「皆さんが創ってくれた」宮崎由加が、明日のJuice=Juice を創った CONCERT TOUR 2019 ~JuiceFull!!!!!!!~ FINAL 宮崎由加卒業スペシャル

選択に困る良曲から、しっとり未来へ向ける眼差しまで

まずは、冒頭の新曲を含めた4曲にあって、『微炭酸』のイントロの盛り上がりが凄かったことに率直に驚いたことをお知らせです。

01.ポツリと
02.この世界は捨てたもんじゃない
03.微炭酸
04.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?

そんな辺りからして、いろんな楽曲の “鉄板化” も、しっかり確認できる(つまり、Juice=Juice のグループとしての熟し具合も確認できる)ファイナルのライブだったというわけです。

次の結成当時の楽曲をまとめたパートなんかも、懐かしい楽曲って以上に “待ってました” という感じの濃厚さが明らかだったりします。

05.ロマンスの途中
06.五月雨美女がさ乱れる
07.私が言う前に抱きしめなきゃね
MC 思い出の曲 ツアーの裏テーマ

この辺りの楽曲のまとめ方は意図されたものであるようで、金澤さん曰く「由加ちゃんと一緒にパフォーマンスするのも最後になる楽曲もあるだろうから」なるべく多くの楽曲をセトリに含めているんだとか。あの曲や、この曲が、さあ、どこで出てくるか、楽しみにしていてねとMCにて。

確かに、そんな具合に楽曲を詰め込もうと思ったら、そうするしかないのはわかるけれど、いくつかの楽曲はメドレーでの部分的な披露に留まったのは惜しかったなあとも思います。

↓↓↓↓↓メドレースタート↓↓↓↓↓
08.Vivid Midnight
09.伊達じゃないよ うちの人生は
10.アレコレしたい!
11.ブラックバタフライ
12.チクタク 私の旬
13.素直に甘えて
14.愛・愛・傘
15.裸の裸の裸のKISS
16.愛のダイビング
17.Never Never Surrender
18.KEEP ON 上昇志向!!
19.Goal ~明日はあっちだよ~
↑↑↑↑↑メドレー終わり↑↑↑↑↑

もの凄く個人的に、Juice=Juice の歩んできた道程を象徴するかのようなところがあるから、今般のライブでも披露されたなら泣く気満々で待ち構えていた『Goal ~明日はあっちだよ~』がメドレーに組み込まれてしまったのは、やや残念だったけれど、逆に言えば、それほど選曲に困るほどの良曲だらけってことで、そのこと自体が、改めて別の意味で Juice=Juice の歩んできた道程を象徴しているのかとも思えます。

先輩たちの歩んだ道を正しく継いで

…というのも。
「選曲に困るほどの良曲だらけ」というフレーズで、投稿者は DD(誰でも大好き)なもんですから、Berryz工房℃-ute を思い出していたりします。

無期限活動停止に入る直前、ラストの武道館ライブに向けて “これぞ Berryz工房” という楽曲を大量に温存しながら、それに先立つ有明コロシアムの Berryz祭りでのセトリを被り曲なしで余裕で組めていたことの驚きは、ベリヲタに強い印象を残しています。

℃-ute も、2016年の “℃-ute の日” 前後で、その段階での全シングルの全披露に加えて、これまた、まったく被りなしのイベント1公演あたり10曲のセトリで都合30曲を披露するという、とんでもない企画を実施していたりします。

Berryz工房も℃-ute も、有り余るほどの豊富な楽曲から、どれをどう組み込もうとも、ファンが唸る鉄板のセトリが組めたものでした。そして今、そうした先輩ユニットの衣鉢を継いで、Juice=Juice もファイナルのセトリを組むにあたって取捨に迷うほどの鉄板曲だらけになったという次第です。

と、ここまで述べてきて、個人的な述懐を差し挟むことを許して下さいな。

あれは、℃-ute のパシフィコ公演のこと(『℃-uteコンサートツアー 2013春 〜トレジャーボックス〜』6月29日 パシフィコ横浜国立大ホール)。オープニングアクトを、結成間もない Juice=Juice が勤めていました。

“5年前は埋められなかった” と矢島舞美さんが泣いたパシフィコ横浜国立大ホールでのツアーファイナル(参考記事:「℃-ute 第三章の胎動 ~℃-ute 2015秋ツアー『℃an’t STOP!!』中間報告~」)、そのバックステージ映像として、電車を乗り間違えてリハーサルに遅刻しそうになって泣いている植村あかりさんの姿が、℃-ute のDマガに収められているのは、皆様、ご存じの通り。その同じパシフィコで、℃-ute メンバーがライブのリハを終えて「本番よろしくお願いします」とスタッフさんたちにご挨拶している様子を、客席からデビュー前の Juice=Juice が見学していた様子も。

そんなことを思い出すのも、その幼かったグループが、今、先輩と同じように、豊富な楽曲の選択にも困るようになるまでに成長して、そしておそらく、あの日の先輩と同じように、スタッフさんに「本番よろしくお願いします」とご挨拶したであろう武道館ライブを開催しているという、その流れに改めて(セトリのあれこれから)思い至るから。

その意味でも、これまでの積み重ねてきた想いを込めて、卒業のセレモニーを経て、武道館ライブは次の楽曲をもって締め括られます。

31.続いていくSTORY
32.未来へ、さあ走り出せ!

*****

続いて来た…ではなく、続いていくストーリーということで、明日に向って「さあ走り出せ!」と歌いあげて、宮崎由加のファイナルステージは幕を閉じました。

セレモニーのお手紙朗読では、”歌もダンスも何もわからなかった自分が、ここまで来ることができたのは、ファンの皆さんのおかげです” と、そういう意味で「皆さんが私を創ってくれた」と述べた宮崎さんは、全てが終わった後のダブルアンコールで顔を出してくれた ゆかにゃ は、「明日からは私も Juice ヲタです」と述べて、皆さんと仲間ですねと微笑んで、最後にもう一回、大きく会場に手を振って去って行きました。

可愛いけれど個性が豊かすぎる困った妹たちの様子に、今日で卒業するって言うのに、ずっと笑顔でいたリーダーは、明日からの活動に自分でも楽しみでしょうがないと嬉しそうに明言して Juice=Juice の6年間に終止符を打ちました。最後に「またね」と言い置いて。

Juice=Juice 初代リーダー宮崎由加のアイドルとしてのファイナルを飾った2019年6月17日の武道館コンサートは、愛らしい子狸にも似た頼れるお姉さんのニコニコとした笑顔で締め括られた、実に素晴らしいコンサートでしたよ。

(文=kogonil)

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