つばきファクトリー 八木栞、ふわふわすぎて末恐ろしいバースデーイベント2022 in 横浜

計算だったら末恐ろしいミニライブ

ミニライブへ進む前に、台本の違うところを読んじゃったみたいな MC 理子ちゃん、「進行ミスでーす」とか言いながらニコニコしてます。この日の理子ちゃんは、小さめなお団子を二つ作って鬼の角みたいな髪形をしていて、「ヤギヘアアレンジ、ここでしか見れないよ」とか言っており、まあ、和ませ効果が半端じゃない威力ですよ。

そんなミニライブは、再掲になりますが、こんなセトリです。
2曲目の Juice=Juice のアルバム曲と4曲目のカントリー曲は、1公演めでは別のセレクトだったみたいですね。いや、個人的には八木ちゃんの『ピーナッツバタージェリーラブ』は聴きたかったかも。(後日のDVD期待)

ミニライブ
01.『私がオバさんになっても』 (森高千里|つばきファクトリー)
02.『雨の中の口笛』 (Juice=Juice)
03.『ナインティーンの蜃気楼』 (つばきファクトリー)
04.『ランラルン~あなたに夢中~』 (カントリー・ガールズ)
05.『My Darling ~Do you love me?~』 (つばきファクトリー)

もはや つばきファクトリーを超えて、愛らしいコケティシュさではハロプロ最高峰に届きつつある『My Darling ~Do you love me?~』は言うまでもないとしても、19歳のイベントってことで『ナインティーンの蜃気楼』をセレクトすることも、そして、Juice=Juice 楽曲や、カントリー・ガールズの楽曲を、好きだから歌って見たかった(下掲ブログ参照↓)ってことも、しっかり理由があるようなんですけども、やはり注目したいのは『私がオバさんになっても』です。

どうでしたかー?
楽しんでいただけましたかー?

つばきファクトリー オフィシャルブログ セットリストについて!八木栞

八木ちゃんは、ブログでも「この曲は絶対歌いたいと思って」いたと言いますが、その理由は明記されません。
この曲は、今尚美しい森高千里さんの楽曲を、メジャーデビュー前の初々しい つばきファクトリーがカバーしたことで知られます。モーニング娘。を挙げるまでもなく、ハロプロは、世代交代を繰り返して来ました。多くのファンを魅了したメンバーが卒業して、そしてまた、同じフィールドで同じ楽曲を、その先輩から受け継いだ後輩が、また違った魅力で歌い続けてきました。「♪わたしがおばさんになったら、あなたはおじさんよ」とか、「♪若い子にはまけるわ」とか、あたかも、バトンを受け継いでくれる後輩たちを、かつて(その後輩たちが今現在活躍するステージを)支えた卒業生の側から、ほろ苦く、しかし誇らしげに歌う楽曲を、まさに、この先に受け継ぐであろう初々しい6名編成だった つばきファクトリーがカバーしたことで、そうした “世代交代を経た継承” という背景が、これ以上ないくらい明瞭に歌われたものこそ『私がオバさんになっても』という楽曲である… なんてなことは、ハロプロのファンの方々には言うまでもないことですよね。

で、そんな楽曲を、初々しい つばきファクトリーも、みんな綺麗なお姉さんに成長した頃に、新たに新メンバーとして加入してきた八木ちゃんが、「この曲は絶対歌いたいと思って」いたと言って、歌ってくれます。

はっきり、ここで。
これが八木ちゃんの計算だったら実に末恐ろしいですよね。

*****

ミニライブでは、最後の『My Darling ~Do you love me?~』披露中に若干の音響トラブルがあって途中で音が止まっちゃいます。そこで「えっ?」とか言って歌を止めちゃった八木ちゃん、それでも、ちゃんとお喋りで間を繋ぎます。

引っ込んでいた理子ちゃんも出て来て、結局「もう一曲得したみたいなもんだよね」って、改めて『My Darling』を最初から歌ってくれますが、八木ちゃん、理子ちゃんも出てきたから(← それはトラブル対応中に八木ちゃんが困らないようにって出て来てくれたんだけど)てっきり「ドッキリかと思った」とか言って笑っています。ええ、ほんとに実に末恐ろしいですよね。

来年のバースデーイベントでは、花鳥風月ツアーで横から見ていてやりたいなって思っていた『Oh my wish!』のダンスを実演してみたいと。「出来るかどうかわからないけど」と言いながら。(横から理子ちゃん「一年あるんだから、できるよ」とか言ってます)

最期のご挨拶を終えて、客席に手を振ってる際にも、八木ちゃんは自分のミュージカル観劇体験を踏まえて「わかります、カーテンコールで、拍手するか手を振るか、迷いますよね」ってファンの気持ちに寄り添って、笑顔で引っ込みます。

記事の最期に、いつものように、”ほんわか八木ちゃん、超可愛かった” ってフレーズで締めようかと思っていたんですけど、やっぱりこう書かないわけには行きません。上記のすべてにおいて…

これが八木ちゃんの計算だったら実に末恐ろしいですよね、って。

(文=kogonil)

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