モーニング娘。’23、25年の積み重ねの突端として新メンバーをお披露目した武道館公演!

モーニング娘。’23、25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ~glad quarter-century~ at 日本武道館〔承前2〕

怒涛のメドレー終わりで、メンバー全員によるこの日の感想とご挨拶。

櫻井梨央 私事ですが、あと3日で加入1年を迎えます!
(まだ1年未満で、このパフォーマンスだったのか!と再度驚く)
内容盛りだくさんだからこそ、メンバーとたくさんお話しできて思い出も増えました
17期メンバーが入って来て先輩になりました!
先輩になって変わって行くかもしれない私をこれからも見ていてください♪
山﨑愛生 私事が2回目また続いちゃうんですけど、17歳最後です。
みなさん、17歳の愛生を眼に焼き付けられましたか?
18歳の愛生も、よろしくおねがいしま~~す♪(ニッコニコ)
岡村ほまれ 気づいちゃいました!
こうやってステージに立っている時が、自分が一番にアイドルで楽しいです♪
みなさんも日常で辛いこといろいろあると思うんですけど、そういうときは、ここへ来て、リフレッシュして一番楽しい… 感じ?どういう感じ??… 気持ちになって頂けたら嬉しいなと♪
北川莉央 100%入った武道館は、15期以降は初めてなんです。
先日、15期4周年を迎えまして、これからも見守ってていただけたらと思います♪
横山玲奈 こうやって皆さんの声が聴ける武道館公演って久々だったので、なんかそれだけで、今日のライブ、元取れたなって。
え~~、ちょっと名前呼んで欲しい!
(会場から大声援が飛ぶも)ちょ、ちょっとまって、せ~のって言うからさ♪
れいなね、れいなだよ、いくよ、せ~~~の!(→ 会場大コール)
羽賀朱音 25周年のツアーってことで、豪華なツアーだったんですけども、この2着目の迷彩の意匠… 実はあ… 生田さんが考えたんです♪
みんなで生田さんに「ありがとうございます」って言いましょ。せ~の、ありがとうございます
生田「ど~~いたしまして♪」
私も網タイツを褒めてもらうことが多くて、私に網タイツを履かせた方(=生田)に金一封を進呈したい。
牧野真莉愛 今日のみなさんの声援のおかげで勝つことができました。ありがとうございます。
それでは一本締めで〆たいと思います。よぉ~~お、パン!
まきのまりあでしたあ!
真莉愛さんのご挨拶で〆ったからと、ご挨拶全体を終わらせようとする9期の姐さんたち
野中美希 (いつも、牧野さんのご挨拶のあとで、非常にやりにくそうで、可哀想な野中さん)
実はわたし、目標を物理的に掲げながらこのツアーをやってたんですよ♪
胸元の “TIME YOU ENJOY WASTING IS NOT (WASTED TIME)” (=楽しんで無駄にした時間は、無駄な時間ではない) って標語を読み上げる
小田さくら 平日の夜ってことで、学校やお仕事に行ってた方も多いと思うので、日常のご褒美の時間になりましたか?
(会場からの大歓声に)良かったです♪ これからもモーニング娘。は、皆さんを応援しています♪
石田亜佑美 2013年に発売した『大好き100万点』を譜久村さんと歌わせていただいてるんですけども、こんな曲を石田が歌うって、人によっては意外に思うかもしれないんですけど、2013年に つんく♂さんが、譜久村と石田って選んでくださった曲だし、それが10年経ってオリジナルで歌ってるって、凄いことだなって思います。
生田衣梨奈 楽しかったですか~~~!
エリもめちゃくちゃ楽しくて…(カメラを探して)DVDをご覧の皆さん、楽しんでますか~~!
これはDVDになるけん、今だけじゃなくて終わった後も楽しかったなって思えるようなコンサートに♪
譜久村聖 改めましてモーニング娘。結成25周年を迎えられたのは、応援してくださってる皆さんのおかげです。ありがとうございます!
この25周年でこんなにたくさんの曲をやっちゃおうと思った大人たち、なかなかハードなものがありましたけど、それだけ私たちが信頼されてるんだなって♪
一曲ごとにたくさん思い出がよみがえってきます。25周年、まだまだ楽しみな事があると思うので… 気合入れを!
モーニング娘。の未来に向けて、がんばっていきまっしょ~~い!

メンバーの感想を終えて、新規オーディション開催の告知を入れつつ…

残り3曲だと告知してからの、客席の「エ~イング」を、「じゃあ1曲にしますぅ?」と石田さんが軽くイジって…

39.そうだ! We’re ALIVE

ハロプロ顔にあっても、見事に典型的なハロプロ顔なんじゃないかと思える櫻井さん、嬉しそうにニコニコしてるニコニコが、異様に目立ちます。ニコニコな笑顔が映えるのがハロプロ顔ってことかと。

小田ちゃんのソロパートは、もしかして音響さんが独自の効果を入れてるんじゃないかってくらい、他と響き方が違いますね。

センターステージへ移動して「♪あ、びゅりほ~すた~」の繰り返し部分、みんな眉間に皺寄せて怖めの表情を作って… 「♪し、あわせに、なり、たい」と転調するところでニッコニコで、この落差に(メンバーの表情の落差に)こちらも思わず笑顔になります。

40.泡沫サタデーナイト!

どうやら、モーニング娘。の鉄板中の鉄板勝負曲は『泡沫サタデーナイト!』ってことのようです。ってか、イントロだけで、充分にアガりますもんね。

DJ は、この日の武道館の2日後が誕生日の山﨑さんとこの愛生ちゃん。「新メンバーが加入して新体制になるモーニング娘。、これからも、よろしくね~~~♪」ってニッコニコなまんま手を振っています。鉄板なだけじゃなく、非常に使い勝手の良い楽曲でもあります。

サビの部分をメンバーたちが唱和するところ、なんだか生田さんが音頭を取ってるみたいな感じもあって、いろいろと合いの手を入れたりだとか、けっこう自由にアレンジの効く鉄板曲ってのも珍しく、多くの勝負曲が(アンジュルムを除いて)それを歌うまでの筋道をしっかり付けてやらなきゃいけないのに対して、いかにも自由ですね、泡沫。

41.みかん

そして本編最後は、この曲で。
往年の “あの曲” が、ライブの〆に相応しいだけでなく、切ないくらいに感動的な内容を歌い上げながら(「♪じんせいはいっかい」)、しかし、しっかりボルテージを下げず熱量を保ったまんま終局に持ち込めるだけの盛り上がり曲でもあるっていうのは、25周年の厚みですねえ、ご同輩!

*****

メンバーたちは『みかん』終曲と同時にそのまま引き上げていきますが、客席からはアンコールの声が二重、三重に木霊します。

↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓

42.HEAVY GATE

ギラギラの衣装に着替えてメンバーたちが登場して来て…
なんと新曲です。

これまで散々、「往年のあの曲」だの、「懐かしさと現場感覚の混在」だの、いかにも古参ファンに寄り添った、25周年の積み重ねを象徴する “これまでの楽曲” が繰り出されていることを強調しておきながら(← ライブの構成それ自体がね)ここへきて新曲です。
ある意味、ひっくり返りますよね。

しかも、激しめな基調の上で、なかなか複雑な曲調で、単純なリズムとは言えない感じで、メンバーたちが楽し気にパフォーマンスしてるのが不思議なほど。なるほど、公式の動画チャンネルで、ダンスレッスンの密着などが楽しみになるわけです。

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アンコール衣装が初衣装であること(シルバーのギンギラギンで王冠なんか付けちゃって!)が生田さんからお知らせ。「可愛いでしょ?」って客席への強要もありつつ、譜久村さんから8月に結成25周年を記念したベストセレクションアルバムの発売がお知らせされます。詳報は後日って感じでパフォーマンスに戻り…

43.よしよししてほしいの

メンバーがペアになって “よしよし” してたり、あごをこちょこちょしてたりするフリの部分、櫻井さんと愛生ちゃんがペアですよ!

コロナ真っ最中にリリースされた楽曲だけに、コレオグラファー諸氏も、メンバー相互の距離を多めに取っていたようですが、もう令和も5年ですし、もうちょっと近寄っても良いかもしれませんね、櫻井さんと愛生ちゃん!(← 社会的に賛否両論あるところを、個人的なファン気質だけで記述内容を押し切ってしまった点、申し訳なく思っております)

44.ドッカ~ン カプリッチオ

生田さんも言っていたようなキラキラな衣装なのに、どっかんとガニ股で、伝統空手の騎馬立ちのように、すとんと低く腰を落とすメンバーたち。女の子らしいミニスカートでひらひらの衣装なのに、どっかんと大の字になって大きく飛び上がるメンバーたち。とりわけ、大きく爪先を外に向けてガニ股で、どっか~~んと腰を低く落とすパートなど、うっかりすると “女の子らしくない” 姿になろうかってところなのに、なんでこうも魅力的なんですかね。

楽曲のフリ付けなのに、武道、武術の演武のようです。

45.ここにいるぜぇ!

いやあ、さすがにアンコール以降の3曲目で『ドッカ~ン カプリッチオ』が来たから、それでラストだと思ったよね。もう一曲なんて、お腹いっぱいですよね。

しかも「♪じぶんを ぶちやぶれ」のところ、悪~い顔して愛生ちゃんが担当しています。悪~い顔してニッコニコです。

ここまで何とざっと45曲ですよ、奥さん!
さすがに聴いてるこっちもお腹いっぱいなんですけども、これを実演し切るメンバーたちたるや、まさかフェスの現場ではなく、九段下は武道館で、こんな “体力オバケ” っぷりを見せつけられるとは。しかも、ギリギリまで客席イジリを止めないし。パンダさんパワーも会場に放たれるし。ほんまに、真面目にお腹いっぱいです。

モーニング娘。驚くべき最高のエンターテインメントです。まったく!

おわりに 個々の楽曲のテイストが再現されているようにメンバーも

上に延々述べてきたように、とりわけメドレー部分で顕著だったんですけども、短いフレーズで次々と楽曲を渡り歩きながら、さらには、その楽曲がリアルタイムでリリースされていた時期にはまだ全然メンバーではなかった若きメンバーたちによってパフォーマンスされながら、しかし、しっかりと個々の楽曲らしさが蘇っているのが驚異だと、そう記述しました。

しかし、個々のテイストが鮮明なのは、楽曲だけではありません。
モーニング娘。にあっては、ある時期からフォーメーションダンスが売りとされ、それでなくとも、個々のメンバーにとって、自分が加入する以前からの楽曲といったものが豊富にあるわけで、一見すると、モーニング娘。という全体に奉仕し貢献すべきパーツと化すかのような印象もあったりしますが、しかし、個々の楽曲が(往時を知らぬメンバーにパフォーマンスされながら)個々のテイストを蘇らせているように、グループ全体としてパフォーマンスしながら、やはり個々のメンバーの魅力も鮮明です。

リーダー譜久村聖さん、歌唱でもダンスでもバランスよく全体を底支えしながら、今般、いつにも増して美しかった。フクちゃん、美しかった。

美しかったというなら、髪を暗くした生田衣梨奈さんの整い方たるや驚くべきレベルです。ご挨拶のMCで、いつもやらかすスベりっぷりも鳴りを潜めるほどに。

石田亜佑美さん、ここぞという要のタイミングでは、いつもステージの中央で(あんなに小っちゃいのに)大きく踊っています。

小田さくらさん、ご本人は不本意かも知れませんが、やはり圧巻の歌姫です。小田ちゃんが発話すると空気の振動が違います。

野中美希さん、巻き巻きの髪形が可愛かったですね。特徴的な個性をたくさん持ってるくせに(いや英語とかプロデューサー気質とか、懐かしいアクロバットとか)あんまり強めにそれらを押し出さず、しかしニコニコと嬉しそうな表情が、とても愛らしいですね。

牧野真莉愛さん、とりわけ迷彩柄という2着目の衣装について、自粛せねばならぬ場面が多すぎです。大丈夫か?って心配になったり。それほど、抜群のスタイルとルックスってわけで。

羽賀朱音ちゃん、綺麗になりました。加入当初、一部から言われていたように、あの先輩を彷彿させるほど、綺麗な顔立ちです。美人さんです。

横山玲奈さんも、ビックリするほど美しかったけれど、終わりのご挨拶の素直な語り掛けが、実に愛らしかったですよね。

北川莉央さん、言うまでもなく美人ですよね。加入当初、スキップすら危うかったのに、パフォーマンスの足技も見事です。

岡村ほまれちゃん、めっちゃ背が高くてパフォーマンスが映えます。牧野ラブリンと互角で。

山﨑愛生ちゃん、歌唱もダンスも、とんでもなく見事に大成長中です。そして、めっちゃ可愛いです。

櫻井梨央さん、一番に歴が浅いことが信じられないくらいで、何より、表情が目に飛び込んできます。そんなに造りが強烈なわけではないのに、笑顔や驚いた表情が、あまりに明瞭で。

と、そんな感じで個々のメンバーの魅力もまた個別に明瞭であるからには、井上春華さんも、弓桁朱琴さんも、この先、どんな魅力を放ってくれるか、もう楽しみでなりませんよね。ええ、25年の積み重ねの、その突端として

(文=kogonil)

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