お腹も心も大満足!五感が喜ぶハロプロディナーショー ~【レポ】 2016.7.31 熊井友理奈 カジュアル ディナーショー Enjoy Summer PartⅠ~

はじめに ディナーショーの印象を上書きしたくて

原宿のミュージック・レストラン La Donna にて、2016年7月31日に、活動停止中のBerryz工房、熊井友理奈さんのカジュアルディナーショーが開催されました。
題して『Enjoy Summer』。
Berryz工房が活動を無期限で停止してから、2015年の『Enjoy Autumn』今年の『Enjoy Spring』に続いての開催となります。こうして季節の英単語を入力していると、熊井ちゃんのディナーショーが、このまま季節の風物詩として定着すると良いなと思いますよね。

こちらの 7月31日のディナーショーに、昼、夜とも参加してきました。さらには、このショーにおいては、たいへんに感動的な場面もありましたので、ご報告したいんですが、8月7日には大阪で、8月11日には再度、原宿の La Donna での公演が予定されているので、迂闊なことをレポしてしまうと激しいネタバレとなりかねないところ。

そこで、ネタバレ回避のため、いかに熊井ちゃんが可愛かったか、どれほど熊井友理奈さんが菩薩のように美しかったか、熊井ちゃんが歌ってくれる楽曲がいかに心を癒してくれたか、静かにステージに佇む友理奈さんがどんな表情を浮かべていたのか…といった重要な部分は、ディナーショーのセットリストと併せて、8月11日公演のレポにまわすことにして(そっちも参加予定なので)ここでは、ディナーショーそのものについてレポしてみたいと思います。

というのも、ハロプロのディナーショーといえば、それこそ戦慄すべき悽惨なレポがネット上を徘徊しており、何かにつけて蒸し返されることが多いので。
同様にネット上をさまよっていて折に触れては蒸し返されるといえば、ハロプロのバスツアー。先だって、そのバスツアーについての同情すべき痛切なレポを成仏させるべく、非力を顧みずバスツアーのレポをいくつか投稿させていただいたように、ディナーショーについても、その印象を上書きしようという試みです。

それだけでは寂しいので、記事の最後に「やっぱり Berryz工房 は恐ろしい」という趣旨の一節を(ネタバレにならない範囲で)。

叱ってくれた熊井ちゃん 左が昼、右が夜

今回も、ちゃんと叱ってくれた熊井ちゃん 左が昼、右が夜

熊井友理奈 カジュアル ディナーショー お食事の詳細

ディナーショーは、ライブの前にお食事の時間が取られています。
たとえば昼公演の場合、開場が 12時30分 で、開演が 14時だったりします。会場となる La Donna の店内に呼び込まれてから実際に熊井ちゃんが登場して歌ってくれるまでには、1時間半ほど間が空いていることになります。この時間で、お食事をすることになるわけですが、何度ディナーショーが開催されていても、他のハロプロのライブやイベントと同様に考えて開演ギリギリになってやってくる参加者さんって、やっぱり必ずいらっしゃいます。ライブの真っ最中にお料理を給仕するわけにもいかず、大慌てで食事しつつアンコールの拍手が響き渡るただ中でデザートに手を付けるといったハメになりかねません。ディナーショーでは、ライブの前にしっかりお食事をする時間が取られているので、効率的にとか思って開演間際を見透かしてやってくるのではなく、正しく開場時間を守りたいものです。
ご本人が、本来のディナーショーの仕様を(お料理の味わいも、ライブの楽しみも)十全に堪能できないというだけでなく、わりと周囲の参加者さんにとっても厳しい部分もありますから。

で、開演まで1時間以上あるお食事の間、ぶっちゃけ間が持たないよっ!みたいに考える方もいらっしゃるかもしれません。投稿者もそうでした。
最近でこそ、過去参加したディナーショーだったり、バスツアーだったりで、なんとなく顔を覚えている方々(← すいません。嘘つきました。実は、ずっと前から Berryz工房の現場でお顔だけは存じ上げていた方々)と緩やかにご挨拶できるようになりましたが、2013年の9月に初めて熊井ちゃんのディナーショーに参加したときは時間をつぶせるかどうか心配だったものです。
このあたりもそんなに心配することはなく、La Donna 店内には、サイレントからトーキーに切り替わる時代のものと思しきディズニーのクラッシックなアニメといったような、定番ながら実は見たことがなかった過去の名作映画がミュートでリピート再生されています(字幕あり)。先だって参加したディナーショーでは『ローマの休日』が、この7月31日の公演においては『サウンド・オブ・ミュージック』が上映されていました(いずれ劣らぬ歴史的な大美人女優の主演作品ですが、熊井ちゃんには敵わないので、むしろ申し訳ないですよね)。

さて、顔見知りの参加者さんと軽くご挨拶しながら、昨今のベリメンのあれこれについて徒然なる所感を交換しながら、あるいは過去の名作映画を目で追いながら、開演までの時間でいただくお食事は、こんな感じ。

7/31メニュー 左が昼、右が夜

7/31メニュー 左が昼、右が夜

7/31メニュー具体的に 左が昼、右が夜

7/31メニュー具体的に 左が昼、右が夜

かつて昼夜通しで参加したディナーショーでは、アピタイザーってか前菜は、あんまり変化がなかったんですけど、今回は昼夜で前菜からガラっと変えてきました。
前回のディナーショーでは、お肉料理は牛の頬肉だったんですけど、今回は豚肉です。
ものすごく正直に告白すれば、Juice=Juice のリーダーと同郷で、Juice=Juice メンバーが最新Dマガで遊びに行ってきた観光地出身の投稿者にとっては、若干、味付けが濃い目かなとか思ってたりもしたんですけど、今回はそれもなくて(特に豚バラ肉)、とっても美味しかったです。

また、写真だけだと「いくらなんでも、これじゃ物足りないよ。量が少ないっ!」と思う方も多いと思うんですけど、これもそんなことはなくて。
メインのお肉料やお魚料理は、ブリッジ(?)というかメインの食材を支える土台にハッシュドポテトが盛り付けられていて、かなりお腹にたまる仕様(しかも、けっこう美味しい)。

これまでのレポでも述べたように、8月11日以降に投稿するであろうレポでも述べるだろうように、熊井友理奈さんの声がとても耳に心地よくて、熊井友理奈さんの歌がとても心を癒してくれて、熊井友理奈さんの菩薩のような美しさに眼球が驚いて、「この私」が鎮座する情報処理中枢に情報が届く前に、目や耳が喜んでしまうので “ぶっちゃけ、よく覚えていない” ことになる熊井ちゃんのディナーショーですが、舌もお腹も、十分に喜べること請け合いですよ。

熊井ちゃんご指定のミニハンカチと、カクテル

熊井ちゃんご指定のミニタオルと、カクテル

ディナーショーの概要を述べてきた今回の変則レポ、その叙述的内容の最後に、お食事終了後の投稿者のテーブルの模様を簡単に。

写真の左は、当日の物販グッズの熊井ちゃんミニタオル。当日のセトリ(8/11以降ご紹介予定)に、なかなかの盛り上がり曲を仕込んだので、是非みなさんにタオルを回して欲しいと思った熊井ちゃん。だけど、ライブじゃなくてカジュアルディナーショーだし、うっかり通常のタオルやマイクロフィーバー(「ファイバー」じゃないから)を振り回したりした場合、レストランのお皿や備品に被害が及びかねないと、ちゃんと「やりたい」と思ったことの影響範囲を考慮できる友理奈さん。いろいろ考えた挙句、振り回しても大丈夫なサイズのミニタオルをグッズで作れば良いのだと思い至ったのだとか。
もちろん、熊井ちゃんに、そうまで言われては、購入しないわけにはいなかいということで。

セトリのどのパートに仕込まれていても大丈夫なように、お食事のあとは、そっとテーブルの隅っこで待機中のミニタオルです。そこに刻まれるは、トレードマークの「Enjoy」が刻まれたクマさんマークこれが、23歳の美しい妙齢の女性の感性であることに、ライブ前に、まずは軽くひとつ感動ってことで。ディナーショーの時点では、まだ22歳ですけれども。

写真の右は、当日のオリジナルカクテル。もちろん、熊井ちゃんの考案です。
大方の参加者さんの食事が終盤に差し掛かったか、食事を終える参加者さんが半ばを超えるかくらいのタイミングで、事前に注文していたオリジナルカクテル(別料金)が供されます。マンゴーの果肉の味わいも色濃く残すスムージー風にて。
これは、もちろんライブパートにて、最初のMC部分で、ご挨拶に続けて会場が熊井ちゃんと一緒に乾杯(もちろん「エンジョーイ!」)するためのもの。

*****

如何でしょうか。
とても尽くせたとは思いませんが、心を慰撫してくれる熊井ちゃんの声や美しい姿に接することができるだけじゃなくて、ハロプロのディナーショーは、十分に美味しくボリューミーなお料理に、舌とお腹も喜ばせることができるのです。

過去にちょっとやらかした例が、いつまでも蒸し返されて、未経験の方の中には「ライブは楽しいけど、ディナーショーなんて、わざわざ酷い目に会いにいく必要もあるまい」などと思ってらっしゃる方もいるんじゃないかと思いまして。
そうした先入観を払拭できたとしても、投稿者としては、今後の応募の競争率がアップするだけだから何も良いことはないんですけど、ハロプロの提供してくれるサービスはすばらしいんだよと、そのことだけは言っておきたかったので。

ハロプロのディナーショーは、少なくとも熊井友理奈さんのディナーショーに関する限り、五感が喜ぶ、お腹も心も大満足な仕様となっております。

やっぱり「恐るべき」だった Berryz工房

以上をもちまして、今回のレポの意図するところは全部ですので、これで終えるべきところですが。
ま、エンタメアライブなのに、肝心のハロメンについてろくに記述がないのもナンですし。投稿者としても、5000字未満の記事なんて忸怩たるものがないわけじゃありませんし(← あっ!)。

先だって須藤茉麻さんのバスツアーに参加して、私たちが Berryz工房時代から知っていた「豪快で飾らぬ明るい茉麻」というのは、本気でエンジン全開にしてはいなかったのだ、という内容を投稿させていただきました。
我々が知っていた茉麻は、まだまだ本物の茉麻ではなかった、と。
Berryz工房時代のあれこれは、【あれでも】アクセルを踏み込んでいるわけではなくて、それなりにブレーキを効かせて抑制していたのだと。

そのように思い至るや、そんなのが7人も揃ってたら、そりゃ、Berryz工房は怖いわけだと、納得した旨、投稿して公開いただいています。

このことは、熊井友理奈さんにも妥当するように思います。

とりわけ「ベリ高フェス」あたりからこっち、前に出て場を(何故かコミカル方面で)盛り上げにかかる嗣永桃子さんだったり徳永千奈美さんだったり、メンバーとの絡みを面白おかしく展開させてくれる須藤茉麻さんだったり夏焼雅さんだったり、実は誰よりも自由な(だから後輩の指導にも本当のところ微妙に心配がないわけではない)清水佐紀さんだったりと、その、コミカルな Berryz劇場が展開されているステージの、その隅っこで、なんとなく全体を見ながら軽く「ふはは」と笑っていた熊井ちゃんです。
そのコミカルなお約束が大々的に炸裂している渦中には、自分からは積極的に踏み込むことはせず、ときに面白い流れに乗っかろうとしてみては、他のメンバーとの速度のズレが目立ってしまって、意図しないところで笑いを生んでいた熊井ちゃんです。
ですから、こうしたコミカルな Berryz工房のテイストについては、どちらかといえば得意なメンバーにお任せで、それを面白がりこそするけれども特に積極的にテイクパートするわけではなく、我が道を行くとも思わずに我が道を淡々と歩んでいたかのような印象が強かった熊井ちゃんです。

ところが、Berryz工房時代は、あえてエンジン全開にせずに意図的に一歩引いていたのは、ここでも、この意味での熊井ちゃんのスタンスについてもまた、当てはまってしまうようです。

7月31日当日は、お昼公演前に一瞬雨がパラつきました。La Donna 近辺で待機していた開場時間待ちの参加者は、この雨に直撃されることになります(すぐ止みましたけどね)。
それを受けてたMCにて、熊井ちゃんは、「雨に濡れちゃった方…ドンマイ(ニッコニコ)」と。

熊井友理奈さん、Berryz工房時代はそれなりにバランス重視で、そうと自覚すらしないまま緩やかにブレーキを踏んでいたけれど、客席イジりにしろ、いろいろ近況を自分の口でちゃんとお話してくれることにしろ、ソロ活動も一年半にならんとする最近では、ずいぶんとアクセルを踏み込むようになってきた模様です。
いわば、私たちが知っていた熊井ちゃんは、まだまだ背後に大きな余力を隠していたんですね。

そりゃ、Berryz工房、怖かったわけです。

おわりに ブレーキを踏んでいたのはひとつだけじゃなくて

最後に。
セトリやライブの詳細、熊井ちゃんのあれこれは、次回の公演のレポ以降にまわすと言ったけれど、最後にひとつだけ。
セトリ中、名曲との評価も高いあのベリ曲が歌われます。アップテンポだという印象が強いけれども、単体で聴いてみると案外テンポがゆっくりしている、あの名曲。後輩たちが、あの楽しげな雰囲気をどうしても再現できずに苦しんでいた、あの名曲を、たった一人で歌い切る熊井ちゃんです。
Berryz工房時代はメンバーごとに割り当てられていた歌割りも、全部を一人で引き受けて。意外にもテンポ的には緩やかながら、だからこそ全体のテイストとのギャップから、歌いこなすのが難しいと思われる、あの楽曲を。

熊井ちゃん、歌唱メンとして、ことさら指摘されることも少なかったけれど、ほんとうに歌が上手です。
Berryz工房時代には、そうと自覚すらしないまま緩やかにブレーキを踏んでいたけれど、最近では、ずいぶんとアクセルを踏み込むようになってきたのは、きっとたぶん、こんなところもそうなじゃないでしょうか。

あちこちアクセルを踏み込むようになってきたせいもあるのか、ソロ活動も1年以上を数える熊井友理奈さんが、ずいぶん目の奥の意志の力が強くなっているようにも感じられた今回のディナーショーでした。

では、詳細は8月11日版にて。

(文=kogonil)

参考:過去の熊井ちゃんの記事(一部のみ)

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