2020年6月26日の金曜日、元℃-ute リーダー矢島舞美 がパーソナリティーをつとめるラジオ番組『矢島舞美のI My Me♡まいみ〜』が、12年におよぶ歴史に幕を下ろした。
2017年の℃-ute解散という出来事も乗り越えて、ハロプロやそのOGメンバーが担当するソロのラジオ枠としては過去最長クラスの12年という長寿を誇ったが、ラジオ局そのものの経営悪化による閉局にともない、惜しまれながらも、その歴史にピリオドを打つことになった(参考|「FMポート 6月末に閉局」)
矢島舞美本人も、各種のSNSを通じて、12年という長きに及んだファンの皆さんとの触れ合いの場について、しっかりとした言葉で語っている。
12年をまとめるのは、やっぱり難しいけど、
矢島舞美 オフィシャルブログ 矢島舞美のI My Me♡まいみ〜
今はほんとうにほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。心からありがとうございました。

矢島舞美といえば、℃-ute の活動の後半期から、メンバーたちからも「うちのリーダーがすいません」と言われるほど、天然でドジっ子であることが周知され、クラッシャーであったり腹筋であったり何かを食べてる映像が可愛いなどと、さまざまな逸話と供に、その愛らしいキャラクターが広く知られるようになった。
そうした愛らしいキャラクターが周知されるようになる以前には、リーダーとしての重圧から時にメンバーに厳しく接することもあったというだけでなく、成長してきたメンバーに頼ることを覚え、変にリーダーとしての義務感からメンバーに接することを止めて、自然な自分を伸び伸びと見せることが出来るようになってから、そうした矢島自身の変化に伴って℃-ute がグループとしても飛躍していったという意味で、まさしく ℃-ute というグループを代表する、立派すぎるほど立派なリーダーとして知られる。
そんな偉大なリーダーであり、多くの後輩を背中で教えた偉大な先輩であった矢島舞美は、しかし、プライベートでは家族で一番末っ子の甘えんぼでもあり、先日のファンクラブイベントでは、28歳になる現在でも実家暮らしで両親に甘えていることをファンに伝えている。そうした(立派すぎるほど立派な℃-ute リーダーとは裏腹な)末っ子体質が余すところなく全面的に展開していたところこそ、このソロラジオである FM Port『矢島舞美のI My Me♡まいみ〜』であった。
そうした矢島の特有の愛らしさが発揮される貴重なラジオが終了することで、「なんだか舞美ちゃんが遠くへ行っちゃったような気がするな」といったファンの声も聞こえてくる。
最後となった6月26日の放送分では、番組が終わってしまうことの実感がないと冒頭から語る矢島。その実感がないままに、泣かないで乗り切れるかなと思っていたところ、最後に「リスナー一同」からの愛の籠もったハガキを連ねたメッセージを受け取るに至って、矢島は涙して鼻声になってしまう。泣かないで乗り切れるかなと思ったところで結局泣いてしまった以上に、そうなってしまったことについて、「も~~、ファンの皆さん、いっつも、私のことを泣かせてくるぅ~」と、末っ子らしい甘えんぼなところを改めて全開にして、12年の歴史を閉じたのだった。
主に舞台やテレビのドラマなどで女優として活躍する矢島であれば、こうした愛らしい矢島らしさを全面的に披露できる場面は少ないとは、矢島に専心する「やじまんず」ならずとも残念なところ。今後、矢島が安心して自らの “素” を開陳できるファンクラブのイベントなどが頻繁に開催されることを願いたい。
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