元℃-ute 鈴木愛理の武道館チケット一般発売が瞬殺している。
チケットぴあ他、各種プレイガイドの一般発売チケットが、軒並みソールドアウト(予定販売枚数終了)だ。
鈴木愛理は、ハロー!プロジェクトのアイドルグループ℃-ute の元メンバーで、所属グループを超えて、ハロプロのエースであると半ば公認されていたほどの人気を誇る。2017年6月に℃-ute が解散し、他のメンバーが舞台など独自の道に進む中、鈴木はじっくりとソロ活動の準備を進めていたようで、2017年大晦日のカウントダウンライブで、アルバムを作成していること、2018年春にソロ活動を始動することを告知して、その活動を待ち続けていたファンを熱狂させたことも記憶に新しい。
その正式な活動再開のアナウンスに伴って、いきなりソロでの武道館公演を告知したことは、そんなファンすら驚かせることになった。
ソロの武道館を告知したことで、そのプレリュードという位置づけとなった COTTON CLUB や Zepp Tokyo でのステージも盛況で、武道館ライブのFC先行予約を経て、今般5月27日の一般発売に至った次第だが、これが、どのプレイガイドでの申し込みにも、発売開始当日に軒並み予定販売枚数終了となったというわけだ。
熱心な鈴木愛理の信奉者であってすら、単独で満員にするのは厳しいのではないかと見る者もあって、いわゆる “DDによるハロプロ互助会” (DD(誰でも大好き)なハロプロファンを動員・参集することで、推しメン、推しグループではなくとも、会場を満員にすること)の発動を期待する向きもあった鈴木のソロ武道館だが、蓋を開けてみれば、一瞬でソールドアウトという結果になった。
これは、まだまだ「ハロプロのエースであると半ば公認されていたほどの人気」と言いながら、鈴木愛理の実質的な人気の程を、多くのファンすら過小評価していたということだろう。
互助会メンバーを自認するあるDDファンは語る。
「たとえば自分が熱心に推していてデビュー前から応援しているメンバーのソロイベントなんかで、最近になってニワカに “ファンです” なんて言い出す奴が当選して、自分が落選するのって悔しいじゃないですか。
だから、その意味で、ガチのヲタの邪魔をしちゃいけないと思って、FC先行では申し込みを遠慮していたんですよ。一般発売で買えるだろうって。甘かったです。
こうなったら、スクリーン裏の見えない席でも良いから、追加発売をお願いしたいですね。ええ、切実です!」
過去、鈴木が所属していた℃-ute の解散コンサートなどでは、本当に “ステージが見えない席” が販売された例もあり、そんな席すら “見えなくとも、この大事な記念日に、現場の臨場感を味わいたい” と願うファンによって、しっかり購入された例もあることから、このDDファンの述べるとおり、今回の一般発売で買えなかったファンも、まだ望みを(微かに)繋ぐことはできるだろう。
一方、6月でモーニング娘。’18 を卒業する12期メンバー尾形春水の卒業公演となる武道館公演も、ステージを遥か遠くに望むサイドスタンド席すら、すでに完売している。
ハロプロは一時期の低迷から脱しても、モーニング娘メンバーの卒業といった大きな画期でなければ武道館で公演を打てず、2013年の℃-ute がその桎梏を突破してからも、武道館の動員については不安視する声が聞こえ続けていた。そうした状況を背景として、今般の尾形春水卒業公演の完売と、鈴木愛理ソロ公演の一般発売瞬殺は、いよいよハロプロが武道館を平常運転し始める端緒となるかも知れない。
「だから、もう週末にブッキングしても大丈夫なんじゃないか」との声を最後に紹介して、追加販売に期待を繋ぐ記事を終えたい。
Do me a favor(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)
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出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS
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