真実』(譜久村、牧野、ほまれ)
熟練のリーダー譜久村さんと、前人未踏の驚異のスタイル真莉愛さんと並んで、一切、引けを取らない岡村ほまれさん、驚きです。ってか、ほまれちゃん背が伸びすぎなんですけども、顔もまるくて可愛くて、曲調にもマッチして、とっても可愛かったですね。いや、ほんまに真莉愛さんに匹敵しつつある岡村さん、これからが楽しみすぎます。
12・『愛され過ぎることはないのよ』(生田、石田、野中、加賀、森戸、愛生)
野中さんが美しくて、加賀ちゃんが躍動していて、愛生ちゃん可愛くて、生田さんと石田さんは “待ってました” って感じで、そして森戸さん(本公演の初っ端から見事な仕上がりだったけど)美しさも可愛さも亢進していて、実に見応えのある一曲となります。
愛生ちゃん「♪ほんのちょっと強いのがいい」って、しかし、めっちゃ嬉しそうだから、ほんとに可愛いです。

次の曲(『I WISH』)のイントロへの流れに重ねて、現在の9期以降のメンバーの、各期毎のお披露目画像(初めて「モーニング娘になりました」ってご挨拶するお披露目の際の画像)がスクリーンに映し出されて…

13・『I WISH』 with バックステージ映像
楽曲披露中に、リハーサルの映像から、そして本公演の当日のものなのかどうか、バックステージの映像がスクリーンに表示されます。それでなくとも厳しい『I WISH』なのに、バックステージ映像と一緒にお送りされると一層…
オープニングからの静かな展開が、リーダー譜久村さんの「♪だれよりも信じてあげなくちゃ」の後で、急に明るいテンポに転調したところで、全メンバーが嬉しそうに飛び上がって、すぐにフォーメーションを固めて、「♪じんせ~いって、すばらしい」って声をそろえるところ、素晴らしかったですよね。
ラスト、小田ちゃんの歌割りから譜久村さんへ繋がるところ、フクちゃん、ちょっと泣きそうになってる??
ええ、述べたように、過去最高の「I WISH」ではなかったかと思います。

*****

ライブ後半の模様は、申し訳ないけど再度ページを切り替えて。

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について

Sorry, the comment form is closed at this time.