モーニング娘。’24 コンサートツアー秋 WE CAN DANCE !〜Blå Eld〜石田亜佑美 FINAL〔承前〕
ということで、最期のモーニング娘。10期メンバーにして、ハロプロのダンスパフォーマンスの要(かなめ)であった石田亜佑美さんが、モーニング娘。を卒業し、13年のアイドル活動に区切りを入れました。
それは、2024年12月6日の金曜日、横浜アリーナでのこと。
現地からのファンの報告では、当日の物販などは、とんでもない長蛇の列となったとか(報告者、お仕事につき、開演18時の超ギリギリで現着につき、最初からグッズは諦めておりました)。
まずは、そのライブのセトリと概要を。
モーニング娘。’24 コンサートツアー秋 WE CAN DANCE !〜Blå Eld〜石田亜佑美 FINAL 2024年12月6日(金) 横浜アリーナ 開演18:00 |
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OA・『ROCKエロティック』(Berryz工房) ロージークロニクル → 「薔薇にちなんで」 ロージークロニクル、全員可愛いの困るよね 大あゆみんコールからのオープニングエフェクト モーニング、みんな綺麗だ… 01・『勇敢なダンス』 野中さんと櫻井さんから 間奏で飛び出す石田さん 02・『最KIYOU』オープニングの愛生ちゃんからの北川さん! 03・『愛の軍団』 いきなり泣いた 愛生ちゃんの「うぉうおお~うぉうぉ!」 モーニング娘。は文化だ! 04・『恋愛レボリューション21』 ご挨拶 MC 野中さん&石田さんから 05・『なんだかセンチメンタルな時の歌』 急にメロウに 愛生ちゃんから 06・『「恋人」』 ダウナーな感じが続きます 07・『ジェラシージェラシー』 08・『君さえ居れば何も要らない』 主旋律 小田ちゃん&愛生ちゃん 09・『泣いちゃうかも』 MC 石田、横山、櫻井 【この際だから石田さんに行っておきたいこと】 → 横山:買い物に行った時になんでメンバーのカゴの中身を見るの? 「納豆、買っちゃったからダメだったかな?」 → 櫻井:ステージ上のボケ、笑ってほしくて助けを求めすぎ → ツアー中のトークで、寒いのにビーサンで来てる石田さんの話題があったけど… → 次の日楽屋ではローファーでした(「よかった石田さん、靴、持ってたんだ!」) → 井上がサンダルになっていて、リスペクトするところが違うでしょ! → ウルトラスマートの動画、私、ずっと宮城を「背負ってた」つもりだったけど「せよって」いたよ → 「せよう」をダンスで表現する皆さん 10・『おっちょこちょいなファンタジアロマンス』(北川、岡村、愛生) 11・『内緒だよ』(小田、羽賀) 12・『会えてよかった』(横山、井上) 13・『幸せ指数 発表されたい』(生田、石田、野中、牧野、櫻井、弓桁) 14・『大空に向かって』 15・『One・Two・Three』 なんか愛生ちゃんが目立つよね? 16・『ブレインストーミング』 ライブ中盤の盛り上がりパート 石田さん&真莉愛ちゃん 17・『What is LOVE?』 ↓↓↓石田亜佑美さんを中心としたダンスメドレー↓↓↓ 石田ソロから → 生田、小田が参加 → 全員へ 18・『冷たい風と片思い』 井上さんメインのフレーズを! 19・『私は私なんだ』 石田さん&ほまれちゃん 20・『笑えない話』 石田さん&牧野プラス野中 21・『人生 Blues』 石田さんソロからの with 横山 「人生ブルース」の斉唱の愛生ちゃん! 22・『踊れ!モーニングカレー』 ↑↑↑石田亜佑美さんを中心としたダンスメドレー↑↑↑ 客席煽りの MC からの火柱とファイヤーボールエフェクト 23・『HOW DO YOU LIKE JAPAN? ~日本はどんな感じでっか?~』 24・『ムカ好き!』 25・『青春 Say A-HA』 26・『Wake-up Call ~目覚めるとき~』 グラサン生田さん登場 27・『わがまま 気のまま 愛のジョーク』 なんかもう、素晴らしいね! メンバーから一人ずつ石田さんへのメッセージ 28・『笑顔の君は太陽さ』 ↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓ ドレスで登場 石田さん 石田さん、思えば、ずっとぎこちなかった… お手紙朗読 宮城を背負わせてくれて、ありがとう、私に “愛おしい” という気持ちを教えてくれて、ありがとう 29・『私のでっかい花』 石田亜佑美 ソロ 30・『いいことある記念の瞬間』 MC 生田リーダー ご挨拶 31・『ENDLESS SKY』 ドローン飛んでるね 32・『青空がいつまでも続くような未来であれ!』 ダブルアンコール 全員でステージ巡回 石田「モーニング娘。が大好きです。モーニング娘。が大好きな皆が大好きです!」 石田「13年間、ほんとうに、ありがとうございました」 See you ayumin♡ |
迫力のダンスメドレー
なによりライブ中盤のダンスメインのメドレーがすばらしかった。
あたかも石田さんと上に掲示したセトリに名前の出てくる個別のメンバーがメドレーの楽曲ごとに踊ったのかとも思われるかもしれませんが、全メンバーがダンスパフォーマンスを繰り広げてる中で、楽曲によって名前の出ている個々のメンバーが、センターや間奏部分で石田さんと競うように突出したって、そういうことなんですが、後日リリースされるであろう映像化商品にあっては、是非とも、広角の広いアングルで全景を見せて欲しいです。やはり現場では、注目メンバーを探して眼が迷うというか、案外、肉眼の視野も、視覚の記憶も、スコープが狭いので。
そんな、ダンスパフォーマンス中心のメドレーが、こちら(↓)
18・『冷たい風と片思い』 19・『私は私なんだ』 20・『笑えない話』 21・『人生 Blues』 22・『踊れ!モーニングカレー』 |
『冷たい風と片思い』で、楽曲のメインフレーズを井上春華さんが斉唱していたことも、『人生 Blues』では、「♪じんせい ぶぅるぅう~~すぅ」と、山﨑愛生ちゃんが歌っていたことも、印象深いですよね。なんか、若いメンバーがいつの間に…
石田さんと(楽曲によってイントロ部分だったり間奏部分だったりで)競うようにダンスパートで前に出てくるメンバーも、それぞれに入れ替わって、実に見応えがありました。『私は私なんだ』での岡村ほまれさん、石田さんへのメッセージを伝えるご挨拶でも、石田さんと一緒にパフォーマンスした楽曲をいずれ一人で演じる際には… と覚悟を表明したように、ほまちゃん、見事な肢体の動きです。『笑えない話』では、石田さんと競ったのは、牧野真莉愛さんと野中美希さん。それぞれに10年のキャリアがあるだけに、素晴らしいダンスでした。真莉愛ちゃんのダンスが映えるのは当然としても、やはり石田さんと真莉愛さんに余裕で追従できているところは、歴戦の強者というか、しっかり鍛え上げられているというか、惚れ惚れします、野中さん。
そして『人生 Blues』で、石田さんと競い合う位置に躍り出たのは横山玲奈さん。これは驚きでもありましたが、やはりハロプロのメンバーは、誰であれ、しっかりと鍛え上げられているなあ… と。
そして冒頭でも伝統と継承に感動した旨、長々と述べてしまいましたが、『踊れ!モーニングカレー』には、かなり驚かされました。なんか、嬉しかったよ。
多士済々で、それぞれにテイクパート
中盤のコミカルなMC(この際だから石田さんに行っておきたいこと)での、横山さんのコミカルっぷりから、櫻井梨央さんの表情の動きまで、これは(上のセトリに概要を記しましたけれども)後日の映像化商品と、加えてDマガでツアー中のトーク場面のダイジェストなどがあることを期待しましょう。「せよう」のをダンスで表現するパート(とりわけ、石田さんから無茶ぶりされた櫻井さん)など、めっちゃ面白かったよね。
スクリーンに抜かれるタイミングが何故かわかっているかのように、絶妙のタイミングで、ニッコリ微笑んでピースサインを出してる北川莉央さん、可愛い表情は元からですけど、なんだか、すっきりしていませんか。… 美しいですよね。
特にしっかり MC というわけでもない楽曲のつながり部分で、いつも客席を煽りに出るのは羽賀朱音さん。コロコロした声質が愛らしい以上に、なんだか客席のファンへの語り掛けが堂に入っています。
個々の特徴だったり役割だったりも顕著ですけど、何よりも特筆したいことは、そういう個々の魅力が顕著であればそれだけ、そうした魅力を前に押し出すずっと前の前提として、(ステージ上で悪い意味で目立つことがないよう)パフォーマンスとグループの一翼として、その技量と機転と切り替えが、しっかり身体に染み込んでいるってことですよね。まさに、多士済々だし、なんか目頭が熱くなってきますよね。
井上さんがいろんな楽曲の斉唱パートでメインに抜擢されてるかと思えば弓桁朱琴さんも、痩身で映えるルックスに加えて、実に楽しそうな笑顔です。
そしてリーダーの生田衣梨奈さん… 髪色を落ち着かせてから、めっちゃ可愛い美少女エリポンを、みんなが再発見していたことは言うまでもないとして、意外なしっかりリーダーっぷりに、長年のファンも驚いている次第。その意味で、ほぼほぼ14年近くにわたって、生田衣梨奈という役割を意図して演じて来た健気さは、生田さんにこそ帰せられるべきかも知れません。なんかね、「9期10期って、まとめて語られることも多かったけど、とうとう私だけになっちゃいました」って最後のご挨拶が沁みました。
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こんなことを言っていては、いつまで経ってもレポが終わりませんね。
全員可愛かったので、いろいろ困ったロージークロニクルのオープニングアクトも、『勇敢なダンス』の間奏で飛び出してくる石田さんも、ステージ上でペアになって和む愛生ちゃんと北川さんも、『Wake-up Call ~目覚めるとき~』でグラサン生田さんが登場して、すっかり清楚な美少女になっていたところからの落差に驚いた生田リーダーも、ご報告したいことは尽きない次第ですが、思い切って割愛して、次に、メンバーからの石田さんへのメッセージを。
櫻井さんが泣き顔を見せたことも、野中さんのところで愛生ちゃんが参加してくるところも、横山さんや羽賀さんから石田さんがファンクラブに加入した上でのツアーの全通を強要されるところも、見所満載のご挨拶 MC だったわけですが、おそらく全てのハロヲタが、このご挨拶の MVP だとして一致するのは、小田さくらさんのメッセージですよね、きっと。
もう、余計なことは言わないから、下記のリストを見てね。
弓桁朱琴 | 石田さんの温かい言葉に救われていました。 (急に後ろを向いてアキレスポーズで…)この背中で、石田さんの後を引き継いでいきます! そんなゲッターに対抗して背中を見せる石田さん |
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井上春華 | このツアーでは、石田さんと一緒に踊るところが沢山あって嬉しかったです。 石田さんの笑顔とキラキラが幸せでした。石田さんのダンスとキラキラを頭に刻み込みます。 |
櫻井梨央 | 横アリに連れて来てくれて… (急に表情を歪めて泣きそうになって)やばい!! 加入した時は一人で寂しい時もあったけど、石田さんが声をかけてくれて救われました。 「牛丼食べて帰ろ」って言ったら「出たよ牛丼!」ってイジってくれて、石田さんがいなくなったら、誰かそんな風に言ってくれるメンバーは、いるかな… |
山﨑愛生 | お互い人見知りでなかなか話せなかったのに、今ではこんなに話せるようになりました。 私だけじゃなくて、私があげたパンダさんのヌイグルミも、たくさん愛でてくれて、ありがとう。 これからもお母さんのように見守っていてください。 (しかしなぜかお祖母ちゃんのようなリアクションをする石田さん) |
岡村ほまれ | 一緒にダンスできて嬉しかったですけど、次にこの曲をパフォーマンスする時は、一人になっても(急に声とコメントが乱れる ほまれちゃん)カッコいい姿を見てもらえるように頑張ります! |
北川莉央 | 石田さんはメンバーであり、私にとっては体育の先生なんですよ。加入当初、ジャンプすらできなかった私を教えてくれて、今では一緒に踊れていて、少しはその背中に近づけたかな… 次に運動神経の鈍い子が入ってきたら、私が体育の先生をやりますから♪ |
横山玲奈 | 石田さんの大きな声が聴けなくなるのは寂しいですねえ… 今後もモーニング娘。を見守っていて欲しいので、ファンクラブの入会案内送っときます。明日には届くと思うんで♪ |
羽賀朱音 | 先輩に甘えて良いと教えてくれたのは石田さんでした。 これからは客席から見守ってくれると嬉しいです。ファンクラブに入って、えっ?全通してくれるんですよね? |
牧野真莉愛 | 「わかった、おめぇ、父ちゃんに抱っこして欲しかったんだな」 (そして本当に石田さんを抱きかかえる牧野さん) 「悟天、母ちゃんを頼んだぞ!」 牧野真莉愛でしたあ~~♪ |
野中美希 | (牧野さんの後で、すっげぇ、やりにくそうな野中さん♪) ファンクラブに入ってツアー全通してくれるそうですけど、今日のライブの感想をラジオにお便りしてくれるの待ってますからね! ハートを形作るのに、愛生ちゃんが参加 |
小田さくら | 石田さんとは連絡すればいつでも会えるけど、それでは意味がないんですよ。私にとって、”石田さんとモーニング娘。をやっているということが意味があった” から。 ですから、これを機に絶交しますか? 次に会ったときからは初対面モードで♪ |
石田亜佑美 | サイド席の見えにくいところ、ごめんなさい。 でもね、安心して!ソロアングルあるよ!私が作ってって言ったの! |
生田衣梨奈 | ブルーレイ用の素材をちゃんと造っておきつつ… 9期10期は私だけになったけど、モーニング娘。は続いていきます。亜佑美ちゃんが居たモーニング娘。だよと誇れるように、頑張って行きます! |
少し恥ずかしそうに微笑んだ石田亜佑美
記事の前のページでも触れましたが、報告者にとっての石田さんは、その健気さが “ぎこちなさ” として感じられるようなメンバーでした。
個別の接触事例については極力、投稿しない方針ですけど…
2014年の品川、道重さんにとっての最後のリリイベで、石田さんに「道重さんが居なくなっても頑張ってね」と話して「はい、頑張ります」とのお返事を返してくれた、その時の石田さんの笑顔を覚えています。
当時はまだ配信イベント化していなかった石田さんの千夜一夜に参加して、ハロショで石田さんから質問のお答えをもらったことも。その際の石田さんの照れたような表情を覚えています。
まだ世の中にコロナがやってくる前、中野のハロコンの昼公演と夜公演の合間に、モーニングお姉さんメンバーによるシングル販促の握手会が開催されたことがありました。昼公演のパフォーマンスの記憶も鮮明なタイミングで握手しに行って、譜久村さんや石田さんに「すばらしかった!」と伝えた後の夜公演、たまたま比較的事務所に感謝したい席次だった私、ステージの上から石田さんに手をフラれた(ような気がした)んですけども、やっぱり、その時の、すこし困ったような笑顔を覚えています。
2024年12月6日の金曜日、最後に横アリのステージを巡回して客席にご挨拶した石田亜佑美さん、ちょっとだけ(泣きそうになったのか)表情を歪めて、そして、その歪んでしまった表情を隠すように、大きめに笑顔を “造って” いました。その笑顔は、そのどこか “ぎこちない” 笑顔は、報告者がこれまで石田さんからもらってきた恥ずかしそうな様子のまんまでした。
ダブルアンコールで会場全体にご挨拶して、ステージ上の段差をずっと登って行って、そしてステージから降りて行った石田さんは、その間、何度か、そうした笑顔を見せてくれました。その笑顔の印象が、報告者の脳内の石田さんから個別にもらった笑顔の印象にぴったり重なったとき、そのときの報告者の脳内は、とてもお伝えできるものではありませんでしたよ。この年になって、”筆舌に尽くし難い” という言葉の真意を知った次第です。
石田亜佑美さんの13年におよぶモーニング人生に並走できた喜びと共に。
石田亜佑美さん、ご卒業、おめでとうございます。
そして、石田さんも、石田さんへメッセージを寄せた他のメンバーも、異口同音に述べてくれたように、モーニング娘。とハロプロは、この後も続いていくということで。ええ、ほんまに、”筆舌に尽くし難い” ですよね。
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