女優、矢島舞美 大ピンチ/オープニングコント 人工知能ロボ舞美
オープニングは、いきなりのコント仕立て。怪しげな “博士” 装束で、上々軍団の鈴木啓太さんが何やら台上でPCを操作しています。傍らには、淡い色のパーティードレス風衣装の矢島舞美さんが無言で佇んでいます(← 恐ろしいほどの美しさ:マジで)。
啓太博士が開発した “人工知能ロボ舞美” を、明日の学会発表に向けて最終調整しているという場面。しかし、助手の “萩原” が、いろいろと設定をいじってしまって、わけがわからなくなったから “辞めます” という置き手紙を残して去ってしまい(これまた微妙な…※)、啓太博士は、改めて萩原助手による謎設定を確認して再調整に追われてるってところから、オープニングコントがスタートです。
人工知能ロボ舞美は、啓太博士のPC操作によって、あらかじめテンプレートで仕込まれていたと思しき動作と発話をするんですけど、もちろん平板なメカニカルな様子を舞美ちゃんが演じてくれているわけですが、台本上の仕込みだけでなく、いくつかハプニング的なところがあって、こちらが見所。
あらかじめ学会発表用に舞美ロボに仕込まれていた動作パターンが、啓太教授のPCのインターフェース上のスイッチに紐付けられていて、それが萩原助手の謎設定のため、ところどころ乱れているというのがコントの基本になります。
そのスイッチに「よいしょ機能」ってのがあって、目の前の物事を舞美ロボが平板に褒め称えるんですが、いかにもプログラムしましたって風のロボット風味なので、それに加えて「リアルよいしょ機能」なんてものがあったりします。で、”リアルよいしょ in 客席” が繰り広げられ、啓太教授の言うがままに、客席のお客さんをアドリブで、いろいろ褒めなきゃいけなくなった舞美ちゃん、”人工知能ロボ舞美” って設定を守れなくて、徐々に矢島舞美が前に出てきたり。
また、用意されていた機能に「たそがれ機能」ってのがあって、それは、啓太教授がポチっとすると、舞美ロボは夕日を見上げて空き缶を蹴り上げて黄昏るって動作パターンなんですけども、蹴り上げられる空き缶はスタッフさんが登場してきて小道具風に黒子として扱うというお約束。ところが、この黒子スタッフさん、”舞美ちゃんによる蹴りをスカしてしまう + 空き缶が弾む様子を再現したらそのまま引っ込むべきところを行き先に迷ってしまう + その次にまた「たそがれ機能」を実演する流れで再登場したとき、舞美ちゃんの足元でこそっと「…さっきはすいませんでした」みたいなことを言う” といったイレギュラーな仕儀に及びまくって、これに舞美ちゃんがウケて、人工知能ロボ舞美なのに、クスクス笑っちゃって止められなくなったり。
総じて、ロボットとしての無表情を保てなくなる舞美ちゃんの様子が大きな見所であったかと。
他にも、かのDマガで有名な愛理さんの “中野サンプラザの歌” 風に、山野ホールの歌を歌い始めてしまう「あいりボタン」だったり、ドッキリを仕掛けられたときのリアクションをする「おかいボタン」だったり、お魚風の変顔をする「なっきぃボタン」だったり、一家に一台は必携と思われる人工知能ロボ舞美。 最後の「赤いボタン」を押すと雨が降ってきて、舞美ロボは「これでよくイジられたなあ」と寂しげにつぶやくのでした。
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