それぞれの勝負の形も明瞭だった全ユニット競演の春の祭典、ハロプロひなフェス 2019/Juice=Juice & アンジュルム プレミアム

“来し方行く末” と勝負を切り分けた Juice=Juice

すぐ上で述べた ”自分たちの今現在置かれた状況を意識した選曲” ってことですが、たとえば Juice=Juice。

たとえば、31日のセットリストでは、モーニング娘。が『泡沫サタデーナイト!』、つばきファクトリーが『今夜だけ浮かれたかった』と、全ハロプロを広く見渡しても屈指の超強力な楽曲がぶつかり合うことになりましたが、そこで Juice=Juice は、自分たちのパートの、いきなりの初っ端で『Fiesta! Fiesta!』を持ってきます。そんな具合に、いきなり自分たちの空気に持って行けるだけの大技を持っていながら、プレミアム指定の30日夜公演では、『Fiesta! Fiesta!』は、きちんと流れの中に位置づけられた順番で披露されます。

プレミアム指定の公演では、それこそ最新曲から『ロマンスの途中』といった初期の楽曲までが、バランス良く配置され、そしてライブのラストを飾る全ハロプロメンバーで歌われる楽曲として Juice=Juice が自らの持ち歌からセレクトしたのは、かの大先輩から引き継いだ『Magic of Love』であって、少ない曲数ながら、Juice=Juice の来し方を振り返り、その行く末を展望するかのようなものでもありました。

こうした選曲が、 ”自分たちの今現在置かれた状況を意識した選曲” であるのは、それは、新メンバーを迎えたりする一方で、ついに結成時からのメンバーを送り出すに至って、モーニング娘。やアンジュルムに続けて、メンバーの入れ替わりによる新陳代謝が、果たして Juice=Juice においても機能するのかどうか、それが注視されている局面でもあるからだろうとも。

そう思って見ればこそ、Juice=Juice にあって最強レベルの大盛り上がり曲である『Fiesta! Fiesta!』が、30日のプレミアム公演では、しっかり Juice パート全体の中に組み込まれた形で披露されていたのに、31日のセトリでは、自分たちのパートの初っ端でブッ放して来たこともまた、なんか “うわっ、勝負に出てるなあ” って感じが強めだったりして。

Juice=Juice プレミアムアンジュルム プレミアム
01.ロマンスの途中
02.CHOICE & CHANCE
———-
28.微炭酸
29.KEEP ON 上昇志向!
30.Fiesta! Fiesta!
31.カラダだけが大人になったんじゃない
—– 全現役メンバー —–
32.Magic of Love(J=J 2015 Ver.)
19.Fiesta! Fiesta!
20.微炭酸
21.Borderline

31日のライブでポニーテールにしてきた植村あかりさんの美少女っぷりにも、衣装チェンジにあたってスリムジーンズで攻めてきた段原瑠々さんの妖艶さにも、高木紗友希さんの斉唱にも、やっぱり惹きつけられた Juice=Juice のパフォーマンスなんですけど、今般、目を見張ったのは、改めて凄まじい稲場愛香さんのフィジカルです。なんか叱られるかもしれませんが、それこそ、『Fiesta! Fiesta!』の大迫力に、稲場さんのフィジカルが実にふさわしく、そのパフォーマンスは今後も刮目かと。

ひなフェス 2019 Juice=Juice プレミアム 他グループによるカバー曲
25.TOKYOグライダー(Juice=Juice)by カントリー・BEYOOOOONDS
26.禁断少女(Juice=Juice)by つばきファクトリー・アンジュルム
27.Goal~明日はあっちだよ~(Juice=Juice)by こぶしファクトリー・モーニング娘。’19

プレミアム公演では、プレミアム指定ユニットの楽曲を他のユニットがカバーするパートがあって、オリジナルのユニットによるパフォーマンスを離れた分だけ、その楽曲そのものの特色が鮮明に出たり、カバーする側のユニットの色合いが染み出て新しい魅力が合成されちゃったりするわけで、これまた醍醐味のひとつです。

ここでは『Goal~明日はあっちだよ~』の、こぶしファクトリーによるカバー が素晴らしかった(もちろん全部すばらしいんですけども)。こぶしファクトリーを、いつまでも、そういう(どういう?)色眼鏡で見てるみたいで申し訳ない気持ちもありつつ、力強く明日に向って歩き続ける局面だけでなく、今現在の立ち位置を見通せない不安も同時に歌う『Goal~明日はあっちだよ~』だからこそ、こぶしファクトリーによるカバーは珠玉のものとなりました。

…って、アンジュルムのプレミアム公演でも、こぶしファクトリーは、それらしい楽曲のカバーに配されていて、上記のことは、投稿者の印象というよりは、しっかりと意図された演出なのかも…ってところで、アンジュルム以下については次のページにて。


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