SNSにおいて、モーニング娘。北川莉央さんのプライベート写真と目される画像が拡散されています。まだ事態はどう転ぶかわからないけれども、確かに先輩のおっしゃるとおり、無視するのが一番に冷たい対応かとも思うので、暫定的に。最後まで読んでくれると嬉しいです。
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ハロプロのファンをやっている多くの大人の皆さん、私も含め、30歳になって、40歳になって、50歳になってみて、子供の頃は、その年齢(30歳以上)って、とっても大人なんだろうと思っていませんでしたか。実際には、自分で想定している以上に自分が子供で、精神的に18歳くらいのまんまで、自分でも驚いているところです。毎日お仕事に行くの嫌だし(笑)。自分に照らして、思った以上に内面的な成熟って難しいんだなと、改めて認識してビビっているところですが、この社会を覆う少子高齢化という全般的な傾向とも併せて、日本には “ちゃんとした大人” が少なくなってるのかなとも思います。
そう思えば、20歳前後の若い子の内面が、昭和や平成の頃に社会的に想定されていたよりは、はるかに、まだまだ幼いってことは、その前提でいろんなことを考えなきゃいけないのかなとも思うところ。
プライベート画像の流出という事案について、同じ20歳前後の年頃だとしても、やはり自らの魅力をもってファンからお金をいただいていたのだから、同列には論じられない… との意見はよくわかります。
今般の問題に絡んで、ファンが紛糾したのは、プライベートの場面で “どういう人間関係を持っているか” ということ(一緒に映っていた人物が誰であるか?|こんな画像をネットで暴露しちゃうような知人って、どうなのか?… など)と同時に、プロ意識やハロプロとしてのプライドも議論の俎上に上っていましたね。
むしろ、プライベートの場面で “どういう人間関係を持っているか” ということに直結して、その辺りの脇の甘さに、ファンがハロプロへ託する、ハロプロメンバーとしての矜持こそが傷つけられたと見る向きこそ多いようです。
そう思って見れば、まだまだ幼い20歳前後の若いメンバーに、下手すりゃその20年まるっとハロプロを応援しているファンの側が思い描く “ハロプロの矜持” を一方的に託すのは、酷かなと思うのです。
それでなくとも、知人や友人(あるいは… 恋人)を、信じていたのが甘かったとしても、信じた方が悪かったなんてことになってしまっては、ハロプロに多い人間の善なる部分を信じる歌を、当のメンバーはどんな顔をして歌えば良いのか。百歩譲って、当人に見る目が無かったねとしても、そう思って今一番苦しんでるのは、やっぱり当人だろうと思うのです。
繰り返し、20歳前後は、令和の時代では、まだまだ幼いという前提で。
それこそ「やはりファンからお金をいただいていたのだから」と、あからさまに攻められることはなかったとしても、それでも、事務所の大人からの、同じグループのメンバーからの眼も怖いだろうに。(自分も、かなりのおっさんですが、仕事でミスしたときの上司や同僚の眼は怖いです|実際に事務所の大人やメンバーの側に攻める気持ちが無かったとしても、流出させてしまった当のメンバーは、どうしても “そう思ってるんじゃないか” と疑心暗鬼にもなるでしょう)
ですから、何なら、少し休んで良いと思います。
先輩は、厳しいお言葉で鼓舞してくれたけど、どうしても厳しいと思うなら、少し休んで良いと思います。そう願っているファンも多いのではないかと希望をつなぎつつ、どうか自分を守って欲しい。
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… と、上記のように思ったのは偽らざる本音ですけど、そう思った瞬間に、内面的に幼いのがデフォルトで考えましょうとまで言っておきながら恐縮ですが… 。
そう言うことは、それは「おまえは、まだまだ子供なんだから逃げて良い」と言っているのと同じですね。それは、実は当人にとって「おまえは、まだまだ一人前じゃないんだから逃げて良い」と言っているも同然ですね。ある意味で、当のメンバーをとても馬鹿にしているし… なんだ、ハロプロの矜持を一番に傷つけていたのは私だったか。
おっさんとして、しかし精神年齢が18歳で止まっている私は、自分に置き換えて就業時間を終えて帰宅した先まで取引先や上司が追っかけて来ては、正直、たまったもんじゃありません。しかし、プライベートはプライベートとして尊重したいという前提で、その上で改めて “どこまで見せるか” と言うことも含めて、当のメンバーたちが戦っているフィールドは、アイドルとファンの相互依存的なフィクションであることを確認したいところです(「嘘だ」と言っているわけではないことに、ご注意。ファンの想いに添う形で “演じる” お仕事であるというほどの意味|記事末の関連記事へのリンク参照してください。是非!)。
そう思えばこそ、先輩 小田さくらさんの厳しい鼓舞こそ、愛ある後輩への叱咤であったかと。
そう思えばこそ、当人が短いブログで記した、踏み留まるとの宣言もまた、勇気のあるものだったかと。怖かっただろうに。ほんとうに、怖かっただろうに(コメント欄も特に閉鎖されていない!)
内面的に幼いという前提ならばこそ、ブログを更新するのは、ほんとうに怖かっただろうに!
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どうやら、心身共に厳しいなら少し休んだら良いと、メンバーの幼さ前提で、そう思ってしまった私こそがハロプロの誇りを傷つけていたようです。
この一連の経緯を経て、当人が記した勇気ある宣言と先輩の厳しい叱咤こそ、ハロプロの矜持だったということかと。
以上を踏まえまして、今後の彼女の益々の活躍を期待したいですな!
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