M-line Special 2023 ~Magical Wish~ メンバー主体の楽しさと独特の魅力が光る3月の横浜公演

はじめに M-line Special ならではとは?

宮本佳林ちゃんさんや夏焼雅さんが終わりのご挨拶で言ってたことでもありますが、メンバーたち自ら、この MSMW について ”懐かしみ” を感じるライブである旨、語っています。

佳林ちゃん、当日(2023.3.21)は現役のハロプロのライブやイベントとの日程被りがないことに言及して(← 昼公演。実は BEYOOOOONDS のリリイベがあったよって夜公演で訂正されます)だから “久しぶりの方が多いんですね” と。続けて、M-line スペシャルのライブに全通してくれる M-line ファンの方は、もちろん、ありがたいんですけど(現役のハロプロの予定がないところで、ふと思い出して →)”懐かしみ” を感じに来てくれる方も大歓迎… 的なことを話してくれます。そうした佳林ちゃんの発言を受けてのことかどうか、夏焼さんも、”現役のハローの楽曲でも私たちが披露すると違ったように聴こえるでしょ?” とか、”ビタスイのハーモニーが加わっているから、オリジナルにはなかった良さも加味されてますよ♪” といったところをアピールします。

なんだか界隈の一部で “M-line は懐古趣味” みたいに揶揄されていることを、あたかも知ってるかのような発言ですけど、はからずも、雅ちゃんが述べてくれているように、確かに M-line ならではの良さが明瞭です。雅ちゃんが言うように、Bitter & Sweet の田﨑あさひちゃんと長谷川萌美さんが参加してくれて、オリジナルにはなかったハモリを敢えて追加してくれたりしていて、M-line でこそのハーモニーが重ねられているところも、そしてハローOGたちが奏でることによるオリジナルとはまた違った味わいがあることも(だから、オリジナルの楽曲をそのままで楽しむ以上のものがあることも)言うまでもありません。

さらにメンバーたちのご挨拶から引用するなら、長谷川さん、披露する楽曲の候補を小片リサさんにLINEで送って決めたとか。過去の MSMW のあれこれからも、どうやらセトリは、メンバーたち自身で決めているか、そうでなくともかなりな程度まで登壇する本人の意見が通るみたいで、それはセトリそのものだけではないようです。

と、セトリに触れたので、まずは当日の昼公演のセトリを掲載してみたりして。

2023年3月21日(火) 神奈川県 横浜ランドマークホール
昼公演 開場14:00/開演14:45
白い衣装の5人が美しい
01・『ダーリン I LOVE YOU』(Berryz工房&℃-ute)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
02・『チクタク 私の旬』(Juice=Juice)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
03・『独り占め』(つばきファクトリー)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
04・★『私が飛行機を嫌いな理由』(Bitter & Sweet)|田﨑・長谷川
05・★『どっち』(小片リサ)|小片
06・★『イイオンナごっこ』(宮本佳林)|宮本
07・『Last Forever』(Buono!)|夏焼
08・『ロマンスの途中』(Juice=Juice)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
小片さんと長谷川さんの、ちょっとトーク → 呼び方その1/横浜で遊ぶなら?
以降、順次登壇メンバーは衣装チェンジ
09・『悲しみトワイライト』(モーニング娘。)|小片・長谷川
10・『蜃気楼ロマンス』(GAM)|宮本・田﨑
11・『オンナ、哀しい、オトナ』(セクシーオトナジャン)|夏焼・田﨑・長谷川
12・『青春のカスタード』(音楽ガッタス)|小片・宮本
13・『愛の弾丸』(Berryz工房)|夏焼・宮本・小片
ちょっとトーク → 雅ちゃんがビタスイに/倍速小片
14・『Rolling Days』(Bitter & Sweet)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
15・『マイラブ』(Buono!)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
16・『パン屋さんのアルバイト』(スマイレージ)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
17・『負けるな わっしょい!』(ベキマス)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
一人一人のご挨拶
18・『一丁目ロック!』(Berryz工房)|夏焼・宮本・小片・田﨑・長谷川
声出し禁止で『一丁目ロック!』はキツイよ!

上に、メンバーの意志が濃いめに反映されるのはセトリだけではないと述べました。
夏焼さん、自分がステージに出ている時は、隣でパフォーマンスしているメンバーの様子は見えないけれど、自分が登場していないタイミングでは、けっこうステージを見てると言います。そうやって見ていて、”あ、リハーサルでやってたのと、けっこう変えてるな” とか思うことも多いのだとか。その場その場で臨機応変にパフォーマンスを変化させていくメンバーたちの、その成長具合に(現場で)驚いているという夏焼先輩です。なんですけど、こうした雅ちゃんの証言からは、ステージ上の演出だったり歌割だったりといったところまで、メンバーたち主体で動いているということが明らか。

そうなんですね。
OGメンバーがパフォーマンスすることで現役メンバーが奏でるものとは違った色合いが出ていること、ビタスイが参加してくれるおかげでオリジナルとは異なるハーモニーが重ねられること、まさにこうした理由で、個々の楽曲が新しい輝きを放つことも間違いないんですけど、何より、セトリの構成も、ステージ上での動きも、全部がメンバー主体ということで、当のメンバーたちが手作りで組み上げてきたってところが重要かと思う次第。だからなのか、登壇してくれた5人が5人とも楽しそうで。

そう、この日の横浜での M-line Special 2023 のステージには、夏焼雅さん(ex PINK CRES、Berryz工房活動停止中)、宮本佳林ちゃんさん(ex Juice=Juice)、小片リサさん(ex つばきファクトリー)、そして Bitter & Sweet の2名(田﨑あさひ長谷川萌美)の5名が登壇してくれます。

それぞれ異口同音に、この5人を “レギュラーメンバー” と言っていたりして、この5人でいろんなステージ、いろんな楽曲を重ねてきたから(仲良くなってきてることは別途いろいろと示唆しながらも)「ユニットを組んでイベントなんかしちゃっても良いんじゃない?」的な発言も飛び出したりして、会場のランドマークホールは大拍手で応じます。
ええ、なんだか、良い感じに熟して来ている M-line のステージだったのでした。

ならでは、ってことで細かい点を補足すれば…

ライブ全編を通じて、みなさん2着の衣装で登壇してくれるんですが、2着めにオレンジの衣装で登場してくれる小片リサさん、グループを離れてソロになっても、なんとなく皆、ライトオレンジのペンライトを振ってたわけですが、これではっきりと小片さんのメンバーカラーはオレンジ系ってことで決着したことに安堵する一方で、1着めの白い衣装のミニスカート風のものが、非常に愛らしくコケティッシュで、多くのファンの眼を惹いたことをご報告。

この日、どちらかといえば雅ちゃんお目当てで参加していたと思しきベリヲタ仲間と、帰り道、一緒になったんですけど、みなさん “小片さんが可愛かった” という点で意気投合していたことを重ねてご報告(その具体的な{際どい}詳細はご報告しない方向で)。

衣装というなら、1着めも2着めも、夏焼さんの絶対領域が前面に押し出されており、この日のランドマークホールについては、前から3列目くらいまでの良席を引き当てた方々には、軽るめの不幸が降りかかれば良いと、心の薄汚れた後方座席のファンは思ったとか思わないとか。

ならでは、ってことを加えるなら、ビタスイの2人が、あたかもハロメンのようにステップを踏んでダンスしてくれるのも見所なんですが、この日の横浜では、公演スタートに先駆けて、こんなお知らせが。

確かに手首になにやらテーピング的なものをしていた田﨑さんでしたけど、しかし、少なくとも客席から見ている限り、普通にステップを踏んでダンスもしてたようなので、本来はもっと激しいステージングだったのに田﨑さんの状況を加味して全体的に調整したのかどうか、詳細は不明ですが、この一連の事情から、ビタスイも、自分たちのオリジナルなステージとは一味違った挑戦をしてるってことで、やっぱり M-line ならでは、ってところかと。

ってところで、ライブの詳細に踏み込もうと思うんですが、すでに昼公演のセトリは上に掲示したので、それ以外の点について、ページを切り替えて。

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について

Sorry, the comment form is closed at this time.