Berryz工房の あの頃と今と
Berryz工房らしさが随所に光るディナーショーだったかと。
それは、須藤茉麻さんのファンであれ、夏焼雅さんのファンであれ、熊井友理奈さんのファンであれ、Berryz工房というグループ全体を愛するファンであれ、上の3人以外のメンバーのファンが空気の一端なりとも感じようと参加したのであれ、いずれベリヲタであれば随喜の涙を流さないではいられないほど。
私としては、熊井ちゃんに嬉しそうに突っ込んでる雅ちゃんが楽しそうで、それだけで泣きそうでした。基本、熊井ちゃんがボケているのに対して突っ込んでる夏焼さんなんですけども、その雅ちゃんの突っ込みも微妙にピントがズレていて、最終的に全部まとめて茉麻が面倒見て処理してる場面もあったりして、いやほんま、いずれベリヲタであれば随喜の涙を流さないではいられないほど。
今、熊井ちゃんに突っ込んでるのが嬉しそうだと述べた雅ちゃんなんですが、雅ちゃん、ほんとに嬉しそうなんですよ。やっぱり、こうして、ステージに登れているのが嬉しいってのはあるだろうけど、茉麻と熊井ちゃんと一緒で、そして Berryz工房の曲を歌えるのが、ほんとに嬉しいんだろうなって思います。よく、こうしてメンバーの楽し気な表情を現場から伝えるファンに、冷笑を浴びせかけるネット弁慶な声も散見されるけれど、まさに現場で目の当たりにした表情が “演技” なのだとしたら、それはそれで超脱帽ってところです。嬉しそうな雅ちゃん、めっちゃ可愛かったですとも。
それに… セトリには Buono! 曲も含まれているけれど(後述)、Buono! といい、PINK CRES. といい、3人組のセンターで歌っている夏焼さんって図の見事な事と言ったら!。熊井ちゃんや茉麻と楽しそうに絡んで、あの頃の雰囲気を蘇らせてくれているだけじゃなく、やっぱり “歌声” っていう点でも、雅ちゃんが加わったことで、すばらしい空気の振動を体験できました。茉麻も言ってたけど、だって「Berryz工房のメインボーカル」がいるんだもんね。
須藤さんは、”この一週間、何してた?” 的なトークテーマに、「アニメ!以上!」と言い切ったり、ソロ曲のセレクト理由を問われて、「好きだから!以上!」と、短いフレーズで言い切って、それこそ気風の良いイケメン的な印象を押し出しているようでいながら、実は、トーク時間の節約を心がけていたのではないかと。熊井ちゃんにしろ、雅ちゃんにしろ、久しぶりに顔を見るファンの皆さんの前で、嬉しそうに楽しそうにトークするもんだから、やっぱり長めのトークになっちゃうのは避けられなくて… もちろんトークの内容的にも茉麻が最後のお世話をしてるってところは多かったけれど、時間的にも、茉麻は自分が話す部分を短くしようと意図していたんじゃないかなって。なんか、損な性分ですよね、Berryz の母だけに。
そして熊井友理奈さん。
何度もソロでのディナーショー経験が豊富であることを、茉麻からも雅ちゃんからも指摘されていたけれど … そして、その豊富なディナーショーにほとんど皆勤で参加して熊井ちゃんが歌ってくれるところを見てきたけれど… やっぱり、ベリメンと一緒だと、本気で明らかに幼く可愛くなってるのが明瞭です、友理奈さん。楽曲中のアイコンタクトも、トーク中に雅ちゃんから突っ込まれる時も、あの端正な顔立ちを “クシャっと” させて満面の笑顔です。いつも美人で可愛いけれど、やっぱりそれでも無意識にではあっても、ソロでステージに登る時には、それなりに緊張していたんだなあ… って、それが伝わるのも可愛ければ、ベリメンと一緒だと、一気に幼くなってるのも、まことに可愛いですよね。
あの頃と重なる楽曲たち
大人になったメンバーたちが(活動停止から7年半)それでも往年の雰囲気を最大限に蘇らせてくれるステージ、大人になって美しいメンバーたちを眼で見て、あの頃を蘇らせてくれるメンバーたちの気持ちを感じ、さらに、そこに “あの頃の記憶” を重ねて、何重にも重ねられた複雑な魅力が横溢したのは、メンバーたちだけでなく楽曲についても同様です。
12月10日のディナーショーでは、アンコール明けに歌ってくれた『永久の歌』で泣いてしまった次第ですが、17日や18日では何故か『白いTOKYO』で泣けてしまって。
キャプテン清水佐紀さんが引退しちゃってるから(参考|「清水佐紀、最後のBDイベは果たされない「またね」の約束で… 嗣永からのお祝いの行方は? バースデーイベント2021~Bye Byeまたね~」)もう聴けないと思ってたってのはあるんだけど、雅ちゃんも茉麻も熊井ちゃんも、全然 ZYX メンバーではなかったのに、あえて選曲してくれたのが嬉しくて。
Berryz工房のレポから、ちょっとズレちゃいますけど、ごめんなさい。
つばきファクトリーの山岸理子ちゃんが、ファンクラブイベントの企画コーナーで、”ハロプロの冬曲は?” ってクエスチョンに、他のメンバーが自分たちの『低温火傷』を答える中、ナチュラルに『白いTOKYO』って答えて、リーダーなのに自分のグループの曲を挙げないんだ的な空気になったときに「だって好きなんだもん」と応じたことがあって。それ以来、それまでも好きだった理子ちゃんのことが一層可愛く見えたりしているほど、わたしもこの楽曲が「だって好きなんだもん」と言いたい。素晴らしい楽曲です。
また、この曲を歌ってる雅ちゃんも茉麻も熊井ちゃんも、なんか嬉しそうで。
嬉しそうだって言うなら、『さぼり』が胸に響くことったら!
途中の “けんけんぱー” なんですけど、ちょうどそのタイミングの歌割担当が茉麻で、”けんけんぱー” のタイミングで雅ちゃんと熊井ちゃんが眼を合わせてニッコニコしてましてね…。10日側のレポでも触れたことですが、往時のステージでは、あまりに “ガキんちょっぽい” っていう印象がメンバーにも強かったのか、あえてスルーすることもあった “けんけんぱー” を、すっかり大人になったメンバーが嬉しそうに実演するのを見ていると… それも “けんけんぱー” そのものが愛らしいだけでなく、”ほら、いま、わたしたち、けんけんぱー、やってるよ♪” と言わんばかりのメタな自己言及も込みでニッコニコなもんだから…
グループの活動停止を乗り越えて数年後に集まってるってことで醸し出される “何重にも重ねられた複雑な魅力” って、ほんとにファンには刺さる次第。
もちろん、『永久の歌』。
「♪忘れないあの日の歌と キラキラと輝いた夢」とか、「♪最高に幸せな時間 積み上げた小さなプライド」とか、2014年のラストツアー『Professional』で感極まって歌えなかった雅ちゃんが思い出されるわけですが、その雅ちゃんが目の前で嬉しそうに、その同じフレーズを朗々と。
Buono! の『ロッタラ ロッタラ』だって、「♪幸せになるため産まれ 誰かを幸せにするため生きていくんだ」って、あなたたち、いったい、どれほどの人に、どれほどの幸せを与えてくれたんだ… ってなことを思ってしまって涙が止まらないわけですが。
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ああ、いかん、こんなことを書き連ねて行っては、本気でレポが終わらないし、個々の楽曲について溢れ出す何事かを漏れるに任せていては、とても読むに堪えるテキストにならないだろうってことで、その辺りは割愛し、なんとか筋を追えたトークを中心に以下、ページを切り替えてディナーショーの模様を。(ええ、筋を追えない “わちゃわちゃ” も多かったんですよ)
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