新型コロナウイルス感染症の影響で、例年に比して楽曲リリースが少なめだった2020年のハロー!プロジェクトだった。さらに続けて2021年も、なかなか従来のような活動ができずにいたハロー!プロジェクトは、M-line club のOGが積極的な楽曲リリースを行ったり、同じマネジメントの系列に所属する男性歌手とコラボしたり、様々な施策を果敢に打ち出しながらも、ネット上では “今日もハロプロは話題がない” というボヤきが定番のネタ化する始末。それでも、例年通り、ファンによるハロプロ楽曲大賞が開催される運びとなった。
ハロプロ楽曲大賞’21 サイト |
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http://www.esrp2.jp/hpma/2021/ |
ハロプロ楽曲大賞は、ファンによる非公式なイベントだが、 “今日もハロプロは話題がない” などとボヤく界隈の注目を浚う人気イベント。ハロー!プロジェクト所属アーティストどころか、ハロプロOGならばまだしも、ハロプロに関係するならばアップフロント所属のアーティストまでも総覧して、この1年間で発表した楽曲をファンによる投票で順位付けするというもの。
楽曲大賞と謳いながら、「推しメン」部門なども設けられており、それこそ卒業したOGから、直近の新メンバーまでが投票対象としてラインアップされている。
このように、ファンにとっても(推しグループや推しメンを超えて)ハロプロ全体や、自分以外のファンの動向なども改めて確認できる貴重なイベントとなっている。さらには、ノミネートされる楽曲によって1年を振り返るようなところもあって、ある意味でハロプロの1年を総括するようなものともされている。また投票結果については、例年、それこそ繰り返し、自分の推しグループや推しメンを超えて、個々のファンが、まさしくハロプロの1年をふり返るきっかけともなっている。その意味で印象深いのは、2018年。多くのファンが “つばきファクトリーの躍進” を疑わず、しかも『今夜だけ浮かれたかった』という超強力な楽曲のリリースもあったというのに、大賞はアンジュルムの『46億年LOVE』に輝くことになった。この結果に、つばきファンが不満を漏らすかといえば、むしろ “確かに素晴らしい曲だ”、”つばきが上がり調子だからといって、少し調子に乗り過ぎていた” といった反省の声すら拾えるほど。そのくらい、どこか “公式に1年を振り返る機会” として、(くりかえしファンによる非公式なイベントだが)いわば “伝統的な威信” すら獲得しているイベントでもある。
投票の対象となる楽曲は、2019の202曲、2020年は100曲に比して、2021年は97曲となっており、やはりコロナ禍による2020年からのリリースの鈍りは否定できないところだ。それでも、各グループの楽曲に加え、演劇女子部でのラインナップが多く、全体に対してかなりの割合を占めることになった BEYOOOOONDS が目を惹く。さらに、通常のOGによるリリース(道重さゆみ、鈴木愛理、宮本佳林)から、『およげ! たいやきくん』(by たいやき たべたの なんで?{高橋愛、田中れいな、夏焼雅})や松原健之の楽曲(参考|「松原健之のニューシングル『風のブーケ』MV公開、川村文乃・植村あかり・小片リサとのコラボも鮮明に!」)までもがラインナップに加わえられており、その一覧を見ているだけでも、様々な想いが脳裏をよぎることになる。
各部門へのリンクや投票の詳細などは、「ハロプロ楽曲大賞’21 サイト」のトップページに記載されている。ハロプロ楽曲大賞2021は、12月1日より投票受付を開始し、結果は12月30日に公開される。
公開されている今後のスケジュール |
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11月19日:前夜祭配信イベント (アイドル楽曲大賞) 11月24日:投票受付開始 (アイドル楽曲大賞) 11月26日:前夜祭配信イベント (ハロプロ楽曲大賞) 11月30日:投票受付終了 (アイドル楽曲大賞) 12月01日:投票受付開始 (ハロプロ楽曲大賞) 12月07日:投票受付終了 (ハロプロ楽曲大賞) 12月29日:結果発表イベント (アイドル楽曲大賞) 12月30日:結果発表イベント (ハロプロ楽曲大賞) |
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