モーニング娘。’22、愛らしさも過去最高を更新した武道館公演 ~Never Been Better!~ 森戸知沙希卒業スペシャル

はじめに 美しくなった森戸知沙希さんと素晴らしいライブと

いきなりで恐縮ですが、当サイトに、こんなレポを公開いただいたことがあります(↓)。
このハロショでのイベントが開催された当時は、ほんとに小っちゃくて幼かった森戸知沙希さんが、天使のような真っ白の(黒のニーハイブーツでアクセントも効かせた)衣装に身を包んで、泣くまいと健気に前を向きながら、こんな大舞台でしっかりお手紙を読むところまで、見届けることが出来るとは…。

一刻も早く帰りたくて耳を真っ赤にしていた小さな女の子は、身に纏った衣装の如く、誠に天使のように美しくなって、堂々と武道館のステージを踏みました。元々、言うまでもなく可愛い森戸さん、ご本人が “背が小っちゃいからって足が短いわけじゃない” とご立腹する通り(DVDマガジンの Vol.128だったかな?)均整のとれたスタイルでもありましたが、この日、武道館に立った森戸さんは、オープニングから実に美しかった。

森戸さんがこの6月20日をもって卒業するまでの年月には、実にいろんなことがあった次第ですが、逐一列挙していては、実に膨大な引用になりかねないので、3件だけ。

その “いろんなこと” に関連して、当日の武道館には、非常に印象的なお花も届いていた次第ですが、現在は芸能人ではなくなっている方々の名前も載ってたりするので、詳しく文字にすることは避けて、これは写真だけで。

もちろん、この花束に込められたものは、当日、九段下に集ったファンも、ライブビューイングや配信を見届けたファンも、そしてモーニング娘。’22 のメンバーもまた共有していたということは言うまでもないとして。

モーニング娘。’22 の14期メンバーである森戸知沙希さんは、そう、知ってたけど、それでもビックリするくらい美しくなっていた小さな女の子は、いろんな想いと来歴を背負って、それでも、まっとうに “モーニング娘。のメンバー” として、この日、2022年6月20日の武道館公演をもって、次の自分に向かうため、モーニング娘。’22及びハロー!プロジェクトから卒業して行きました。

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実際、すばらしいライブでした。
各方面からお叱りを受ける覚悟でぶっちゃけると、2019年を終えて以降のモーニング娘。のリリース楽曲については、とりわけいくつかのアルバム曲について、なかなか言葉選びが難しいですが、ちょっと微妙な印象を持っていたんです、わたくし(す、す、すみません!)。でもね、そんな楽曲すら、イントロが流れて来たら、「うおっ!待ってました!」とか脳内で快哉を叫んでる不思議。

…いや、それって、「微妙な印象」を持ってたのも、「快哉を叫ぶ」のも、全部、おまえの主観だろ?…という、超まっとうなツッコミに対して先回りするなら、”微妙だな” って思ってたその主観的な当の本人が、”待ってた!” と思っちゃう(つまり、比較できない別々の主観を並べてるわけじゃなく、同一の主観内部での印象の変化を述べてる)わけですから、そもそも微妙だとも思ってなかった方にとっては、かなりアガったのではないでしょうか。これまた、ライブの不思議ってところですけど、やっぱりハロプロのフラッグシップたるモーニング娘。のパフォーマンスは、実に重厚です。

さらには。
今般、メドレー前に(最新シングル初回生産限定盤SPにもMVが収録された)かの名曲『I WISH』が披露されます。

わたくし、また主観でモノを言って恐縮ですが、過去最高の『I WISH』は、2019年の ひなフェス、W(ダブルユー)が一時的に復活した「Hello! Project 20th Anniversary!! プレミアム」で、辻希美さん、加護亜依さんのバックで現役のモーニング娘。’19 が一緒に歌い、加護亜依さんが感極まって声を詰まらせた、あの『I WISH』だと思っていたんです。でもね、今回の武道館、それを超えてきたかもしれません。… ええ、例えば森戸さんが感情を昂らせて涙を見せた… ってことは、ライブの中盤での披露でもあってか、特になかったんですけども、楽曲のオープニングから「♪人生ってすばらしい」って歌詞へかけて曲調が大きく転調するあたりでメンバーたちの内心の盛り上がりが遠く天空席にも伝わるようで、あくまでも(エモーショナルな場面というわけでなく)パフォーマンスとして、素晴らしかった

そして強めにご報告したいのが、ライブ後半戦で披露された『わがまま気のまま愛のジョーク』にて、先に2021年末に卒業した佐藤優樹さんの「♪愛されたい」パートを山﨑愛生ちゃんが継承していたってこと。
佐藤まーちゃんの凄いところは、腹の底からの絶叫のあまり声が割れても、それでも声が割れたまんま旋律を維持するところ。そして、そんな腹の底からの大斉唱を、愛生ちゃん、引き継いでいます。感動的でした。ライブ後に仄聞するところでは、愛生ちゃん、この「♪愛されたい」パートの披露について、ずいぶん緊張していたんだとか。か、感動的ですね。

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ええ、実に素晴らしいライブでした。
「全体のまとまり」、「初めての武道館で全曲をぶち込んだ」、「超強力なこの一曲」… …と、それぞれ大きな会場での記念のライブだからこそ、印象的な側面はいくつもピックアップできるでしょうし、モーニング娘。の場合は、そうした特徴的な押し出しこそ特に見出せない一方で、だからこそ、メンバーのパフォーマンスの重厚さが際立った素晴らしいライブでした。

他のハロプロのグループの武道館についてのレポでも、いずれも “素晴らしかった” と述べていることから、そんなテキトーなレポが信じられるかっ!って思ってる方もいらっしゃるかと思います。そのあたりは、是非とも一度、現場へ足を運ばれるよう強く推奨中ってことで。ほんまに素晴らしいから。

今般、普通に前を向くと日の丸と眼が合うほどの天空席でしたけども、しかし、誠に、すばらしいライブ体験をすることができました。…と、そんなライブの実際はページを切り替えて…

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