【短報】道重さゆみライブツアー2023 ~大きく成長した楽曲と時間が止まったかのようなルックスと~

はじめに 大きく成長していたオリジナルの楽曲たち

最新作がつい先日公開されたトム・クルーズの『ミッションイン・ポッシブル』シリーズは、とりわけ最近の作品については、トムさんのアクションこそがキモで、お話というかストーリーというか脚本は、トムさんがやりたがる超絶アクションが成り立つように、あとから “でっちあげられる” とまで言われ、いわば、トム・クルーズの肉弾アクションこそがメインで、物語は添え物だと、広く周知されているかと思われるところですが。

もしかしたら、特に道重さゆみさんの現場に来るわけでなく、あくまで元モーニング娘。としての知名度だけで、なんとなく動きを追ってるハロプロファンから見れば、道重さゆみの現場にあっては、道重さゆみが臨在してるってことこそがキモで、2017年に再生してから以降のオリジナル楽曲は脇役… というか、オリジナル公演(SAYUMINGLANDOLL)でのお芝居風のステージングから楽曲から、それらの全部は、道重さゆみがファンの前に登場するための(イベントという “現場” を “でっちあげる” ための)添え物であると、そのように理解されていたかも知れませんね。あたかも、『ミッションイン・ポッシブル』シリーズにおける脚本のように。

しかしながら。

もちろん、道重さんが、18歳くらいで時間が凍り付いているかのような愛らしい姿でステージに登場してくれることも、そんな道重さんがモーニング娘。の懐かしい楽曲を蘇らせてくれることも、すべて素晴らしいファン体験だったことは言うまでもないんですが、2017年以降のオリジナル楽曲も(もうそんなことは言うまでもないことではありますが)そもそもの楽曲としての完成度の高さだけじゃなく、道重さんのステージで繰り返しパフォーマンスされることを通じて、大きく成長し、素晴らしく馴染んで、これまた道重さんの欠くべからざる大事な一部分として息づいているのでした。

つい先日公開された『ミッションイン・ポッシブル』シリーズの最新作『Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One』は、確かに(観てるこちらの心の余裕がなくなるほど)アクションがド派手である一方、お話の展開は、どこまでもアクション主体でしたけど、道重さんのライブは、道重さゆみが奏でる楽曲のそれぞれは、決して添え物ってわけではなく、充分に楽曲披露そのものがメインであり得るすばらしいステージでした。(※ 『ミッションイン・ポッシブル』シリーズが素晴らしくないってわけでは、まったく、ありません!)

SAYUMINGLANDOLL~20th Anniversary Live Tour 2023~

そんなわけで、2023年、道重さゆみさんは、東京、大阪、(そして故郷の)山口で、都合5公演となるオリジナルのライブツアーを敢行しております。このうち、東京公演が、新宿は Zepp Shunjuku にて2023年7月22日の土曜日に開催されました。

その道重さんのライブをレポしたいと思うんですが、上に述べた通り、これから大阪と山口の公演が待っております。22日の東京公演でも、お昼の公演と夜の公演で、少しセトリの編成が違っていたみたいですので、大阪公演や山口公演では中身を変えて来る可能性もあるかなって思うので、どうしようかと迷いましたが、やはりネタバレは望ましくないので、セトリや、オリジナル楽曲や、モーニング時代の楽曲について感じたことなどは、関連リンクなどと一緒に、まとめてページを切り替えた後に記載することにします。ネタバレが嫌な方は、本記事の下までスクロールすると眼に入ってくるページ切り替えのコントロールをクリックしないようにお願いしますね。

というわけで、ページを切り替え前は、ライブ開演前のちょっとした風景と、道重さんの華麗な客席イジりについてご報告。

新宿に出現したピンクの集団

このオリジナルのライブツアーに先立って、道重さゆみさんは、お誕生日のイベント前にグッズを展開していたことは、当サイトでも取り上げられていたところですが。

今回のライブ会場となった Zepp Shinjuku、実は初訪問ってこともあって、場所がわかるか心許ないところだったんですけど、歌舞伎町タワー方面に向かって歩を進めていくと、すでに一部のネットニュースで話題になったとおり、謎のピンクの集団が眼に入って来たので、まったく道に迷うことはなかったってことを大きくご報告。

そこには、かつて初めてのソロのバスツアー(2013年|お誕生日のバスツアーだった|加入当初、誕生日を忘れられていたってことも有名なエピソードだし、今のようにバースデーイベントが恒例化する前の時期ってこともあって、なかなかお誕生日をお祝いしてもらえないことを愚痴ってるのも有名だった次第ですが、その初めてのソロのバスツアー)以来、ピングの集団の一部として、よく見知った顔もチラホラ見えるだけでなく、どう見ても、せいぜい20代前半くらいで、2017年の再生以来の新規ファンとしか思えぬ若いファンも認められたりして、道重さんの息の長い活動に期待がつながります。

やっぱり さすがの 道重トーク

今般、先日の7月13日のお誕生日バースデーイベントがトークメインのイベントだったことを受けて、アンコールまで含めて(メドレー楽曲を個々にカウントして)25曲もの披露となりました。だからトーク部分は、ごくわずかだったんですけども、それでも、やっぱり道重さゆみ、ってことでトークは冴えまくり。

カワイイ曲ブロックでした 可愛いのは?
  • 前半戦の終局、8曲目の『恋人には絶対に知られたくない真実』(譜久村さんと飯窪さんと一緒に歌った、アルバム曲|『14章〜The message〜』)終わりのタイミングで(セトリの詳細はページを切り替えた後)
  • 「ここまで、可愛い楽曲を集めたブロックでしたあ~♪」と述べて、そこから続けて「みんなにとって可愛い子は?」と客席に問いかけ、「さゆ~~!」の大コールを引き出す道重さん
  • みんな、いろんなふうに私のこと呼んでくれてるよね?ってことで、「さゆ」と呼んでる人、「さゆみん」と呼んでる人、「しげさん」と呼んでる人など、それぞれのコールを要求する道重さん
  • 「しげさん」は、昔は嫌だったけれども、もう私もデビューして20年だし、そこらへんは、みなさん、お好きに呼んでいただいて… などと大人の余裕をみせる道重さん
  • 個々の呼び方で、それぞれのコールを要求した後、もういちど会場全体で、改めて今度は「ちゃゆ~」で呼ばれることを要求
好きな曲でセトリを 好きなのは?
  • メドレー終わりで、これから後半戦だよ、ってタイミングのMCで
  • メドレーはモーニング時代の楽曲を集めてみたという道重さん(セトリの詳細はページを切り替えた後)、どうしてこれらの曲を選んだのかと言うと、それは「好きな曲だから」と言います。
  • その「好きな曲」に続けて、客席に「みんなの好きな子は?」と問いかけ、「さゆ~~!」の大コールを引き出す道重さん
  • 「ごめんね、欲しがりで♪」と言いつつ、「もう名前呼んでもらうくだりは、これで良いか」と言って笑っています。
「変な人は2014年に置いてきたってことにしよう」
  • アンコールで最後の曲前のお終いのご挨拶のタイミングで
  • ステージの上から客席のみんなの顔を観てるのが好きであると述べ、ステージをニッコニコな顔で見てる、極上の笑顔で私を観てるみんなが、だんだん可愛く思えてきた… と道重さん
    やっぱり “変な人” だなあとも思うので、変で可愛い人たちだな、って
  • ステージに立ってる私も可愛いし、みんなは当然、私のことを可愛いって思ってくれるし、私も、みんなのことが可愛いと思える… だから、このステージ、この私の現場は可愛いがあふれてるってことになります!と道重さん
  • そう述べたところで、2014年の横アリの感動的なスピーチのフレーズ、”サンキュー、変な人たち” をキメて、見事なスピーチだ、感動的だったと、そう評判を取ろうと思ったのに、その前の「私の現場は可愛いがあふれてるってことに」の段階で、客席から大拍手と「さゆ」コールが起こってしまって、せっかくの道重さんのキメフレーズが、客席からの大音響にかき消されてしまうことに
  • このタイミングのズレにご不満で、いろいろ考えて来たことが台無しだと、そうステージの上でぶっちゃける道重さん
  • まあ、それなら「変な人は2014年に置いてきたってことにしよう」ってことで、それなりにご挨拶を〆る道重さん
  • そのせっかくの〆も、微妙に客席との拍手のタイミングとずれて、ご立腹しながら、しかし、笑ってる道重さんでした
次が最後の曲です
  • 客席からのエ~イングを嬉し気に受け止めつつ、「まあ、使用のタイムリミットもあるし、私もスタッフさんに叱られたくないし、次もここ使いたいし、ここは治安よく終わろうよ」と、客席を上手に制御する道重さん

いかがでしょう?
言うまでもなく報告者は道重さんのファンを続けていた者ですので、この微妙に上からの客席イジりに歓喜の涙を漏らして来たんですけども、敢えて付言するのも愚かですけど、2014年の横アリのことなど、しっかりファンの心に蘇らせてくれる辺り、憎いですよね、道重さんって。

心からファンをやっていて良かったかと。

*****

基本的に、こんなところです。
もちろん、これではレポとして不十分であることは承知していますが、上に述べた通り、ネタバレ回避のため、以降、ページを切り替えますね。

ネタバレを避けたい方は、ここでお終いってことで。
セトリやその他の関連リンクなどは、ページを切り替えた先に記載しています。

(文=kogonil)

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