つばきファクトリー、印象を刷新して明日を展望する３度目の武道館 ～山岸理子・岸本ゆめの 卒業スッペシャル～暁

はじめに　山岸理子　岸本ゆめの　笑顔の卒業

2023年11月６日の武道館公演をもって、山岸理子さんと岸本ゆめのさんが、つばきファクトリーとハロー！プロジェクトを卒業し、新しい道に踏み出すことになりました。

… って、まあ卒業ライブではあったんですけれどもね。
後述もしますけれど、あんまり “涙” って色合いも少なくて、むしろ明るく笑顔な卒業式だった印象です。（ギリギリまで岸本さんが休業していた事情もあってのことか）セレモニーも、従来の卒業公演のセレモニー然とした形よりは、よほどカジュアルで、それこそ理子ちゃんのキャラクターに沿った “ほんわか” した卒業となりました。

数度の衣装チェンジを経て、アンコールでの準セレモニー的なパートでは、岸本さんはゴージャスな男装の麗人風の衣装だし、理子ちゃんはお姫様のようなドレスです。

この対比も素晴らしかったんですけども、アンコールパートを終えた後で、ダブルアンコールがありまして、再度登場してきた理子ちゃんと岸本さんは、サブステージまで含めて踏破可能なすべてのステージをぐるぐると回って客席にご挨拶して、マイクを通さぬ肉声でファンに感謝を述べて… … そのすべての場面で、男装の麗人岸本ゆめのさんがお姫様理子ちゃんをリードしているようで、最後に階段を下りて裏に引っ込むタイミングでは、大きなドレスの足元が危うい理子ちゃんを岸本さんがしっかりエスコートするようなところもあって、ニッコニコな二人の様子も含め、なんだか、このまま２人が結婚しちゃえば良いんじゃね？って思うほど。

ええ、そんなところも含めて、とても幸せな卒業ライブだったですよ。
見てよ、この可愛くカッコ良い２人を！（↓）

ただし、ダブルアンコール前、通常のアンコールを終えるところで、理子ちゃんと岸本さんがアーチを作って、つばきメンバーが順次一人ずつ、そのアーチをくぐって奥へ引っ込む… ってライブ終局、なんと谷本安美さんが、谷本が（← 呼び捨て）、理子ちゃんと岸本さんに（← 両手でアーチを作っているからディフェンスできない）キスしやがりましてね！

いかにも幸せな卒業劇を象徴する場面… であるかのようでいながら、報告者の耳には、一部のファンからの、安美ちゃんへの怨嗟の声が聞こえたり聞こえなかったり（報告者の脳内だけかも）。

ベリキュー楽曲カバーについて　いくつか

理子ちゃんと きしもん が卒業する今般の武道館、後掲するセトリにあるとおり、卒業スッペシャルメドレーと称して、Berryz工房と℃-ute から楽曲がカバーされます。ちゃんと岸本さんがBerryz推し、しっかり理子ちゃんが℃-ute 推しってことを、正しく反映して。これは、ベリキュー好きの報告者（を含む複数のヲタ知人）には、たいへんに好評だった一方で、次のような声も耳にしたりします。すなわち、最近つばきが好きになったファン、つばき経由でハロプロを知ったファンにとっては、ベリキューのカバーで尺を取るくらいなら、この武道館で披露されなかった つばきオリジナル楽曲のあれこれを一曲でも多く聴きたかったのではないか、って。いや、ベリキューカバーに随喜の涙を流したこのオッサン報告者ですら、現場で、ちらっと、そう思っている若いファンもいるかもなあ… って思わないでもなかったので。

でもね。
やっぱり、このベリキュー リスペクトが つばきファクトリーの集大成には欠かせないって思います。

そもそも発足の段階で “Berryz工房のスピリットを継承する” ことが公式にも謳われていただけじゃなく（そして正しく “おもしれ―女” も量産）、上記の通り、岸本ゆめのさんはBerryz工房が大好きだったこと、研修生時代にBerryz工房のツアーに帯同し、帯同していないツアーでもBerryz工房が大阪に来たときには大好きな清水佐紀さんに差し入れに行ってハグされて固まっていたこと（→ 参考）、リーダー理子ちゃんが℃-ute 大好きなこと、研修生時代に℃-ute ツアーに帯同していること、その後も、ソロフェスを始め、いろんな節目で℃-ute リスペクトを表明していること… そして つばきファクトリー結成初期の頃のイベントでは、先輩たちの楽曲をカバーしてステージに登壇する時期が長かったこと…　これらを総合して、やっぱり、このベリキュー リスペクトが つばきファクトリーの集大成には欠かせないって思います。

ですから。
もっと つばきファクトリーのオリジナル楽曲に時間を割いて欲しかったって声は、充分すぎるほど理解できるけれど、ベリキュー好きの報告者の感慨を度外視するとしても、やっぱり一連のライブ構成の中で、しっかりベリキューリスペクトに一定のパートを割いたことも含めて、これこそが つばきファクトリーの履歴をちゃんと象徴していたと思うのでした。ごめんね。

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そんな、ベリキューをリスペクトする（ベリキューから見て）年下世代となる理子ちゃんと岸本さんが、卒業ですってよ、奥さん！

グループ結成前から見ていた（→ 参考）理子ちゃんと岸本さんの卒業それ自体も感慨深いものがありますが、これは、肌感覚としてリアルにベリキューのパフォーマンスに接して、あの時代を直接知っている現役メンバーがまた減った（どんどん当時をしらない現役メンバーが増えている）ってことでもあって、理子ちゃん、岸本さん、２人の卒業ということに加えて、徐々にベリキュー時代が遠のいているようでもあり、これまた時代の移り変わりを感じるところです。

さらには、この武道館の当日発売された最新DVDマガジンの DISC２にて岸本さん当人が語ったところでは、『アジアンセレブレイション』も『サユナラ 激しき恋』も、研修生発表会絡みで、岸本さんにとって大事な Berryz楽曲であったとのこと（詳細はDVD購入推奨）。細かいところで、いろんな思い入れが込められたライブであったことがわかります。

つばきファクトリー コンサートツアー 2023秋 可惜夜～山岸理子・岸本ゆめの 卒業スッペシャル～暁

そんなわけで、2023年11月６日の月曜日、つばきファクトリー３度目の日本武道館公演が、2023年秋ツアー『可惜夜』のファイナルとして、理子ちゃん、岸本さんの卒業ライブとして「開場17:00／開演18:00」という形で開催されました。

全体の印象を先に述べてしまったのが思ったより長くなったので、武道館ライブのセトリを次に掲示して、より具体的なアレコレはページを切り替えてから次のページで記述しますね。

ページを切り替えるコントロール？アイコン？は、セトリを下までスクロールした、その下にありますよ。