コロナ感染者数がなかなか下降傾向にならないだけでなく台風まで接近していた中、開催が危ぶまれた ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022、事実 8月13日(土)の最終日は台風の影響で安全のため開催が中止された(ハロプロファンにとっては鈴木愛理のステージがなくなったことが痛恨となった)次第だが、その前日12日は予定通りのステージが開催された。
その12日には、ハロプロからモーニング娘。’22(8.12 GRASS STAGE 10:30 ~)、アンジュルム(8.12 PARK STAGE 12:05 ~)の2チームが登場した。
前回2019年のロッキン登壇では、加入したばかりで、先輩たちのステージを応援に向かう途中で渋滞に巻き込まれライブパフォーマンスの実演時間に間に合わなかった15期メンバーが、今回堂々とロッキンのステージを踏んだこと、16期の櫻井梨央もライブ前の円陣には参加したこと(衣装も準備されていたことが後日語られた)、ステージの後半戦で怒涛のメドレー攻勢があったこと、ロッキンのステージを済ませた後で野球観戦に出向いたメンバーが “体力おばけすぎる” と評されたことなど、逸話にも事欠かないステージとなった。
また、従来からハロプロをよく知るファンだけでなく、広く音楽を愛する人々が集うロッキンのステージとあって、初めてハロプロのパフォーマンスに接して驚嘆する声や、これまで話に聞いてはいたけれど、改めてそのステージを目の当たりにしてその凄みを再認識する声も多い。従来からのハロプロのファンがそれらの声を拾うことで、これまでとは一風変わったネット上の情報収集となってしまい戸惑う声すら聞こえてくる。
初めてハロプロのステージに接して驚く声の中には、業界で仕事をしている人も含まれており、こうした “ハロプロ再認識” の声が、今後の展開にどう繋がるかも楽しみだ。さらには、アンジュルムのステージ(PARK STAGE 12:05 ~)の配置に触れて、モーニングを見終えて他のステージへ向かう途中で、時間つぶしにふらりと寄れるようなものではないと指摘する(必ずしもアンジュルムのファンではない)参加者の声もあって、アンジュルムとしての集客の実力を指摘する向きもあるようだ。
こうした周辺的な逸話にも事欠かぬハロプロからのロッキン参加だが、何よりも大きいのは主催代表の紹介スピーチだろう。アウェイで始まったものを “自分たちの力でホームにした” という趣旨の “モーニング娘。の紹介” には、ハロプロのファンならずとも胸を熱くするのではないだろうか。
思えば、初期の黄金期のメンバーたちが抜けて行って、5期~8期で、なんとか支えていた(と表現してしまうような)時期に、当時のリーダー高橋愛が「先輩たちのおかげで今があるけれど、それでも、今の私たちが過去最強」と誇りをもって語っていたように、その当時のメンバーすら今では誰も残っていないが、モーニング娘。は当時から歌い継がれてきた楽曲も含めて、実に白熱のステージを繰り広げ、必ずしもファンばかりではない大向こうを唸らせた。
モーニング娘。を筆頭とするハロー!プロジェクトは、もはや日本の音楽シーンに確固とした居場所を築いたと言って良いのではないだろうか。そんな迫真のステージそのものについては、8月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』10月号の特別付録にレポートが掲載されるとのこと。刮目せねばなるまい。
モーニング娘。’22 2022 .8.12 GRASS STAGE 10:30 ~ |
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01・『浪漫~MY DEAR BOY~』 02・『リゾナントブルー』 03・『わがまま気のまま愛のジョーク』 04・『泡沫サタデーナイト』 05・『I surrender 愛されど愛』 06・『What is LOVE?』 ↓↓↓↓↓メドレー↓↓↓↓↓ 07・『そうだ! We’re ALIVE』 08・『Help me!!』 09・『One・Two・Three』 10・『LOVEマシーン』 11・『恋愛ハンター』 12・『恋愛レボリューション21』 ↑↑↑↑↑メドレー↑↑↑↑↑ 13・『ブラボー!』 |
アンジュルム 2022 .8.12 PARK STAGE 12:05 ~ |
01・『46億年LOVE』 02・『人生、すなわちパンタ・レイ』 03・『愛すべきべきHuman Life』 04・『大器晩成』 05・『夏将軍』 06・『友よ』 |
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