道重さゆみ、30歳を迎えて余裕の “うさちゃんヘアー” に驚きが連続して理解が追いつかない SAYUMINGLANDOLL~BIRTHDAY LIVE 2019~

はじめに 一夜限りがもったいない

2019年7月13日、Zepp DiverCity において、30歳という節目を向かえる道重さゆみさんが、ファンのみんなに、お誕生日を “お祝いさせてあげる” ためのソロライブを開催しました。

えっ?さゆがソロライブだって?

そう思った方も多いでしょう。むしろ古参で、道重さんのモーニング娘。時代をよく知ってるファンほど、そう思う方も多いのではないでしょうか。って、ご本人もご挨拶で言ってましたけどもね、「加入したばっかりの頃は歌割りももらえなかったのに」って。そんな道重さんは、しかし、30歳の誕生日にちなんで、トータル30曲を2時間以上のライブで高らかに歌い上げました

実は私も思ってないわけじゃなかったんですよ。
ソロライブと銘打ちながら、半分くらいはトークなんじゃないかって。
ソロライブと告知しながら、お誕生日でもあれば、バースデーイベントのノリで1時間ちょいくらいで終わるのかな?って。

ところがどっこい。蓋を開けてみれば、2時間超えのガチライブで、30曲をたった一人で(ゲストはバックダンサーのみ)歌い切っちゃったのですよ、道重さんは。

2時間越えで、たった一人のソロライブとなれば(メンバーと歌割りを分担できるわけじゃないから)体力的にもかなり厳しいものだったと思われますが、それだけじゃなく、その30曲すべて、しっかり聴かせます。もちろん、いわゆる “加工した声” ではあるんですけど、モーニング時代のいくつかのソロ曲や再生以降の SAYUMINGLANDOLL 公演の楽曲は、その加工を前提に仕上げられており、だからこそ響くような旋律やメロディや歌詞回しだったりして、その点でもまさしく(ここ強調しておきますね、楽曲のパフォーマンスという点でこそ)道重さゆみ無双の2時間十数分だったのでした。

道重さゆみ はカッコ良かった

そう、私たちが道重さんを良く知るからこそ、だからこそ、2時間を超えて30曲を歌いあげた道重さんはカッコ良かった…って書くと、みなさんにも納得いただけるんじゃないでしょうか。あの横アリ卒業公演のアクシデントだけじゃなく、現役時代を通じて、体力がないことからステージ上で十分にパフォーマンスできなかったといったエピソードは、本人の口からも頻繁に語られたところでしたから。だから、そこを基点として、それとの落差を記述して、”2時間を超えて30曲を歌いあげた道重さんはカッコ良かった” と書けば、当日の現場に来ていなかった古参のハロプロファンにも納得いただける筋の話になるとは思います。

でもね。
これが、そうじゃなくて、そんな落差を敢えて導入しなくたって、この日の Zepp DiverCity に登場してきた道重さんは、最初っから、とんでもなくカッコ良かった。そしてセットリストのラインナップを歌い進める瞬間毎に、そこに屹立する 道重さゆみ はそれだけで十二分に大向うを大納得させるほどカッコ良かったのです。

それは、真剣で一生懸命だからカッコ良く見えるというよりは、むしろ、これまでの履歴を踏まえて、どこか道重さんに余裕があるようにも見えてのカッコ良さであったようにも。

思えば、当日も披露された『Fantasyが始まる』なんて、2019年の記念碑的な「ひなフェス」でのパフォーマンスを挙げるまでもなく、それこそモーニング時代から、道重さんのパフォーマーとしての凄みを物語る楽曲でもありましたよね。

思えば…を続ければ、リハーサルやレッスンで、一番しっかりダンスをしてる、一番きっちりダンスを身体に入れて現場に来てるってことは、ダンスの先生だけじゃなく愛ちゃん(5期メンバー高橋愛)の証言もありましたもんね。

ええ、2019年7月13日の 道重さゆみ は、カッコ良かった。

道重さゆみ は美しかった

このように、堂々と “今日、ここに集まったファンは、みんな、わたしを見に来た” と確信し切っていたところ、完全なホームであることに安心していたところから、ある種の余裕が感じられたこともあってか、この日の道重さんは、さらに、いつにも増して美しかった

これも、”そりゃお前はファンなんだから、道重さんを美しいと思うだろうよ” と、みなさん、思ってますよね。おっしゃるとおり、わたくしは、ずーっと道重さんのことを(とりわけリーダーに就任してより此の方)美しいと思っています。むしろ再生してから、少し余裕を持ってマイペース風に活動を続けている(からか、少し丸くなってる)現在よりも、モーニング卒業間際の道重さんは、壮絶とも形容できるほどの美しさだったと思っておりますよ、そりゃもう。

でもね。
これも、そういった、道重さんに対してファンから投げかけられる賛辞として “美しい” ってのとは、また違っていて(もちろん、そういう意味でも美しいのは当然のように美しいんですけど)、どこか余裕を持ってステージに臨んでる “遊び” の部分と言うか “ゆとり” の部分が、実に美しかったのでした。

道重さんは言います。曰く「『Happy大作戦』で、リズムに合わせて左右に揺れてる みんな を見てて思います…可愛いなあ…って♪」と。この Zepp DiverCityを埋め尽くすファンを「可愛い」と愛でる道重さんが、どれほど神々しかったことか。

SAYUMINGLANDOLL 公演の楽曲のスタイリッシュさや疾走感も、実に美しかったけれど、メドレーを終えて、ライブの後半はモーニング時代の楽曲が 道重さゆみソロバージョンとして畳み掛けられます。たった一人で奏でられる『大きい瞳』と『私の時代!』が、いかにカッコ良く、そして美しかったことか

*****

そう、道重さんは、カッコ良くて美しかった。それは、レッドに黒を羽織ったラメラメのオープニングの衣装にも象徴されるように、ほんとにカッコ良くて美しかった。

しかし、この誕生日の道重さんの真骨頂は、さらにその上を行くのでした。

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